医師が住宅ローンを組む時に知っておきたい転職のタイミングは?

一般的に「医師」といえば社会的な地位と信用もあり、収入も高いので、住宅ローンの審査に通りやすいイメージがあります。

実際、長期で一箇所の医療機関に務めている医師には、住宅ローンの審査が有利に働きます。

しかし、転勤や転職で病院を何度も替わっている医師だと、住宅ローンの審査は不利になるケースがあります。

特に「転職後一年未満」では、住宅ローンの審査ではかなり不利になってしまいます。

この記事では、自宅購入と転職を進める上での注意点をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!

住宅ローンを借りる要件を知ろう

国土交通省住宅局が令和5年3月に公開した「令和4年度 民間住宅ローンの実態に関する調査・結果報告書」の審査項目を以下表にまとめました。

審査項目構成比
完済時年齢98.7%
健康状態97.9%
借入時年齢97.2%
勤続年数93.2%
返済負担率93.0%
年収92.9%
担保評価96.1%
参考:「令和4年度 民間住宅ローンの実態に関する調査・結果報告書」の「長期・固定金利の住宅ローン等に関する融資審査等」

上位から「完済時年齢」「健康状態」「借入時年齢」「勤続年数」「返済負担率」「年収」「担保評価」が融資を行う際に考慮の対象となります。

この「勤続年数」ですが、一般企業の会社員の場合には特定の企業に属してる期間が全て勤続年数なります。

企業の中での転勤や一時的な出向であっても、勤続年数に含みます。

しかし医師の場合となると、現在勤務している病院から別の病院へ転勤になったり、公的病院から大学病院へ転勤となる等の組織内転勤であっても住宅ローン審査の際、金融機関によっては「医療機関ごとの勤続年数として見る」ケースがあります。

また転職して1年を経過していない場合、たとえ年収で審査項目を満たしていても、勤続年数の面で審査項目を満たせず、審査に大きな影響を与えてしまう事があります。

住宅ローンの申請をする前の注意点

医師の方が住宅ローンの審査に落ちることは少ないと思いますが、以下の場合は審査が不利になるため、注意が必要です。

  • 住宅ローンを組む前3年以内に転職や開業をしている場合
  • 車やバイクなどの既存のローンが多くある場合
  • 告知義務対象となる健康状態であった場合
  • 過去5年以内にローンなどの滞納をしたことがある場合

ネット銀行などの住宅ローンは気軽に事前審査(仮審査)が行えます。

しかし、年収・借入金額・現在の勤務先での勤続年数の数字だけの定量審査となり、転職直後や主に非常勤勤務の方だとローンの審査に落ちたケースがあるようです。

最適な転職のタイミングはいつ?

今まで述べてきたとおり、銀行は住宅ローン審査では「勤続年数」をかなりの割合で重視しております。

それは一般的に勤続年数が長い方は、安定的に収入があると考えられているためです。

住宅ローン審査中に転職したいと思い、申告せず黙っている人もいますが、銀行にはすぐにバレます。

それは銀行は「健康保険証」をチェックしているからです。住宅ローンの場合、仮審査 → 本審査 → ローン締結の時に健康保険証の提示を求める銀行があります。

健康保険証には資格取得日、つまり勤め始めた日が記載されています。その為、勤続年数がすぐに分かってしまうのです。

また、転職をすると健康保険証が変わってしまうので、仮審査でバレなかったとしてもいずれかのタイミングでバレることになります。

また、バレたことでローン申請をした銀行への印象も悪くなります。しかし、どうしても審査中に転職が必要な場合は、隠さず申告するようにしましょう。

では、本審査が通れば転職をしても大丈夫なんでしょうか。実はそうではないんです。

本審査が通った状態というのは、あくまでも審査時の条件が「何も変わっていなければ、この金額を貸しますよ」と銀行との約束を取り付けたに過ぎません。

そのため、転職をするなどして条件が変わる場合は、再審査が必要になります。そうなるとローンの借入金額が下がったり、借りることすらできなくなる可能性があるので、おすすめできません。

どのタイミングでの転職すればいいの?

それは、ローンが実行された後が望ましいでしょう。ローンが実行された後は、転職したかどうか、今はどんな病院で勤務されているかなど、銀行はわざわざ確認する事はありません。

たとえ転職しようが退職しようが、銀行側からすれば滞りなく返済さえしてくれれば、連絡が入ることはありません。

まとめ

住宅ローンを組む上で「勤続年数」はとても重要になり、転職をするタイミングには十分注意しましょう。

もし、転職活動中に住宅購入を考えているなら、一度転職エージェントに相談するのも1つの手です。転職エージェントはその道のプロなので、安心して相談できます。

業界トップクラスの民間医局はエージェントが的確なアドバイスで転職をサポート。大手病院からクリニックまで求人のバリエーションが豊富です。

民間医局

最後まで記事を読んで頂き、ありがとうございました。

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