看護師で臨床経験なしは不利なの?仕事の実情と転職について

看護師で臨床経験なしでも仕事はできるの?

臨床経験なしだけど転職したい!

という疑問や思いを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

結論から言うと、臨床経験なしでも就職や転職は「できます!」

ここでは、転職などの仕方も踏まえて解決していきますね。

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臨床経験なしで看護師として働ける?

臨床経験とは、医療現場での実務経験の事で求人にもよりますが病棟だけでなく、外来やクリニック、訪問看護の経験も含まれます。

その一方で病棟以外の勤務は臨床経験に数えないという採用担当者もいるのが現状です。

現在、看護師は慢性的な人手不足とされているため「臨床経験がない」若しくは「少ない」方に対しても需要は少なからずあります。

また、長期離職でブランクがある方にも復職支援が「看護協会」で行われているので、研修を受けてから復職する方法もあります。

求人票に病棟での臨床経験の記載がなければ、病棟以外での医療機関の経歴もカウントできる場合もあるので、確認すると良いでしょう。

また採用担当者は経歴のみを見ているのではなく、求職者のスキルや知識、熱意も見ています。

どうしても働きたい職場が「臨床経験が浅い」などを理由に諦めるのはもったいないので、一度問い合わせるのもおすすめです。

臨床経験がなくても、就職しやすい職場について紹介します。

クリニック	19床以下の診療所を指します。夜勤の有無が選べたり、週末はお休み、急患の受け入れも少ない所が多いです。家庭との両立ができるのがメリットです。
介護・老人福祉施設	老健などでも看護師は必要とされています。介護職やリハビリスタッフ、医師と連携し働く環境が特徴です。チームワークや介護スキルを身につけることが出来ます。スキルアップにも繋がるのがポイントです。
精神科病棟	じっくりと患者さんと向き合い、一刻を争う事態も少ないです。ゆっくり学べる職場と言えます。医療行為が少ないのも特徴です。
教育体制の整った病院	事前体験や点滴、採血、薬剤管理などの訓練や研修を受けることができる環境です。受け入れ体制が整っているので安心して就職を決めることができるのが、大きなメリットです。

実際に臨床経験がなくても活躍している看護師もたくさんいます。

病棟経験がありませんでしたが、整形医院など経て今は外来や救急外来でも勤務しています。

病棟経験なしで、新卒で老人ホームに勤めた後訪問看護をしています。

他に、慢性期病棟などを経て介護福祉のスクール講師や在宅でライターとしても活躍している人もいます。

更に派遣会社に登録しプライベートに合わせて、単発や短期看護師として仕事をしている人もいます。

選ぶ上での注意点です。

せっかく就職しても後で後悔しないように以下のポイントを踏まえたうえで求人を選んでいきましょう。

・教育体制が整っている所を探す。

・病院やクリニック、老人福祉施設など今後働いていきたい分野や目標を明確にしてから探す。

・看護師が一人体制のところは選ばない。

などがあげられます。

逆に「未経験歓迎」と記載されている病院は規模が大きく、教育に力を入れている所が多いです。

勉強会の参加や指導者を選任してもらえるなどサポート体制も充実しています。

他にプリセプター制度と呼ばれる、先輩看護師がついてマンツーマンで指導をしてもらえる制度の病院なら、安心して勤務することができます。

詳細は採用担当者に問い合わせ、確認しましょう。

「臨床経験なしの看護師」も含め、求められる経験を一覧にまとめました。

応募の際に確認されるケースが多いようなので、予め自分が何に当てはまるのか確認しておきましょう。

臨床経験	医療行為を伴う現場での経験を指します。時に病棟勤務の経験を確認されることもあります。
病棟経験	オペ室やICUなどを含む病棟で勤務した経験を指します。
業務経験	特定の業務に関する経験を指します。
社会人経験	学校を卒業してから社会人として勤務した経験を指します。

そもそも看護師が臨床経験の有無を問われる理由として、即戦力のある人材が求められているからです。

人手不足により教育やフォロー体制が整っていないため、求められる傾向にあるようです。

更に、採用担当者からすれば長期間働いてくれる人を採用したいと思っています。

経験が浅かったり短かったりすると「すぐ辞めてしまうのではないか」と懸念されるのも、経験を問われる要因の一つとなっています。

その一方で病棟など経験が無くても採用してくれる職場はたくさんあり、特に福祉施設では多いようです。