【ナースの転職】高収入な転職先は?失敗しない転職のコツも紹介!

「病院で働いてきたけど、不規則な勤務にも疲れてきたし、そろそろ転職したい…」
「将来結婚して子供ができたら、仕事と育児の両立が続けられるか自信がないわ…」
「転職したいけど、失敗や後悔はしたくないわ…」

など、現在ナースとして活躍しながらも転職を考えている人は多いのではないでしょうか。
ナースの仕事は、

「命を扱う責任の重さ」
不規則な勤務による「体力的に大きな負担」
チームワークでの業務による「円滑な人間関係の維持」

など、あらゆるプレッシャーに耐えられる能力が必要な職業です。

この記事では、ナースが転職しても失敗や後悔しないために、「ナースが活躍できる転職先を働き方別に紹介」「後悔する人の特徴や失敗しないコツ」を紹介しています。転職したいナースの人はぜひ参考にしてください。

転職したいナースの割合とその理由は?

転職したいナースの割合は約7割と言われるほど、ほとんどのナースが働きながらも「転職したい」と考えていると言われています。そして、その背景には「深刻な人手不足」「時間外労働の常態化」「人間関係の問題」など、さまざまな問題があるのです。

では、いったいどんな理由で「ナースは転職したい」と考えているのでしょうか。2018年にある調査会社が行ったアンケートを参考に「ナースが転職したい理由トップ10」をまとめてみました。

ナースが転職したいと思う理由はさまざまですが、ここでは特に割合が多かったトップ3について詳しく紹介しています。

1位 人間関係のトラブルやストレス 23%
多くの病院では現在でも上下関係や派閥が残っており、特にナースは女性が多い限られた空間の中で1日の大半を過ごさなければなりません。この職場内の人間関係を上手く維持することが、ストレスとなっていると考えられます。

2位 ほかにやりたい仕事がある 18%
ナースの仕事を続けていくなかで、「別の分野に興味を持ちはじめた」「他に挑戦したい仕事が見つかった」というポジティブな理由も多いようです。「これまでのナースの経験を活かして、別の分野でも自分の可能性を試したい」と思う人が多いのでしょう。

3位 夜勤がつらい・体力的負担が大きい 14%
ナースは昼夜をとわず働く勤務体制ではありますが、夜勤や残業の過剰な多さが常態化していることにより「体力的に大きな負担」を感じていると言えるでしょう。「患者を助ける前に自分が倒れてしまうのでは!」と不安に思うナースは少なくないようです。

高収入が狙えるナースの転職先と給与相場

「夜勤がなくて残業も少ないプライベートと両立しやすい職場ってないかしら?」
「看護師資格を活かして、病院以外でナースが活躍できるおすすめの職場ってどこなの?」

病院で働くナースの中には、「病院以外の職場へ転職したい」と思っている人は少なくありません。看護師資格を活かしてナースが活躍できる職場は病院以外にもたくさんあるので、これらの職場を知っておけば転職先の選択肢を広げることができます。

この章では、ナースが転職を考える理由ごとに「病院以外で活躍できる職場16選」に加え、それぞれの職場の給与相場や特徴を紹介しています。まずは、「高収入が狙えるナースの転職先と給与相場」を紹介していますので見ていきましょう。

介護老人保健施設(老健)・有料老人ホーム

介護施設のナースは、高齢者の自立支援を目的にナースと介護士が連携しながら、医療ケア・栄養管理・リハビリのサポートを行います。入居者の健康管理や医療処置を行うため、病棟経験をそのまま活かすことができスキルを維持しやすいというのが特徴です。

また、多くの介護施設では、高齢者の人口増加に伴いより多くのナースの人材が求められているため、転職はかなりしやすく給与相場は他の職場よりも高い傾向にあります。

介護施設で働くナースは、主に入居者の健康管理や容態の急変時の医療処置を行います。では、具体的な仕事内容を見ていきましょう。

◎バイタルチェック
◎口腔ケア / 爪切り / 耳垢の除去
◎軟膏塗布 / 湿布貼り
◎軽いケガの処置
◎カテーテルの準備 / 排泄物の処理
◎薬の管理

基本的に医師からの指示がない限り、ナースは医療行為をすることが認められていません。介護施設では医師からの指示によって投薬・採血・点滴などの医療行為をすることができます。

勤務形態不定休 / 夜勤・オンコールは施設によってあり
給与相場約450万円~550万円
メリット◆給与は高め
◆ブランクのある人でも復帰しやすい
◆医療行為が必要な施設が多いため、看護スキルは維持しやすい
デメリット医者が常駐していないため、急変時などの責任は重い
こんな人におすすめ◆多職種のスタッフと連携して働くため、チームワークが取れる人
◆入居者一人ひとりとじっくり向き合いたい人
◆仕事とプライベートを両立させたい人
◆ブランクがあって職場復帰に不安を感じている人

介護施設の種類によっても違いますが、残業ありの場合だと1夜勤あたり約9,800円の手当が付くため、病棟ナースより高い収入となります。一方、要介護度が低く医療行為が少ないところだと夜勤や残業がないため、その分給与は低くなるでしょう。

病棟勤務と違い急患も少なく時間に追われることもないため、ブランクがあって職場復帰が不安な人」「プライベートを充実させたい人」にはおすすめの職場だと言えます。

訪問看護ステーション

訪問看護ステーションとは、ナースや介護士が自宅で療養している患者宅へ訪問し看護ケアを行うサービスのことで、病院以外の転職先で最も採用ニーズあり給与相場も高い職場です。

訪問看護のナースの仕事は、主治医が作成した指示書に基づいて健康状態のチェックや医療処置、身体介護などを行います。また、利用者やその家族の相談に対応しアドバイスや療養指導をすることも多いため、利用者と主治医の間をつなぐ重要な存在だとも言えるでしょう。

勤務形態土日祝日 / 夜勤なし / 月4~8回のオンコールあり
給与相場◆約420~500万円
◆オンコール手当1000〜3000円/回
メリット◆給与は高め
◆日勤や時短勤務ができる職場も多いため、プライベートの時間を確保しやすい
◆一人ひとりの利用者とじっくり向き合える
デメリット◆多職種のスタッフとチームとなって働くため、人間関係のトラブルに気を遣う
◆オンコール待機がストレスを感じる場合もある
こんな人におすすめ◆患者・その家族とコミュニケーションを取ることが得意な人
◆多職種のスタッフとチームワークが取れる人
◆仕事とプライベートを両立させたい人
◆患者一人ひとりとじっくり向き合いたい人

訪問看護の給与は職場によって差がありますが、基本給+手当てが付く場合は、訪問件数によって年収500万超になることもあります。また、夜勤はないものの月4~8回のオンコール手当(1,000~3,000円/回)が支給されるのも魅力です。

多くの訪問看護は24時間対応できる体制でいますが、基本的には平日・日勤がメインとなり土日祝日が休みとなります。ただし、土日祝日はオンコール待機や交代制で出勤する必要があるため、予定がある場合は事前に相談しておくと良いでしょう。

フィールドナース、クリニカルスペシャリスト

「フィールドナース」「クリニカルスペシャリスト」とは医療機器メーカーに勤務しているナースのことで、メーカーの営業担当者と一緒に医療機関を訪問し、医師やスタッフに対して自社製品の説明やデモ操作を実施し営業をする仕事です。

フィールドナースの具体的な仕事内容は、主に3つあります。

◎自社製品の専門的な説明やどのようなメリットがあるのか、ナース視点でプレゼンを行う 
◎医療機器展示会への出展やデモ操作実施で、自社製品の使い方やポイントを分かりやすく伝える
◎製品納品後のアフターフォローをする

勤務形態土日祝日(カレンダー通り) / 夜勤なし
給与相場約450~500万円
メリット◆病院勤務のような夜勤や救急対応がない
◆看護師資格を活かすことができ、さらに最新医療機器の知識も習得できる
◆成果主義であるため、自分の営業成績しだいで周りから評価されやすく給料もアップしやすい
デメリット◆医療行為がないため、看護スキルが低下し復職は難しい
◆新製品の知識、PCスキル、ビジネスマナーなど、ナース以外の知識を新たに覚える必要がある
◆残業が多いこともある
こんな人におすすめ◆いままでの看護経験を活かし営業スキルも身につけたい人
プライベートの時間を充実させたい人
◆コミュニケーション能力が高い人

フィールドナースは会社員として一般企業で働くため、完全週休2日制で年間休日は120日以上となり夜勤はありません。給与は他の社員と同様、業績しだいでボーナスの支給があり、またリーダーやマネージャーに昇進するとさらに役職手当が付きます。

フィールドナースは看護スキルをそのまま活かすことができ、さらに営業スキルも習得できるのが大きなメリットです。意欲的に営業に取り組むことで「自社の売上げに貢献してやりがいを感じたい!」という人には良いでしょう。

治験コーディネーター(CRC)

治験コーディネーター(CRC)は、製薬会社や医療機器メーカーが新たに開発した製品を健康な人に使ってもらい、その有効性や安全性を確認するための臨床実験(治験)をコーディネートします。

ナースではなく治験コーディネーターという職種であるため、看護業務はなく医療系資格も必須ではありません。ただし、治験の医療機関には看護師資格保有者が30%働いていると言われているため、採用において資格は間違いなく有利になります。

ナースは治験コーディネーターとして、治験がスムーズに行われるよう調整役となります。つまり、製薬会社、治験を実施する医師、治験事務局・薬剤部・看護部などの各部署と連携して治験を円滑に進めながら被験者ケアも担当するのです。

具体的な仕事内容は次のとおりです。

【治験準備】
◎プロトコル(治験実施計画書)を理解する
◎スタートミーティングのサポート
◎検査機器の管理

【治験実施時】
◎被験者募集
◎被験者に渡す治験の説明文書や同意書の作成
◎被験者のスケジュール管理
◎症例報告書の作成
◎有害事象時の被験者への対応およびその報告書作成

【治験終了時】
◎治験ステータス、実施例数、目標被験者数、治験結果の概要を記載した「治験終了報告書」を作成

勤務形態土日祝日(カレンダー通り) / 夜勤なし
給与相場約420~480万円
メリット◆夜勤や残業はなく、土日祝日や長期休暇が取りやすい
◆昇給しやすい職場であるため、給与アップが狙いやすい
◆新薬や医療機器など最先端の医療に直接触れることができる
◆製薬会社とのやり取りが多いため、ビジネスマナーや事務スキルが身につく
デメリット◆医療行為がないため、看護スキルが低下し復職は難しい
◆治験関係者への細やかな気配りが必要となるため、調整役業務にストレスを感じる
◆資料作成が多くなるため、事務作業が苦手な人は大変さを感じる
こんな人におすすめ◆コミュニケーション能力がある人
◆ナースとは別のフィールドで活躍してみたい人
◆資料作成など事務系の作業が得意な人

給与相場は病棟ナースと比較すると責任度合が異なるため、初任給はやや低い傾向にあります。しかし、経験や実績による年収アップや大手企業であればボーナス支給額も多いため、病棟ナースより高い年収が期待できるでしょう。

働き方については、CRCが治験を実施する場所は病院内であり、医師がいる時間帯であるため、基本的に夜勤はありません。したがって、病棟ナースより比較的働きやすい職場であると言えます。

ここで注意したいのが、治験の進み度合いによって業務量や残業有無も変わってきます。したがって、治験遂行の時間や業務のスケジュール管理がカギとなるでしょう。

臨床開発モニター(CRA)

臨床開発モニター(CRA)とは製薬会社の立場から、開発する新薬の治験(臨床開発試験)がルールや企画書に沿って適切に行われているか監視する仕事です。主な就職先は、製薬会社や医療機器メーカー、または臨床試験を外注する会社(CRO)となります。

CRAは製薬会社や医療機器メーカーからの依頼を受け、治験の企画立案や治験を実施する医療機関の選定からプロジェクトが終了するまでの調査・確認を行います。具体的な仕事内容は以下のとおりです。

◎治験の企画立案
◎治験を実施する医療機関の選定から依頼・契約手続き
◎GCP(治験実施の際に遵守すべき規準)遵守の監視
◎治験薬や症例のデータ作成・報告
◎治験終了の手続き

CRAは専門知識が必要ですが、いきなり治験の企画立案や契約手続きなど現場デビューすることはありません。業務開始1カ月ほど前から研修を受けチームを組んで治験を進めていくため、初めての人でも安心して働くことができます。

勤務形態土日祝日(カレンダー通り) / 夜勤なし
給与相場約550~700万円
メリット◆夜勤がなくカレンダー通りの休みや長期休暇がとれる
◆新薬開発に携わることで「病気に苦しんでいる患者を助ける」ということにやりがいを感じる
◆昇給率の高い職業であるため、年数が増えると年収もアップしていく
デメリット◆医学・薬学・情報処理・コミュニケーション能力など幅広い知識が求められる
◆プロジェクト開始時と終わりには残業が多い
◆全国出張や病院間を行き来することが多いため、移動が負担になることもある
こんな人におすすめ◆戦略的に物事を考えアクティブに働きたい人
◆病院以外の新分野に挑戦したい人
◆チームワークやコミュニケーション能力がある人

転職1年目のCRAの年収は病院勤務のナースとほとんど変わりませが、経験3~5年で500~600万円台まで上がり、能力しだいで昇給や役職がつくと800~1000万円以上の高い年収が狙える魅力的な職業です。

産業(企業)ナース

産業ナースとは、看護師資格を活かし企業の医務室、健康管理室、健康保険組合などで一般企業の社員として働くことができます。

産業ナースの主な仕事は、従業員の健康増進や病気の予防に関する健康管理です。具体的な仕事内容を見ていきましょう。

◎健康診断の実施
◎健康相談や生活習慣指導
◎メンタルヘルスケア
◎過重労働対策
◎従業員のケガや緊急時の応急処置

勤務形態土日祝日(カレンダー通り) / 夜勤なし
給与相場約450万円~600万円
メリット◆夜勤や残業はなく規則的な生活を営める
◆対象者は基本的に健康な社員であるため、精神的なストレスも少ない
◆福利厚生や各種手当が充実している
デメリット◆医療行為はなく看護ケアも少ないため、ナースとしてのスキルアップは難しい
◆ビジネスマナーやPCスキル(ワードやエクセルなど)を身につける必要がある
◆求人数が少なく倍率が高い
◆職場の産業ナースは1人〜数人であるため、判断力の高さが求められる
こんな人におすすめ◆一般企業で働きたい
◆事務系の作業が得意
◆高収入を狙いたい

産業ナースの給与は、基本的に夜勤や残業がないため病院勤務のナースと比べると低くなります。しかし、大企業になればなるほど給料は高くなるため、倍率が高い大企業への転職を狙うのであれば転職サイトを利用するのがおすすめです。

美容クリニック

美容クリニックには、美容整形外科と美容皮膚科があり特徴も異なります。
◎美容整形外科・・・外科手術で整形を行うため、入院設備があり夜勤や残業も発生することが多い
◎美容皮膚科・・・レーザーなどでシミ除去・ニキビ治療・脱毛など行い、外科手術はないため残業は少なめ

美容クリニックのナースは、カウンセリング、レーザー照射、手術補助が主な仕事となります。美容クリニックでの具体的な仕事内容は以下のとおりです。

◎電話受付・予約管理
◎患者の悩みや希望に関するカウンセリング
◎注射や点滴(コラーゲン注入、ボトックス、プラセンタなど)
◎レーザー照射(脱毛、シミ取りなど)
◎手術の補助
◎医療器具の減菌
◎患者のアフターケア
◎院内清掃

勤務形態シフト制 / 夜勤なし
給与相場約400~600万円 *インセンティブにより異なる
メリット◆夜勤がなく残業も少ないため、ワークライフバランスを保ちやすい
◆「自由診療」により給与水準は高めであるうえ、さらにインセンティブで給与アップが狙える
◆病院勤務のような命に関わるプレッシャーはない
◆特別価格で施術が受けられるうえ、さらに美容に関する最新の知識も学べる
デメリット◆クリニックによっては、化粧品やサプリメントの販売ノルマがある
◆利用者の高い要求や厳しいクレームに対応しなければならない
◆土日祝が施術で忙しくなるため、不規則な休みとなる
こんな人におすすめ◆カウンセリングは接客業でもあるため、高いコミュニケーション能力がある人
◆営業が得意で高収入を狙っている人
◆美容への関心度が高い人

美容クリニックの求人は、新卒を受け入れているところは少なく最低1~3年以上の臨床経験」が求められている傾向にあります。人気で求人数も少ない職場ですが、一般病棟の臨床経験や美容外科クリニックの経験があるナースにとっては有利な転職先となるでしょう。

夜勤・残業が少ない!ナースの転職先と給与相場

どのような職場でも残業が一切なしという職場はほとんどありません状況によって残業が必要となる場合もあるため、応募する前に、転職先の勤務状況をしっかりと確認しておきましょう。

クリニック

病院以外の転職先として、最も代表的なのがクリニックです。軽い病気やケガの診療などを中心に行う小規模な医療施設のことであり、自宅近くでよく見かけるのではないでしょうか。

クリニックのナースの仕事は「医師の補助」がメインとなりますが、それ以外の業務も担うため幅広く業務に携わることになります。クリニックの具体的な仕事内容は以下のとおりです。

【医師の補助】
◎医師による診察前の患者への問診
◎患者の体調チェック・測定
◎諸検査の説明と補助
◎注射・採血・点滴の処置

【医師の補助以外の仕事】
◎クリニックの清掃
◎医療器具の清掃・消毒
◎医療器具・薬品・備品などの発注
◎患者の受付
◎電話対応

クリニックには医師やナースの数が少ないため、医師の補助や患者ケアだけでなく雑務なども一人で担当する場合もあります。

勤務形態日勤 / 休診日に合わせた固定休 / 夜勤なし
給与相場約350~400万
メリット◆日勤が基本であり、カレンダー通りの休みや長期休暇がとりやすい
◆医師の補助業務がメインで医療行為も限られているため、精神的ストレスが少ない
◆病院と比べるとクリニックの数は多いため、自宅近くで職場を見つけやすい
◆仕事と家庭・育児との両立をさせやすい
デメリット◆職場のナースが少ないため、一人で担う業務が多く負担になりやすい
◆職場のナースが少ないため、急な休みが取りにくい
◆限られた空間の中で少人数で働くため、人間関係に気を遣うことが多くストレスになる
こんな人におすすめ◆仕事とプライベートを両立させたい人
◆家の近くで地域医療のために働きたい人
◆少人数制であるため、積極的に学び主体的に仕事を進められる人

クリニックの9割以上は入院設備がないため、病棟勤務のような夜勤や残業は少なく、患者の命が危機にさらされるような緊張した場面もほとんどありません。一方、少人数で働くため「休みが取りづらい」「性格が合わない人と毎日顔を合わせなくてはならない」などデメリットもあります。

給与面では病院勤務より多少低くなりますが、精神的・身体的な負担も少なくプライベートの時間も確保しやすいため、ワークライフバランスを重視したい人にはクリニックへの転職がおすすめです。

デイサービス

デイサービスとは、日帰りの介護施設のことです。デイサービスの利用者は入浴や食事、体操などのサービスを通して生活レベルの向上を目指し、ナースはそれをサポートします。

デイサービスのナースの仕事は、利用者のバイタルチェックを行い、健康状態を把握・管理することです。デイサービスの具体的な仕事内容を見ていきましょう。

◎利用者の健康管理(体調管理やバイタルチェックなど)
◎入浴可否の判断
◎服薬管理
◎インシュリン注射・胃ろう管理
◎口腔ケア
◎軟膏塗布・点眼・爪切り
◎食事・入浴・排泄などの介助
◎ケガの応急処置や体調不調な人への対応
◎レクリエーションや機能訓練のサポート
◎利用者の看護記録

勤務形態土日祝日 / 夜勤なし
給与相場◆常勤:約320~450万円
◆パート・アルバイト:1,200~1,800円
メリット◆日勤・土日祝日休み、常勤からパート・アルバイトまで、柔軟な働き方ができる
◆医療ケアのニーズが低いため、ブランクがあっても復職しやすい
◆要介護度が低い利用者が多く重病人に接することもほぼないため、精神的ストレスが少ない
デメリット◆「夜勤手当がない」「看護スキルが考慮されにくい」ことから給与は低い
◆医療ケアが少ないため、ナースとしてのスキルアップは難しい
こんな人におすすめ◆高齢者とコミュニケーションを取ることが好きな人
◆仕事と家庭を両立させたい人
◆ブランクがある人

ナース全体の平均年収約480万円と比較すると、決して高いとは言えません。しかし「自分の生活スタイルに合わせて働ける」「地域医療に高い関心がある」という意見があり、年収が多少低くなっても満足している人も多いようです。

保育園・幼稚園

保育園・幼稚園のナースは、就学前の園児たちの健康状態を日々チェックします。日々の仕事は病院と全く異なり、保育補助としてクラスに入り1日園児と過ごすことも多くなるため、どちらかというと保育士に近いと言えるでしょう。

保育園・幼稚園のナースの仕事は、主に子どもの健康管理ですが、その他に保護者とのコミュニケーションや相談業務もあります。保育園・幼稚園のナースの具体的な仕事内容を見ていきましょう。

◎検温や視診による園児の体調管理
◎ケガをした園児への応急措置、場合により病院受診の付き添い
◎アレルギーを持った園児のケアや投薬
◎保育園で行う身体測定・健康診断・歯科検診の補助
◎職員の健康管理
◎手洗い・うがいなどの衛生指導や感染症予防
◎子どもの発育に不安を持つ保護者との面談

保育園・幼稚園では、緊急時の応急処置や投薬指示のある園児を除いて、注射や投薬などの医療行為をすることはないため精神的ストレスは少ないでしょう。しかし、現場には医師がいないため、すべてを自分一人で適切な判断ができる能力が求められます。

勤務形態土日祝日(カレンダー通り) / 残業少なめ
給与相場◆常勤:約410~475万円
◆非常勤:約250~約300万円
メリット◆夜勤はなく残業もほとんどない
◆医療行為はほぼないため、精神的ストレスが少ない
◆子どもの元気な姿や成長を見守ることで癒される
◆ナースとしての経験だけでなく、子育て経験も活せる
デメリット◆ナースとしてのスキルアップは難しい
◆夜勤や残業はほぼないため、給与は低め
◆モンスターピアレントへの対応が難しい
こんな人におすすめ◆子どもと接するのが好きな人
◆プライベートの時間を確保したい人
◆保育経験や小児科経験がある人

保育園・幼稚園のナースは、基本的に毎日園児と接するシーンが多いため、小児科での勤務や子育て経験などがあると採用時に有利となります。

看護ケア以外の業務が多くなりナースとしてのスキルアップは難しいですが、園児の成長や健康を守り、保育士や保護者からも頼りにされることは、大きなやりがいを感じられることでしょう。

健診・検診センター

「健診」とは、健康診断・人間ドック・特定検診を実施している施設や巡回バスにおいて、健康状態を検査し、病気の早期発見や生活習慣病の改善につなげるために行われます。

一方「検診」とは、胃がんや子宮がん検診など特定の病気の早期発見や治療をするために行われ、これも健診センター内で実施されているケースが多いです。

健診・検診センターのナースの仕事は、利用者の問診から身体測定、各種検査まで幅広く担当し、多い日では1日100人もの健診をすることもあります。健診・検診のナースの具体的な仕事内容は次の通りです。

◎問診
◎身長・体重測定 / 視力・聴力検査 / 血圧測定 / 尿検査 / 心電図検査
◎採血
◎乳がん・子宮検診、内視鏡検査などを実施する医師のサポート
◎内科・婦人科の診察サポート
◎健診結果のデータ入力や書類作成
◎精密検査の予約・手配

勤務形態土日祝日 / 夜勤なし
給与相場約350万円~380万円
メリット◆1日の予約数が決まっているため残業がない
◆急病がでることはほとんどなく、あっても貧血程度であるため精神的ストレスが少ない
◆採血スキルが活かせる
デメリット◆ほぼ採血のルーティンワークであるため、ナースとしてのスキルアップは難しい
◆求人の人気は高く、しかも求められる人材のハードルが高いため転職は難しい
こんな人におすすめ◆黙々とルーティンワークをこなすことが得意な人
◆採血が得意な人
◆仕事とプライベートを両立させたい人

対象者は基本的に「健康な人」であるため、看護業務はほとんどありません。基本的に採血や身体測定を繰り返すルーティンワークとなりますが、1日に100人以上の採血を行うケースも多いため、スムーズに採血ができるスキルが必要になります。

献血ルーム

献血ルームのナースとは、日本赤十字の社員として献血センターや献血バスに乗って会場へ出向き献血者から採血します。

献血ナースの仕事は、採血だけでなく献血者が安全に採血できるように、事前検査から穿刺・抜針、献血者の状態観察や説明など献血にかかわる全ての流れをサポートします。

対象者は健康な人でありますが、途中で気分が悪くなる人もいるため、応急処置などの対応を求められることもあります。

勤務形態週休2日制 / 夜勤なし
給与相場約380~400万円 / 時給1,400円
メリット◆日勤の働き方となるため、休日もしっかり取れる
◆対象者は献血できる健康な人であるため、精神的な負担が少ない
◆常勤でもパート・アルバイトでも、自由な働き方が選べる
◆雇用主が日本赤十字社と大きな組織であるため、安心して働ける
デメリット◆夜勤・残業がないため病院勤務より給与は低め
◆毎日献血という同じ作業の繰り返しであるため、やりがいが感じられない
◆ナースとしてのスキルアップは見込めない
こんな人におすすめ◆子育てやプライベートの時間を確保したい人
◆ルーティンワークが好きな人
◆献血が得意な人

献血ナースの求人は、「日本赤十字の各支部に直接問い合わせる方法」「転職サイトに登録して求人を紹介してもらう方法」がありますが、求人数は少ないため転職サイトに登録して紹介してもらうことがおすすめです。

派遣やアルバイトで働ける!ナースの職場と給与相場

この章では、医療現場を離れて「違った環境でダブルワークをしたい」と考えるナースにおすすめの職場を4つ紹介しています。それではその職場を詳しく見ていきましょう。

テーマパークの救護室

勤務地によっても異なりますが、一般的に遊園地やテーマパークに設置された救護室内での勤務となります。

テーマパークの救護室のナースは、急な体調不良やケガをした来園者やスタッフの応急処置や、ケガをする可能性の高い場所の安全対策なども行っています。テーマパークでの具体的な仕事内容は次の通りです。

◎来園者や従業員の一時的な看護や応急処置
◎患者の容態によっては救急車を要請し、救急隊員に患者の状態を引き継ぐ
◎薬品・医療器具・リネン・車イスなどの在庫管理
◎各種データ入力・管理

救護室には一般市販薬のみ置かれていますが、医師が常駐していないため一人の判断で薬剤を提供することも、ケガの場合の薬剤の使用もできません。さらに大きな処置が必要な場合は救急車を要請するか、近くの医療機関を案内します。

勤務形態派遣・単発バイト
給与相場時給:1,450〜2,113円
メリット◆スキマ時間や自分のペースで働ける
◆明るい雰囲気の中で仕事ができる
デメリット◆医師の常駐はなくナース一人で対応するため、責任感が重い
◆土日に休むことは難しい
こんな人におすすめ◆来園者とのコミュニケーション能力が高い人
◆病院と違った環境で働きたい人

テーマパークの求人は、3~5年の臨床経験やデータ入力などのパソコンスキルが求められるケースが多いです。働き方に関しては、スキマ時間に自由に働けることがメリットである反面、休日が忙しくなるため土日祝日や年末年始に休むことが難しくなることがデメリットとなります。

イベントナース

イベントナースとは、コンサートやライブ会場、スポーツ大会や地域のイベントなど、さまざまなイベント会場で来場者の看護ケアをします。

イベントナースは、各イベント会場の救護室に待機して急病人や不慮の事故でのケガ人の看護ケアがメインの仕事です。ただし、病院のような医療処置を行うことができないため、次のような簡単な対応処置となります。

◎その場で応急処置をする
◎病院へ行くようにアドバイスをする
◎必要であれば救急搬送を要請する

どんな不測の事態にも患者の容態に合った臨機応変な処置と適切な判断が求められるため、応募条件として臨床経験年数1~3年や小児科経験者を優遇するケースが多いようです。

勤務形態派遣・単発バイト
給与相場日給12,000円~15,000円
メリット◆単発バイトで働くため、自分の予定にあわせて働ける
◆1日だけの勤務となるため、人間関係や仕事量のストレスが少ない
◆仕事をしながらイベントに参加できる
◆ダブルワークがしやすい
デメリット◆イベント開催時だけの仕事となるため、安定した収入が見込めない
◆イベント会場に医師が常駐していないことが多いため、一人体制での対応や判断に責任の重さを感じる
こんな人におすすめ◆自分のライフスタイルに合わせて働きたい人
◆病院と違った環境で働きたい人
◆コミュニケーション能力がある人

イベントナースの求人は時期によって左右されやすく、6月の梅雨時期はほとんど募集がない一方、夏休み・年末年始といった長期休み中の求人数は多くなります。しかし、人気イベントの場合はすぐに締め切られるため、常に求人のチェックをしておかなければなりません。

ツアーナース

ツアーナースは、学校・企業・旅行会社のツアーに同行し、参加者の体調管理や病気・急病・ケガの対応を行います。基本的に医師の同行はなくナース一人のケースが多いため、幅広い看護知識だけでなく臨機応変に適切な判断ができる能力が必要です。

ツアーナースの具体的な仕事内容は次の通りです。

◎ツアー主催者との事前打ち合わせ
◎参加者に起こり得るリスクに備えるため、あらかじめ健康状態を把握しておく
◎アレルギーや持病を抱える参加者に対して、食事管理や服薬管理をする
◎突然の病気やケガに対して適切な応急手当をする

勤務形態派遣・単発バイト
給与相場日給12,000~15,000円
メリット◆単発バイトで働くため、自分の予定にあわせて仕事ができる
◆対象は初対面の参加者であるため、人間関係のストレスはない
◆仕事をしながら旅行に参加できる
◆ダブルワークがしやすい
デメリット◆拘束時間の割に給料が低い
◆繁忙期と閑散期があるため、安定した収入が見込めない
◆その場で患者への対応をナース一人で判断しなければならないため、責任感が重い
こんな人におすすめ◆看護師資格を活かしてダブルワークをしたい人
◆旅行が好きな人
◆病院と違った環境で働きたい人
◆コミュニケーション能力がある人

ツアーナースは、幅広い看護の知識や臨機応変に適切な判断ができる能力が求められるため、1~3年程度の臨床経験があると仕事探しに有利となります。

ツアーナースは、ダブルワークがしやすく旅行も楽しめるのが魅力となっていますが、参加者全員の健康管理や応急処置を一人で対応する必要があるため、その責任感を重く感じる人もいるようです。

医療系コールセンター

医療系コールセンターは「企業の窓口」として、お客様からの質問や要望に対応する仕事です。製薬会社や保険会社の場合であれば、健康・病気・医薬品など医療に関する質問となるのためナースの経験を大いに活かせるでしょう。

医療系コールセンターは、お客様からの医薬品や医療機器に関する質問、健康や病気に関する不安に対して回答やアドバイスをする仕事です。この職場で働く場合は、次のようなスキルが求められます。

◎医療的な相談を受けるため、3~5年以上の臨床経験が必要
◎専用のパソコン操作をしながら対応するため、ビジネスメール・ワード・エクセルなどのパソコンスキルが必要
◎企業の窓口として失礼がないような正しい敬語が使えることが大事

勤務開始前に正しい敬語の使い方や担当する業界の知識を学ぶための研修期間がしっかり設けられているため、初めてのオフィスワークでも安心してスタートできる職場です。

勤務形態シフト制
給与相場時給1,500~2,500円 / 夜シフト+300~500円
メリット◆デスクワーク中心であるため、病院勤務に比べ身体的負担が少ない
◆常に幅広く新しい医療情報の知識が得られる
◆専門知識やノウハウが求められる分、保有している看護師資格によって時給もアップする
◆育児・家事との両立がしやすい
デメリット◆医療行為がないため看護スキルが下がる
◆電話で得られる情報だけで判断し回答することへ、大きなプレッシャーを感じる
◆どんなクレームにも丁寧に対応しなければならないため、ストレスを感じる
こんな人におすすめ◆ナースの経験を他の仕事にも活かしたい
◆人と話すのが好きな人
◆常に新しい知識を学ぶ意欲を持っている人
◆どんなクレームに対してもクヨクヨせず、ある程度割り切れるタフな心を持った人

医療コールセンターでは、電話受付時間が9時~17時だったり、24時間受付OKだったりと、平日・休日・昼夜間を問わずシフト勤務があります。デスクワークであれば夜勤でも負担が少くないため、ダブルワークでも働きやすい職場だと言えるでしょう。

転職に失敗するナースの特徴

「経営状態が悪化し、予想以上に年収が減った。転職に失敗した…」
「入職したら人間関係が悪かった。転職しなければよかった…」

など、心機一転して新しい職場に転職したのに、「失敗した」「後悔した」と感じたことがあるのではないでしょうか。この章では、転職で失敗や後悔をする人の特徴を紹介しています。

◆不十分な情報収集
◆自己分析が不十分
◆高収入・高待遇を重視している
◆短期間で転職先を決めようとしている

ナースが転職で失敗する人の特徴を挙げていますので、転職の失敗経験がある人はぜひチェックしてみてください。

不十分な情報収集

転職先の情報収集が不十分だと、入職後に「こんなはずじゃなかった」というケースになることが少なくありません。特に、転職先のデメリットまで調べずに決めてしまうと、転職後に後悔する可能性が高くなります。

こうならないためにも、転職先のメリットはもちろんデメリットまでしっかりとリサーチしましょう。多方面から情報収集をすることで、さらに転職の成功率も高くなるため、ぜひ以下のリサーチ方法で情報収集をしてみてください。

【転職先のリサーチ方法】
1.転職エージェントに相談する
2.求人情報を何度も読む
3.転職先のホームページも見てみる
4.知り合いがいれば直接内部の雰囲気や情報を聞く
5.口コミがあればチェックする
6.1か所に決めて職場訪問するのではなく、複数の職場を訪問する

自己分析が不十分

「今の職場のこういう所が良い・良くない」とはっきりと言える人は多いと思いますが、その一方で、「自分の長所・短所」「自分の性格に合う仕事・合わない仕事」を言葉にできる人はそう多くないのではないでしょうか。

なぜ自己分析が必要かというと、仕事をする上で「自分の強みや弱みを知っておくこと」が結果的にそれを仕事に活かすことができるからです。転職後「こんなつもりじゃなかった」と後悔しないためにも、自己分析のための十分な時間を作ることをおすすめします。

転職サイトには、無料で受けられる「自己診断」「適正診断」のページがあり、さらに自己分析のためのアプリまであります。ぜひ、いくつかの転職サイトへ登録して自己分析を行ってみてください。

次に、自己分析ができたら「MUST(絶対)な条件」「WANT(出来ればそうしたい)な条件」を紙に書き出します。頭の中で考えるだけでなく、紙に書き出し視覚化させることで自分の考えに一貫性を持たせることができるのです。

そうすることで、転職サイト担当者との面談にも「自分の希望や条件を伝えやすくなる」という効果があり、より理想に近い求人を紹介してもらえるため転職後のミスマッチを避けることができるでしょう。

高収入・高待遇を重視している

「給与が高い!」という理由だけで転職してしまい、いざ入職してみるとボーナスが少なく年収が下がったというケースも少なくありません。また、職場の人間関係や労働条件の問題が原因で、従業員の入れ替わりが激しく給料を高く設定しているケースもあるため注意が必要です。

短期間で転職先を決めようとしている

次の転職先を決めずに今の職場を辞めてしまった場合、「急いで就職先を探さなければならない」ため、「条件を良く見ずに転職した」ことで失敗したと感じるナースが多いようです。これは、短期間で転職先を決めた人は、必然的に情報収集が不十分になってしまっていることが考えられます。

可能であれば、退職する前から転職活動を行い転職先を見つけておくことが最も大切です。もし、働きながらの転職活動が難しい場合は、転職サイトを利用して転職サポートを受けることがおすすめです。

ナースが失敗しないための転職方法のコツ

前章で「転職に失敗するナースの特徴」を紹介しましたが、転職成功のためには「しっかりとした下準備が欠かせない」ことに気付いたのではないでしょうか。この章では、それらの特徴を踏まえ「転職に失敗しないコツ」を紹介しています。

◆転職したい理由と自己分析をしっかりしておく
◆妥協できない条件を明確にする
◆転職先のホームページ・職場見学の実施
◆直接知人から内部の雰囲気や情報を聞く
◆転職先の口コミや評価をチェックする
◆転職先を1つに絞るのではなく、複数の職場と比較する
◆ナースに特化した転職サイトを利用する

転職したい理由と自己分析をしっかりしておく

後悔する人の特徴の一つに、「転職したい理由が明確でない」「自己分析ができていない」ということが挙げられます。自己分析だけでなく「なぜ現職から転職したいのか」その理由も明確でないと、また転職先でも同じことが起こり短期間での転職を繰り返す原因になりかねません。

まずは「プライベートを充実させたい」「病院以外で活躍してみたい」など、「転職してどうなりたいのか」を明確にします。転職を繰り返せば繰り返すほど、転職が困難になることも覚えておきましょう

妥協できない条件を明確にする

転職する目的を成功させるためには、転職先に求める条件を明確にすることが必要です。以下の例のように、転職の目的に応じて妥協できない条件を明確にしていきましょう。妥協できない条件を明確にすると、必然的に具体的な転職先が絞られてきます。

転職の目的妥協できる条件妥協できない条件
プライベートを充実させたい!・仕事内容
・役職や部署
・転職先の職場
・待遇・福利厚生
・残業が少ない
・休日の確保
負担の少ない仕事がしたい!・給与
・待遇・福利厚生
・勤務条件
・夜勤がない
・残業が少ない
・仕事内容

転職先のホームページ・職場見学の実施

実際に転職先を訪問して、職場見学や内部情報を直接入手することも大切です。個人での情報収集の場合、職場の人間関係や経営状況の詳しい情報までは知ることはできません。転職サイトを利用すると、こうした転職先のリアルな情報を教えてくれるため、転職後の失敗は確実に低くなります。

職場見学の予定が難しい場合は、転職先のホームページを見ると「どんな診療体制であるか」「運営方針や実績」「スタッフブログ」などの情報が載っているので確認しておきましょう。

直接知人から内部の雰囲気や情報を聞く

同僚や知人から転職先の情報を得る場合、仕事内容でだけでなく職場のリアルな声を聞くことができるため入職後のイメージがつきやすいというメリットがあります。その反面、知人一人からの情報だけだと比較できる対象がないため「実際は違ってた」ということも多く発生します。

転職後のミスマッチを避けるためにも、複数の知人から情報を入手して比較検討するように心掛けましょう。

転職先の口コミや評価をチェックする

転職先を決める前に、応募する職場の口コミを確認することはとても大切です。同じ病院でも診療科でも働くナースによって職場の人間関係や雰囲気は違ってくるため、「実際にどんなものか」外部からは見えないナースのリアルな口コミを知っておくと良いでしょう。

転職先を1つに絞るのではなく、複数の職場と比較する

「この病院に応募しよう」と1社だけに絞って面接を受ける人もいますが、これでは転職先を客観的に見ることができません。最低でも2,3ヶ所の職場へ面接に行き、それぞれ転職先が「自分に与えるメリット・デメリットはなにがあるのか」を比較検討することが必要です。

こうすることで、転職先の「気づかなかった所を発見できた」「メリットだと思っていた所が実はそうでもなかった」など、多角的な視点から転職先を見ることができるため限りなく失敗をゼロにすることができます。

ナースに特化した転職サイトを利用する

ナースの転職には、ナースに特化した転職サイトを利用することをおすすめします。なぜなら、担当のコンサルタントが一人付き求人探しから内定後のフォローまで一貫してサポートしてくれるため、効率的に転職活動ができるからです。

転職サイトによって提供されるサポートは多少異なりますが、具体的には次のような転職サポートを受けることができます。

【ナース転職サイトを利用するメリット】
1.希望条件に合う求人を探してくれる
2.条件の良い非公開求人を紹介してくれる
3.求人先の内部事情を教えてもらえる
4.履歴書・職務経歴書の添削や面接対策サポートをしてくれる
5.転職先との条件交渉を代わりに行ってくれる

ナース転職サイトは最低2~3社複数に登録して、求人数やコンサルタントとの相性を比較検討することが大切です。登録や転職サポートを受けるのは無料ですので、試しにいくつか登録してみると良いでしょう。

ナースが転職サイトやエージェントを利用するメリットは?

前章で「ナースに特化した転職サイトを利用する」ことをおすすめしましたが、この章では「転職サイトやエージェントを利用する5つのメリット」をさらに詳しく紹介しています。それでは、5つのメリットを1つずつ確認していきましょう。

希望条件に合う求人を探してくれる

膨大な求人情報の中から自分に合った職場探しを一人で行うことは、骨の折れる作業でしょう。転職サイトでは、コンサルタントとの面談時に自分の希望条件や経歴をしっかり伝えるだけで、それに合わせた理想の求人を紹介してくれます。

転職サイトを利用することで、自分一人の力ではなかなか探し出せない好条件な求人に出会える可能性が高くなり、効率よく転職活動を進めることができるのでしょう。

条件の良い非公開求人を紹介してくれる

ナース転職サイトに登録すると、一般公開されていない「非公開求人」を紹介してもらえることが大きなメリットです。なぜ「非公開求人」は非公開にされているのでしょうか?その理由を3つ紹介します。

「非公開求人」が非公開にされている理由
1.公開すると応募が殺到するような優良な求人
2.採用担当者が事前に候補者を絞っておきたい
3.求人募集を職場内のナースに知られたくない

このような理由から、転職サイトでは登録者にのみ「非公開求人」を閲覧できるようなシステムをとっており、登録者の中でも意欲的なナースには優先的に求人を紹介してもらえるのです。

「求人サイトやハローワークでは理想の求人がなかなかみつからない」と悩んでいる人は、転職サイトを利用することで理想の求人に出会える可能性をさらに広げてくれるでしょう。

求人先の内部情報を教えてもらえる

転職サイトを利用すると、個人では情報収集が難しい職場の内部情報を教えてもらえるというメリットがあります。コンサルタントは、医療機関などの求人先と常に連絡を取り合い、また実際に職場を訪問し次のような状況をチェックしているのです。

コンサルタントの職場チェック
1.職場の人間関係や雰囲気
2.有給休暇、産休・育休取得の現状
3.残業時間の実態
4.どのようなナースや医師が活躍しているか
5.職場の経営状況

「応募する職場のリアルな情報」や「働いている医師やナースの評判」まで教えてくれるため、自分が働いている姿を転職前にイメージすることで転職後のミスマッチを限りなく防ぐことができます。

履歴書・職務経歴書の添削や面接対策サポートをしてくれる

転職サイトを利用すると、選考通過率を高めるために履歴書や職務経歴書の添削や面接対策のサポートも受けることができます。各医療機関の傾向に合わせたアドバイスや模擬面接を行ってくれるため、選考通過率アップがさらに期待できるのです。

「面接が苦手な人」「転職活動が初めての人」で面接に不安がある場合は、コンサルタントが同行してくれる場合もあるので遠慮せずに相談してみましょう。

転職先との条件交渉を代わりに行ってくれる

転職サイトでは、ナースがより好条件で働けるよう給与や勤務条件などの条件交渉を代行してくれます。特に、給与面については、直接自分から面接官と交渉するのはハードルが高くなり、失敗をすると書類選考で見送りとなってしまいかねません。

交渉プロのコンサルタントであれば、各職場の給与や勤務条件をしっかりと把握したうえで、採用担当者と交渉を行うため、自分で交渉するよりも確実に好条件で転職することができます。

【転職したいナース】転職すべき人と今の職場に留まるべき人

ナースで転職すべき人の特徴

「ナースは転職すると後悔する?転職しない方がいいの?」
「今が転職するタイミング?それとも留まるべき?」

など、現在の職場が不満で転職を考えていても、「転職して後悔しないか不安…」で迷っているナースは少なくありません。このような場合、転職の目的と条件を明確にし転職理由を客観的に捉えることで不安が解消し後悔しない転職ができるのです。

あなたが置かれている今の状況が「転職すべきかどうか」迷っている人は、その判断基準を次に挙げていますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.人間関係に悩んでいる
2.医療従事者としての責任の重さが不安でストレスが多い
3.精神的・身体的な不調がある
4.他の職種に興味がある
5.業務量の割に収入が低い
6.家庭との両立が難しい
7.不規則勤務により身体的に無理している
8.有給が取りにくい・残業時間が長い
9.施設や病院の理念・医療の質が合わないと感じる
10.やりがいを感じられない

1.人間関係に関しては、部署の変更を上司に申し出することで解決するかもしれません。

2,3.の内容で転職を考えている人は、おそらく「命に関わる仕事であることの責任感」「自分の容量を超えた業務量」により体調にも影響が出ているのではないでしょうか。そのような人は他職種への転職がおすすめです。

4.で転職を考えている人は、まったく違った職種へのキャリアチェンジは経験のある分野への転職に比べると難しくなることを理解しておかなければなりません。夢見がちで終わらないよう、まずは経験を生かせる職種への転職がおすすめです。

5,6,7,8.の内容で転職を考えている人は、希望条件を叶えられる職場への転職がおすすめです。ここで大事なのは「MUST(絶対)な条件」「WANT(できれば叶えたい)な条件」を書き出し優先順位を付けて転職先を絞ることです。

9,10.の内容で転職を考えている方人は、自分の仕事の目標をしっかりと決めることが重要です。そうすることで、自分にとって「やりがいを感じられる仕事とはなにか」を探し出せるかもしれません。

「バリバリと忙しく働くことがやりがい」「落ち着いた雰囲気の中でゆったりと仕事をすることがやりがい」など、感じ方は人によってさまざまです。理想の転職先を見つけ出すためにも、自己分析をしっかり行いましょう。

ナースで留まるべき人の特徴

ある転職サイトが2019年に実施した「転職すべき人 OR 現職に留まるべき人」の調査について、「コンサルタントが面談した3人に1人は転職せずに現職に留まるほうが良い人だった」と回答しています。

この章では、「今は転職より現職に留まるべきナースの特徴とそのアドバイス」を紹介していますので、ぜひ転職を始める判断基準にしてください。

1.転職先で求められるレベルと自分のレベルにギャップを感じる
2.スキルアップやキャリアアップが見込めない
3.転職の理油を全て周りの環境のせいにしている
4.過去に何度も転職している
5.なんとなく転職しようとしている
6.転職の理由になった不満が今の職場で解決できそうである

1,2,3.の内容で転職を考えている人は、現状の不満の原因を「全て環境のせいにする」というような他責感が強い傾向にあるため、現職に留まって自身を振り返ることが必要です。

4.「過去に短期間で転職を繰り返している人」「入職してから日が浅い人」の場合は、転職しても失敗するリスクが高いと想定されるため現職に留まるべきです。

5.「転職をしたい明確な理由がない人」「自分の向き・不向きや将来のビジョンが曖昧な人」は、自己分析をしながら現職に留まるべきです。反対に「不満や将来のビジョン・改善したい労働条件も明確である人」は転職がするのが良いでしょう。

6.今の状況を職場で解決できそうな不満であれば、「部署の配置転換」や「勤務形態の変更」の希望を依頼してみることも一つの解決方法だと言えます。

ナースの転職で「祝い金」はもらえる?

「ナースの転職サイトで転職すると祝い金ってもらえるの?」
「祝い金がもらえる条件は?いくらもらえるの?知りたい!」

ナースの転職サイトを利用して転職すると、「祝い金がもらえる」と聞いたことがあるのではないでしょうか。残念ながら、2021年4月の法改正により祝い金は全面的に廃止となり現在は祝い金がもらえる転職サイトは存在しません。

ナースが転職成功時にもらえる「祝い金」は違法?

そもそも「祝い金」とは、ナースが転職サイトを利用して転職に成功したときにもらえる報酬金のことです。かつては「お祝い金最大○円支給」を目当てに登録する人も多かったと思いますが、実は「グレーゾーン」であったことを知っていましたか?

以前から「お祝い金最大○円支給」と大々的に謳って求職者を勧誘する方法には問題があり、しかもすべての転職者がお祝い金全額を受け取れるわけではなかったのです。このような理由から、法的には「グレーゾーン」を言われていたのでしょう。

もし「祝い金・紹介キャンペーン」などと謳って、現金や金券を支給している転職サイトを見つけた場合は、悪質な転職サイトである可能性が高いため注意が必要です。お金に目がくらみ気軽に登録しないようにしましょう。

まとめ

最後に、「ナースが転職するとき、失敗・後悔しないために重要なこと」をまとめたので確認しておきましょう。

1.転職したい理由と自己分析をしっかりしておく
2.妥協できない条件を明確にする
3.転職先のホームページ・職場見学の実施
4.直接知人から内部の雰囲気や情報を聞く
5.転職先の口コミや評価をチェックする
6.転職先を1つに絞るのではなく、複数の職場と比較する
7.ナースに特化した転職サイトを利用する

ナースとして素敵な転職活動になることを応援しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)