薬剤師必見!年収アップのためのノウハウを詳しく解説いたします!
世間一般では薬剤師の給料は高いというイメージがあると思いますが、働いている方たちは必ずしもそうは思っていなくて大きなギャップがありますね。
薬剤師に限ったことではありませんが、同じ職種で働いていても年収に差があるのには色々なファクターが絡んでいますので容易に解決策は見つけられません。
企業規模・需要と供給のバランスは言うまでもなく、その方の実力(営業力も含む)に大きく左右される職種であるからです。
この記事では、薬剤師の年収を色々な角度から解説して、更に年収アップの方法についても詳しくお伝えしますので是非最後までご覧になってください。
「今すぐ転職を検討している」「どんな薬剤師の求人があるか知りたい」
そんな人は以下の記事を是非ご覧ください。
薬剤師の給料は安い?高い?

まずは、賃金構造基本統計調査のデータをもとに、2019年度、2020年度の薬剤師と民間の全国平均年収を比較してみました。
年度 | 薬剤師平均年収 | 民間平均年収 |
---|---|---|
2020年度 | 561,7万円 | 433,1万円 |
2019年度 | 543,6万円 | 436,4万円 |
この表から、薬剤師の平均年収は561.7万円、民間平均年収よりも128.6万円高いことがわかります。
また、この額を2019年度と比較すると、全国平均年収は3.3万円低くなっているのに対し、薬剤師の年収は18.1万円もアップしています。
それにもかかわらず、「どうして薬剤師の給料は安い」と不満を感じてしまうのでしょうか。その理由を次の章で解説します。
薬剤師の給料が安いと不満を感じる理由は?
薬剤師の給料は全国平均年収と比べると128.6万円高いですが、勤務先や企業規模などによってかなり年収に開きがあるため、給料の低い方たちの不満が強いということだと思います。具体的には下記の通りです。
1.経験を積んでも年収が伸びにくい
「初任給は良いけど、入社してからの年収はなかなかは上がらないよ」という声を聞いたことがあるのではないでしょうか。
そうなんです。年収が上がりづらい理由として、「役職手当があるポストが限られている」「年次昇給がほとんどない」といったことが挙げられます。
そのため、40代頃から昇給しづらくなり、他の職業と比べて「年収が低い」と見られるのでしょう。何かしらの役職に就かない限り、年収アップは期待できません。
2.職場によって年収に開きがある
薬剤師として働ける職場は様々です。当然、職場によって年収にはかなりの開きがありますので年収の低い方の方たちの不満が強いのは当然です。
一般的に年収が高いのは製薬会社の研究員ですが、大手ドラッグストア勤務でもエリアマネージャーになれば年収アップは充分狙えます。
順位 | 就業先 | 平均年収 | 役職別平均年収 |
1 | 製薬会社 | 400〜1,000万円 | 一般職・DI:400万~ 研究開発・治験・薬事MR:500万~ 管理職:600万~ |
2 | ドラッグストア | 500〜800万円 | 一般職:500万~ 管理薬剤師:550万~ エリアマネージャー:650万~ |
3 | 調剤薬局 | 450〜700万円 | 一般職:450万~ 管理薬剤師:500万~ エリアマネージャー:550万~ |
4 | 病院 | 400〜650万円 | 一般職:400万~ 調剤主任:500万~ 薬剤部長:600万~ |
1位は製薬会社。平均最低年収は低いですが、年収の幅が広いため800万円以上を十分狙えますし、1,000万円の大台に乗せることも期待できます。
「とにかく高い給料を狙いたい!」という人は、製薬会社などの企業の研究員が一番良いかもしれません。
2位の「ドラッグストア」は、エリアマネージャーを目指せば十分に高い給料を狙えます。しかし、店舗規模や地域によって年収の差が大きくなる傾向があるようです。
3位の調剤薬局や病院勤務では、薬局長などになったとしても600万円程度の年収でほぼ頭打ちになってしまうため年収アップは期待できません。
3.勤務地によって年収に大きな開きがある
薬剤師は勤務地によって年収に大きな差があり、全国平均すると結果として低い年収となります。
東京など都市部の方が年収が高いと思いがちですが、意外と需要と供給のバランスが悪い地方の年収が高かったりします。
順位 | 都道府県 | 平均年収(万円) | 年齢(歳) |
1 | 静岡(前年7位) | 698.7 | 38.7 |
2 | 長野(前年28位) | 689.5 | 43.1 |
3 | 高知(前年23位) | 642.7 | 40.1 |
4 | 島根(前年9位) | 625.8 | 42.9 |
5 | 愛知(前年26位) | 622.1 | 41.4 |
6 | 青森 | 619.8 | 37.2 |
7 | 秋田 | 618.8 | 39.4 |
8 | 宮城 | 610.2 | 45.5 |
9 | 三重 | 600.6 | 42.7 |
10 | 山形 | 595.1 | 39.2 |
11 | 神奈川 | 583.4 | 38 |
12 | 茨城 | 580.8 | 38 |
13 | 広島 | 571.4 | 38 |
14 | 宮崎 | 569.7 | 46.8 |
15 | 北海道 | 566.3 | 39.6 |
16 | 福井 | 565.7 | 42.7 |
17 | 滋賀 | 563.9 | 41.3 |
18 | 和歌山 | 562.9 | 43.9 |
全国平均 | 561.7 | 39.4 | |
19 | 大阪 | 558.9 | 36.4 |
20 | 東京 | 553.6 | 38.5 |

ご覧の通り、ベスト3は都市部ではありませんのでやはり需要と供給のバランスで薬剤師の年収は決まるといってよいでしょう。
現在、子供がいなくてある程度自由に動ける方であればこういった薬剤師不足の地域で働いてみるのもよい経験になるのではないでしょうか。
4.製薬会社別年収ランキング
職業別ランキングでは堂々1位の製薬会社でしたが、各製薬会社ごとの薬剤師の平均年収はどのようになっているのでしょうか?トップ5を紹介します。
順位 | 企業名 | 平均年収 |
1 | ソレイジア・ファーマ(株) | 1,576万円 |
2 | シンバイオ製薬(株) | 1,195万円 |
3 | 第一三共(株) | 1,104万円 |
4 | そーせいグループ(株) | 1,088万円 |
5 | アステラス製薬(株) | 1,079万円 |
1位のソレイジアは、がん分野の治療に特化した「社員21名、平均年齢49.9歳(2022年時点)」という創薬ベンチャー企業です。
2位以下の企業と比べて突出していますが、工場を持たずに研究員だけなので平均年収が高いようです。
それにしても平均年収が1千万円以上の企業ばかりなので、是非とも目指してみてください。
5.ドラッグストア別年収ランキング

次に、職業別で2位だったドラッグストアの各会社ごとの平均年収トップ5を紹介します。
順位 | 企業名 | 平均年収 |
1 | (株)マツモトキヨシホールディングス | 764万円 |
2 | (株)ツルハホールディングス | 716万円 |
3 | スギホールディングス(株) | 711万円 |
4 | ウエルシアホールディングス(株) | 709万円 |
5 | (株)ココカラファイン | 682万円 |
トップ5のドラッグストアは、知名度も高く全国チェーン展開している企業ばかりのようです。恐らく、地方での人手不足のため、高い給料で薬剤師を求人する必要があるのでしょう。
6.調剤薬局別年収ランキング

次は調剤薬局の企業ランキングです。大手調剤薬局売上トップ10企業の平均年収を調べてランキングしてみました。
順位 | 企業名 | 平均年収 |
1 | (株)シップヘルスケアホールディングス | 755万円 |
2 | (株)スズケン | 635万円 |
3 | (株)アインホールディングス | 631万円 |
4 | (株)ファーマライズホールディングス | 625万円 |
5 | 東邦ホールディングス(株) | 622万円 |
1位のシップヘルスケアは、調剤薬局薬剤師の全国平均年収583.8万円(参照元:マイナビ薬剤師)と比べると、と約170万円もの大差が見られます。
また、従業員数は23名で大手調剤薬局に比べるとかなり少ないのですが、売上はなんと業界10位!しかも年収は堂々の1位!従業員への還元率はかなり高いようです。
7.病院形態別年収ランキング

病院形態 | 平均年収 |
国立病院 | 596万円 |
公立病院 | 565万円 |
民間病院 | 525万円 |
民間病院に関しては、薬剤師全体の平均年収548.3万円と比べるとやや低めのようです。さらに国立病院との間には約70万円も差があることが分かります。
しかし、民間病院の方が先進医療や患者に寄り添った医療ができるという点で、やりがいを感じるという声が多いようです。
8.男女・年代別年収ランキング
最後に、薬剤師の年代・性別の年収ランキングについてまとめています。
年齢 | 男性平均年収 | 女性平均年収 | |
20~24歳 | 336.2万円 | 391.0万円 | |
25~29歳 | 496.3万円 | 464.1万円 | |
30~34歳 | 581.0万円 | 507.6万円 | |
35~39歳 | 653.6万円 | 542.3万円 | |
40~44歳 | 652.0万円 | 578.6万円 | |
45~49歳 | 704.1万円 | 601.4万円 | |
50~54歳 | 719.2万円 | 670.9万円 | |
55~59歳 | 729.9万円 | 619.1万円 |
男性薬剤師は、年齢が上がるにつれ年収も約70万円ずつ安定して上がっています。これは、キャリアを積んで一般薬剤師から昇進する人が多いためでしょう。
一方、女性薬剤師は30代→40代で大幅に年収が上がっています。これは、20~30代で結婚・出産を経験し、子育てが一息ついた40代以降、仕事に本格復帰する人が多いためです。
平均年収と比較して、あなたの年収はいかがでしたか?
現在の年収に納得のいかない人は、以下の記事をぜひご覧ください!
薬剤師の給料を上げる6つの方法

これまでの記事から、「薬剤師の給料は勤務する職場・地域によって大きく変わる」ということがわかりました。
当サイトの調査結果と比べて今のあなたの給料・年収はいかがでしょうか?すべての人が給料・年収に満足して働いているわけではないと思います。
この章では、周りの人になかなか聞けない「年収アップの方法」を6つ紹介しています。
❶資格を取得しキャリアアップする
薬剤師は資格を取得することで、役職に就きやすくなり、給料アップがかなり期待できます。キャリアップに有利な資格はいくつがありますが、おすすめは「認定薬剤師」と「専門薬剤師」。
これらの資格取得によって、薬物療法の面からも患者をサポートできるようになり、医師・看護師同様、医療チームの一員として必要な存在と見られるからです。
❷時給3,000円以上の高時給派遣として働く
薬剤師の派遣時給の相場は2,500~3,000円と言われていますが、職業や地域によって時給3,500~4,000円といった高額な派遣もあるので、かなりの収入アップが実現できるでしょう。
例えば、派遣時給3,000円、フルタイム(1日:8時間、1か月:週5日×4週)で働けたとすると、3,000(円)×8(時間)×20(日)×12(ヶ月)=576万円(年収)となります。
薬剤師の正社員の平均年収は561.7万円なので、時給3,000円以上の派遣で働けば間違いなく年収アップが可能です。
❸思い切って独立開業を目指す
独立開業を目指すのはかなりハードルが高く自分には無理と思う方がほとんどかと思います。
確かに0から始めるのはハードルが高いですが、M&Aという手法も有りますのでそちらを検討するという手もあります。
M&Aというと大手チェーンが小さな薬局を買収合併するというイメージですが、健全経営でも高齢で且つ後継者がいないため譲渡したいという薬局も多いのです。
きちんとリサーチした上で行えば0からスタートするより費用を抑えられる為、検討する価値はあります。
サポートしてくれる企業も多いので、利益を上げるために何をすれば良いのかという明確なビジョンがあるなら挑戦してみては如何でしょうか。
❹薬剤師が不足している地域へ転職
地方や離島の場合は、慢性的な人手不足や1人薬剤師が多いことから、高年収・高優遇などの好条件で求人を出しているので年収アップが期待できます。
さらに、都心より物価も安く、住宅補助や引っ越し費用まで負担してくれる企業が多いので、生活費をグッと抑えることができるでしょう。
一方で、代わりの薬剤師がいないと休みがとりづらいなどのデメリットもありますので、面接時の条件を明確にしておく必要はあります。また慣れない土地での生活がストレスになる事もありますので、働く期間を決めて働いてみるという手もあります。
❺年収が高い製薬会社やドラッグストアへ転職
薬剤師の年収は、業種や地域によって大きな差がでてくるので、年収が高い地方の製薬会社やドラッグストアへの転職がおすすめです。
ドラッグストアは調剤そのものよりも、OTC医薬品や化粧品・サプリなどの販売により大きな利益を出しているので、その分薬剤師の給与にも還元しやすいと考えられます。
また製薬会社の研究員であれば、キャリア次第では1千万円を超える年収が一般的なので狙う価値は充分あります。
❻勉強会や講習会に積極的に参加して人脈を作る
薬剤師として医療関係者の方々に顔を知って頂く事の重要性は皆が口を揃えていいます。それは、薬剤師にとって人脈作りがいかに大事かを知っているからに他なりません。
また他の薬剤師の方たちとの情報交換をできる唯一の機会ですのでこれを逃がす手はありません。つまりより条件の良い働き口を紹介してもらえるかもしれないということです。
もちろん勉強会ですから新しい薬剤の知識も学べて一石二鳥です。是非積極的に参加していただきたいと思います。
年収アップの方法❷~❺は薬剤師の転職サイトを利用することがおすすめですよ。ぜひ以下の記事をご覧ください。
薬剤師転職サイトを活用する
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おすすめ転職サイト、転職成功のポイントはこちらの記事をご覧ください。
まとめ

いかがでしょう。薬剤師の資格があれば色々な働き方ができて、それによって年収を上げることが可能であることがお分かりになったと思います。とりあえず[薬剤師の転職サイト]へ登録してから色々な可能性についてじっくりと検討してみてはいかがでしょうか。
でも「転職サイトが沢山あって、どのサイトがいいか分からない」
そんな人のために3つのサイトを厳選しましたので、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。