男性看護師の強みと抱える悩み!転職先働きやすい職場の特徴とは!
いきなりではありますが、皆さまは男性看護師にどのような印象をお持ちでしょうか。
医療現場では男性看護師の比率は女性看護師より低く、あまり目にしたことがない方もいるのではないでしょうか。
近年医療現場の人手不足が騒がれている中、なんと男性看護師の人数は増加傾向にあります。
本記事では男性看護師にトピックし、男性ならではの強みや悩み、男性が看護師として働くメリット・デメリットから男性看護師が働きやすい転職先などをまとめました。
さまざまな視点で男性看護師の特徴を見ていくことで、看護師全体の働きやすさにつながると幸いです。
この記事でわかること
・男性看護師が少ない理由 ・男性看護師ならではの強み ・男性看護師が抱えている悩み ・男性看護師として働くメリット、デメリット ・男性看護師が働きやすい転職先とは |
Contents
1.男性看護師の少ない理由、看護師全体の男女比
初めに看護師全体の男女比率を見ていきましょう。
厚生労働省の調査データ(令和2年衛生行政報告例)では、男性看護師の割合は全体の9.1%で女性看護師の割合は90.9%となっております。
ですが、2010年では53748人でしたが2020年では104365人と男性看護師の割合は年々増加傾向にあります。
医療現場が人員不足の中で、男性看護師は増加傾向にあることでより需要が高まり、男性看護師にとって追い風になっていますね。
男性看護師の少ない理由として、看護職は女性の仕事という考えが深く根づいてしまっていることがあります。
そのため、男性が看護師を目指すイメージがつきづらく、目指す前に選択肢から看護師としての道がなくなってしまうことがあります。
また、女性が多い職場での連携・コミュニケーションに自信がないと感じる方もいると思います。
2.男性看護師の強み
女性が多い看護の職場において、男性看護師がいて助かった場面などは多々あると思います。ここでは、男性看護師の強みを紹介していきます。
1.体力や力が必要な場面で頼りになる
看護師の業務には患者の病院生活での身の回りのお世話や医療提供に加えて、患者のおむつ交換や車椅子への移乗など力を必要とする場面があります。
特に寝たきりの方などの介助は転倒の危険性もあるため女性看護師は複数人で行うこともあります。
男性看護師の場合は一人で安全に行える力があり、重宝されるでしょう。
車椅子への移乗などは力も必要ですが、ある程度の技術や知識も必要になってくるようですね。
2.患者から女性看護師へのセクハラに対し対処できる
病院では女性看護師の割合が多いことから、男性患者からのセクハラなどは存在します。女性看護師のみの職場だと担当の交換に悩むこともあるでしょう。
男性看護師がいることで、問題に対し柔軟に対応可能であり、女性看護師を守る結果にもつながります。
女性患者から男性看護師へのセクハラもあるみたいなので、そこでも柔軟な対応が必要になります。
3.職場の雰囲気や人間関係を改善できる
看護の職場には女性が多いこと、患者の命を預かっている緊張感からどうしても緊迫した空気になりやすくあります。
男性看護師が職場にいることで、女性同士の緊迫した人間関係を和らげることができる場合もあります。
こればっかしは、男性看護師のキャラクターや性格にもよるため可能性の範疇だと思います。ただ、看護の世界は女性の世界というイメージがあり、男性がいるおかげで癒しが生まれたという声もあるみたいですね。
4.男性患者に寄り添える
男性患者からのニーズは大きいようで、特に思春期の男の子など女性看護師の対応が難しい場面に同性の看護師がいることはとても頼りになることです。
男性看護師がいることで、男性患者も悩み相談をしやすいですね。
3.男性看護師の抱えている悩みとは?
ここでは、女性の割合が圧倒的に多いなかで、男性看護師が抱える悩みを紹介していきます。
1.女性が多い職場での人間関係問題
先ほども説明したように、看護師の全体数の9割が女性であり、そのなかで人間関係を築き上げるとこは難しく感じる場合もあります。
病棟に男性看護師が自分1人となる場合もあるため、コミュニケーションや相談などがしにくい場合もあります。
これは男性看護師が孤立しかねない難しい問題ですね。管理職の方は看護師それぞれの悩みなどを確認する必要がありそうです。
2.女性患者に対する対応の悩み
業務の中にはトイレ介助やおむつ交換などもあり、女性患者から女性の看護師に行ってほしいという声はあります。
時には露骨に嫌な態度を取られ、落ち込んでしまうこともあります。
男女関係なく異性からのデリケートな部分での介助などは抵抗があると思います。考えてみれば当たり前のことなので落ち込まずに行きましょう。
3.看護師としての給料で家族を養えるのか不安
病院職にいえることですが、一般企業に比べ看護師は年収が上がりづらく、夜勤で稼いでいる比率も多くあります。
今の社会は共働きは当たり前になってきてはいますが、まだ男性が家族を養うものという考えは残っており、男性としても今のままで大丈夫なのかと給料に不安を抱くケースもあります。
子供ができるとより、夜勤などは入りづらくなるので給料面での不安はついて回りそうですね。そんな時、さまざまな選択肢を知っていることが重要になってきます。
4.男性看護師として働くメリット、デメリット
次に男性看護師ならではのメリット、デメリットを見ていきましょう。
メリット
1.男性であることで、活躍できる
女性看護師が多い中で、男性がいて助かったという場面は多々あります。先ほども説明しました力仕事や、男性患者への対応など男性だからこそできることを行うことでほかのスタッフや患者に頼りにされ、職場事態も居心地がよくなることでしょう。
力のある男性看護師は頼りになりますね。存分に男性ならではの強みを発揮しましょう。
2.昇進・昇給のチャンスがある・収入が安定している
男性は妊娠や出産などによる休職や退職をする場面が少ないため、同じ場所で働くことでキャリアを積み上げやすく、昇進・昇給の機会があります。
また、看護師は収入が安定してることで人気な職業で、安定した職業につける点はメリットといえます。
家庭を持っている男性にとっては給料面での昇給はとても大事なことですよね。安定した職業は周囲の安心も得られやすい点がいいですね。
3.よき理解者に出会えるチャンスがある
看護師の仕事は夜勤もあり、一般企業との仕事の時間帯が異なります。交際しても夜勤が多く、恋人とすれ違う生活が続いてしまい、理解されず別れてしまうこともあります。
その点、看護師同士や医療現場の職員ならば、看護師としての業務を理解しているため、理解されやすい傾向にあります。
理解をしてもらえるパートナーに出会える場所であることは、男性看護師のメリットといえるでしょう。
看護師が結婚・子育てなどの際には、看護師としての業務内容を理解してくれるパートナーだと安心ですね。
デメリット
1.配属先の選択肢が減る
日本では助産師は「助産師になれるのは女性のみである」と法律上条件付けられています。また、男性看護師の婦人科病棟への配属なども少ないため、勤務先の選択肢は減少します。
病院にもよりますが、男性看護師は救命救急や手術室のような緊急性の高い場所に積極的に配属されやすい傾向にあるようです。
しかし、これは男性の強みを頼りにしているからこその考え方のようですね。
2.先のキャリアに不安をもつ
今の職場でずっと働いてよいのか、転職すべきではないのかなど将来のプランに不安を抱いてしまうようです。その背景にはやはり男性が家計を支えなければいけないという給料面での不安につながっています。
男性看護師のニーズなども考え、自分にとって最適な働く場所を見つけることが重要ですね。
5.男性看護師が働きやすい環境、転職先とは
男性看護師の強みや悩み、メリット、デメリットを確認できたでしょうか。
ここでは、現在男性看護師として働いている方や転職を考えている方に向けて、男性看護師が活躍している職場をご紹介します。
活躍の場はそれだけニーズも高く、求人数も良好なため働きやすい環境である場合が多いです。
男性看護師活躍の場を知ることで、現在転職するかどうかで悩んでいる方にとって選択肢の幅が広がると幸いです。
1.男性看護師の働きやすい環境とは
男性看護師の働きやすい環境にはいくつか特徴があります。
1.男性看護師が多く働いている職場
やはり、男性が働いている人数が多い職場というのはそれだけで男性が働きやすい職場ということがわかります。
女性優位の職場において、男性同士のつながりがあることは、悩みごとの相談や世間話なども気軽にでき、職場での自分の居場所につながります。
男性看護師の在籍数は普通の転職サイトより、看護師専用の転職サイトの方がより詳しく掲載されているようです。転職の際はぜひチェックしてみてください。
2.男性看護師の管理職がいる
自分の上に男性の管理職がいることで、上司への相談や意見が伝わりやすく、仕事がしやすくなるでしょう。
また、管理職を目指している方にとっても、男性の管理職がいることはよい指標になるでしょう。
男性の管理職のいない職場は男としての意見が通りづらいようですね。気になった場所の管理職の状況も確認しておきましょう。
2.男性看護師が活躍している職場【おすすめ転職先】
1.救急外来、手術室、集中治療室
救急外来ER、手術室、集中治療室の共通点としては体力がかなり必要となってくる場所です。
特に救急外来はほかの診療科に比べ外来数が多く、集中治療室では常に見守りが必要とされるため、夜勤数なども増える傾向にあり、体力がより必要になってきます。
男性の強みともいえる体力勝負の代表ですね。また、大規模病院では診療報酬の高い手術が多く行われていて、携わることで給料やスキルアップにつながるようです。
2.精神科
精神科には男性看護師の数が多い傾向にあり、そのニーズも高いようです。
理由としては、精神科には病気により危険行動をとってしまう患者などがいて、女性では力負けしてしまう場面で、男性看護師がいると助かるようです。
給料面では一般病棟の精神科に比べ、精神科の救急看護を行っている病院は給料が高く設定されている場所が多いようですね。
男性看護師の人数も多いことから、男性看護師同士のつながりがあることも特徴です。
3.介護施設
介護施設でのニーズとして、男性の施設利用者からの相談などに乗りやすいことや、利用者同士のトラブルなどでの対処の際に頼りになるようです。
病院に比べて、女性の割合がやや少なく、女性優位性は低いようです。人間関係で悩んでいる方には働きやすいように感じますね。
6.まとめ
今回は男性看護師ならではの悩みや強み、メリット、デメリットを知っていただいたうえで、働きやすい職場環境やおすすめ配属先をご紹介いたしました。
看護職を女性優位な職業とあまり考えず、男性としての強みを存分に発揮していただきたいです。
看護師グッズが多く販売されている「アンファミエ楽天市場店」も是非チェックしてみてください。
こんにちは。
aika0410と申します。
ちょうど今、リライト1回目の
作業中なのでレイアウトの工夫、最後のコメントの付け方など大変勉強になりました。
ありがとうございました。
こんにちは。
ご覧いただきありがとうございます!
少しでも参考になってよかったです。