助産師としての働き方・活躍できる場所をわかりやすく解説!

助産師の仕事ってどんなことをするのでしょう?

どこでどんな風に働いているのか気になりませんか?

そんな、これから助産師を目指すあなたにわかりやすく解説していきます。

この記事で、助産師としての働き方と活躍の場所がわかります。

助産師としての働き方

適性

助産師とは、命の誕生に携わる重要な職業です。

命の尊さを捉えて誕生を喜ぶことのできる感性は欠かせません。

また、出産の状況次第で母子とも健康の危機に瀬し、命を落とすこともあります。

危機的状況でも、冷静でいられること、難しい判断を下す責任感も重要となります。

また、出産だけでなく産前、産後のケア全般にも携わります。

特に産前の意思決定では妊娠を望まなかった人に出会うこともあるでしょう。

妊娠に感しての価値観は人さまざまです。

それを認めたうえで、個人を支援し、思いやりを持つことが大切な資質となります。

将来性

昨今、日本では出生数の減少で少子化が問題視されています。

しかし、出生数がゼロになることはありませんし、現在も毎年100万人単位で子供は生まれてきています。

それを踏まえても助産師という職業がなくなることはないでしょう。

少子化とは別に女性の社会進出の増加の今、出産を経験するライフスタイルは大きく変化しています。

今後、助産師が一層活躍するためには、これまで以上に女性の生活や価値観に配慮し、高度なケアの技術が求められていくようになるでしょう。

また、ほかの医療従事者同様、助産師にもチーム医療への参加が求められています。

今後は働く場所を問わず、さまざまな人と連携して活躍していくことでしょう。

仕事内容

代表的な業務の一つに分娩介助があります。

分娩介助が可能なのは、日本の法律では医師か助産師のみです。

また、帝王切開等の特殊な分娩でなければ、医師の立ち合いなく分娩が進められることが認められています。

助産師の仕事はほかにもあります。

一つは産前のケアです。

特に妊娠を初めて経験する人は体の変化に色々不安に思う人が多いです。

そのような人に対して、健康管理の指導、メンタルのケアを行ったりするのも助産師の仕事です。

不妊、産後育児などで困っている心のケアに取り組むこともあります。

資格

助産師として働くには、国家試験の合格者に与えられる助産師資格が必須です。

受験資格を得るには、まず看護師の受験資格を取得する必要があります。

看護師の国家試験は看護系の大学、短大、専門学校を卒業することで受験できます。

看護師の国家試験に合格した後、大学、短大、専門学校、大学院などで2年ほど勉強することで助産師の国家試験に挑戦することができます。

そのため、看護師として働いてから学校に入り、助産師を目指す人もいます。

尚、2021年の助産師国家試験の合格率は99%を超えました。

きちんと学校で勉強すれば合格は難しくありません。

収入

助産師の平均年収は厚生労働省の調査によると約570万円です。

ただし、この数字は施設で10人以上働く助産師の平均で、年齢の高い人がしている調査なので、新人のうちからこのような収入になるわけではありません。

参考程度にとどめておきましょう。

やりがい

助産師は命の誕生に深くかかわる仕事です。

自分の手で、新しい命の誕生をサポートし、目の前で見られることは助産師にとって大きなやりがいでしょう。

また、助産師は妊娠、産後、育児についても深くかかわる職業です。

同じ女性の視点からみても、ライフステージに寄り添えることは、仕事の喜びとなるでしょう。

職場ごとのやりがいもあります。

大学病院や総合病院ではハイリスクなお産に携わることができます。

一方、クリニックや助産院の場合は、正常分娩に携わることが多いです。助産師は、正常分娩の場合は医師の指示なしで、新生児を取り上げることができます。

責任は大きいですが、その分自分の手で取り上げたというやりがいを感じられるのはクリニックならではのものでしょう。

活躍できる場所

病院

入院患者用のベッドが、20床以上の医療施設が病院の定義であるといえます。

病院はクリニックと違って規模が大きい施設です。

特に大学病院や総合病院はクリニックでは対応しきれない分娩も取り扱います。

医療技術とケアの面でも、レベルの高い対応を身につけるのに適した施設と言えるでしょう。

クリニック

クリニックとは入院患者用のベッドが19床以下の医療施設をいいます。

クリニックは正常分娩を多く取り扱うため、助産師が直接お産に関わることが多いです。

自分の手で分娩を手伝いたいと思う人に打ってつけの職場であるといえます。

助産院

助産師が施設の責任者で、正常分娩のみ扱うことが特徴です。

異常な分娩の時は外部の医師と連携し、基本的には助産師のみでお産を行います。

病院やクリニックで経験を積んだあとに、独立、開業した人が助産院を立ち上げます。

まとめ

助産師としての働き方、活躍の場をいくつか紹介してみましたがいかがでしたでしょうか。

少しでも参考にしていただければ幸いです。

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