薬剤師転職サイトおすすめ2選!ランキング常連3社との比較も
薬剤師の平均転職回数は2~3回といわれており、「もっといろんな科の処方をうけてスキルアップしたい!」や「ワークライフバランスを見直したい!」などの考えから転職を考える薬剤師は珍しくありません。
忙しい業務の合間に転職活動する際、経験豊富なコンサルタントからのサポートなどが受けられる薬剤師の転職サイトは非常に便利なツールです。しかし、いざ薬剤師の転職サイトを探すと数多くのサイトが出てきてしまいます。

いろんな転職サイトがあって、希望の職場に転職するにはどの転職サイトを利用したらいいのか分からない。
などと、転職サイト探しに嫌気がさして転職へのモチベーションが下がってしまうことも少なくありません。そんなあなたのために薬剤師の転職サイトのなかから「おすすめの転職サイト2選」をご紹介します。
転職サイト選びに悩むならまずこの2つのいずれかに登録してみることをお勧めします。サポート厚めで、転職に失敗したくない、という方にお勧めのサイトを選んでみました。
「もっと自分にあった転職サイトを探したい」という方のために転職サイトランキング常連の大手3社との比較をしながら転職サイトを選ぶポイントも解説していきます。
転職サイトを検索するとランキングが多数でてきますが、上位から登録すれば間違いないかというとそうではありません。転職したい理由や求める条件によりあなたにぴったりのサイトは変わります。
あなたの転職活動を応援したいと思い調査しましたので、ぜひ最後までご覧になってください。
薬剤師転職サイトおすすめ2選


◇いろんなタイプの薬剤師転職サイトがあるけど、どれを選べばいいの?
◇手厚いサポートをしてくれるおすすめの転職サイトは?
薬剤師転職サイトと一言でいっても、各社で得意としている職場が異なる場合があるため、自分に合った転職サイトを選ぶことが大切です。
「転職を考えているけど、何をどうしたらいいかわからない」という方のために、まずはサポート厚めで「後悔しない転職」にお勧めの転職サイトを2つご紹介します。
お仕事ラボ|丁寧なヒアリングで入職後の定着率95.6%

「お仕事ラボ」は、創業約40年、全国400店舗以上ある調剤薬局チェーン「アイセイ薬局」が100%出資している㈱AXISが運営している転職サイトです。
そのため調剤薬局業界の求人が多く、正社員・派遣・パートなど自分のライフスタイルに合わせた働き方を選ぶことができます。薬局求人に強いので、薬局薬剤師としての転職を考えている方には最もおすすめのサイトです。
お仕事ラボは各薬局の事情を把握している担当者が求職者も担当する両面型のため、企業の詳しい情報を直接担当者に聞くことができます。後悔しない転職に必要なのは正確な情報収集であり、両面型の転職エージェントの利用がおススメです。
面談での丁寧なヒアリングが評判で希望条件を細部までくみ取りピッタリ合った求人を紹介してくれるので、ミスマッチが少なく、転職後3カ月定着率は95%と高い数値になっております。
企業側への就業条件交渉も任せることができるので、育児などのブランク明けでも安心です。
また、お仕事ラボには「このような人材がいます」と企業側に広く告知してくれることで、「この方なら採用したい」と指名される「逆指名制度」があります。双方の求める条件を高いレベルでマッチングしてくれるため、満足度の高い転職が可能となるでしょう。
転職後のサポートに力をいれているのも特徴です。転職をした方ならわかると思いますが、転職直後は職場に慣れるのにいっぱいいっぱいになります。また、転職後に職場の状況が変わることもあるかもしれません。
そのため、お仕事ラボでは転職後も専任のコンサルタントに電話やメールで相談ができます。
自分の求めるものをしっかり聞いてくれ、マッチ率の高い会社を探してくれ、転職後も相談相手になってくれると3拍子揃ったおすすめの転職サイトです。
唯一の弱点は営業拠点が東京のため対面の面談は地方在住者には難しいというところですが、最近はオンライン面談も普及してきています。自分にあった職場で長く働きたい、という方にお勧めです。
運営会社 | 株式会社AXIS |
利用料金 | 無料 |
営業拠点 | 東京 |
求人数 | 約17000件 |
セールスポイント | ◇3カ月定着率95.6% ◇逆指名制度 ◇転職後のサポートあり |
アプロ・ドットコム|転職サポートが手厚く、実績が豊富な転職サイト

「アプロ・ドットコム」は1998年に薬剤師が創業した実績のある転職支援サイトです。25年以上の薬剤師の人材サービスの実績があり、正社員、パート、派遣のほかに単発求人まで幅広い働き方がそろえられています。
「失敗しない職場選び」にこだわっており、お仕事ラボ同様に求職者と企業を同じコンサルタントが担当することでミスマッチを防いでいます。
丁寧なヒアリングはもちろん、履歴書の添削、面接対策、企業との面倒なやり取りの他に面接同行サービスもあります。これらの親身なサービスは「98%以上がまた利用したい」という満足度にあらわれています。
面接同行サービスは東京・大阪エリアが中心のため対応が難しい地域もありますが、本人からは切り出しにくい給与面の条件などを円滑にまとめてくれるおすすめサービスです。
また、コンサルタントの対応スピードが早いことも特徴のひとつです。「登録から1時間以内の連絡」「条件のヒアリングから24時間以内の求人紹介」「求人応募から2日以内の面接」など、早く転職を進めたい方にピッタリなサイトと言えるでしょう。
特に派遣の求人に強く、派遣登録した際には「順守すべきコンプライアンスに関するテキスト配布」などのサポート体制も充実しているので、そういった働き方に興味があるという方にお勧めです。
運営会社 | 株式会社アプロ・ドットコム |
利用料金 | 無料 |
営業拠点 | 東京、大阪 |
求人数 | 約28,800件 |
セールスポイント | ◇派遣求人に強く、単発求人も取り扱いあり。 ◇転職に役立つマニュアルを提供 ◇素早いレスポンス |
ランキング常連 大手3社との比較

おすすめ2選は「後悔しない転職」を一番に考え、ミスマッチの起きにくい両面型コンサルタントであること、転職前後のサポートが手厚い事を条件に選定してみました。
さて、この2つのサイトは大手と比較したときどのように見えるのでしょうか?
転職サイトランキングによく登場する常連の大手3社「薬キャリエージェント」、「マイナビ薬剤師」、「ファルマスタッフ」とおすすめ2選で紹介した「お仕事ラボ」、「アプロ・ドットコム」の調査を独自に行いまとめてみました。
①求人数
薬キャリエージェント | マイナビ薬剤師 | ファルマスタッフ | お仕事ラボ | アプロ・ドットコム | |
求人数 (公開求人数) | 33371 | 49779 | 52654 | 17212 (毎日更新) | 29067 |
非公開求人 | あり | あり | あり | あり | あり |
病院 | 2132 (6%) | 2177 (4%) | 3612 (7%) | 100 (2%) | 680 (2%) |
薬局 | 26646 (80%) | 31264 (65%) | 44018 (84%) | 4968 (90%) | 26150 (85%) |
ドラッグストア (調剤併設) | 4200 (13%) | 6752 (14%) | 3307 (6%) | 438 (8%) | 3568 (12%) |
ドラッグストア(OTC) | 267 (1%) | 6615 (14%) | 880 (2%) | 3 (0%) | 441 (1%) |
その他 | 126 (0%) | 1587 (3%) | 690 (1%) | 13 (0%) | 99 (0%) |
2025.5.4日時点で各サイトの絞り込み検索機能を使用して、公開されている求人の総数と「施設形態」別の求人をまとめてみました。
求人数の総数と施設形態別の求人数の合計が一致しないのは、リアルタイムでの更新が行われているか、検索システム上のカテゴライズの問題があると思われますが、考えてもわからないので出てきた数字を並べていることはご了承下さい。
この表でもわかるように大手3社の特筆すべき点はその求人数の多さです。非公開求人の情報があればまた違った結果になる可能性もありますが、正確な情報がなく比較できませんでした。
しかし、公開求人が多い方が非公開込みの求人数も多いことが予想されます。参考までに知り合いの薬剤師に同日の薬キャリエージェントの非公開込みの総求人数を見てもらったら83750人でした。
求人数が多いほど理想の職場に出会える可能性が高い、という意味で公開求人数の多い転職サイトがランキング常連になるのも頷けます。
企業や治験コーディネーターなどの特殊な職場は求人総数が多いところで探したほうがいいかもしれません。ただ、転職先は最終的に1つなので、総数が多いほど選ぶ手間も増える、というデメリットもあります。
次に、施設形態ごとの求人の割合もだしてみました。どのサイトも調剤薬局の割合が最も多いのは同じですが、お仕事ラボは特に調剤薬局に特化していることがわかりました。
また、ドラッグストア(OTC)の公開求人数は大手の薬キャリエージェントよりアプロ・ドットコムの方が多いなど比べてみると意外なこともわかりました。
非公開の求人は登録するまでわからないので、まずは公開求人で自分の求める施設形態の求人数や、求人全体に対する割合をチェックしてみるとよいでしょう。そのサイトの強い分野がなんとなく見えてくるはずです。
②雇用形態
次に、「雇用形態」別の求人をまとめてみました。
薬キャリエージェント | マイナビ薬剤師 | ファルマスタッフ | お仕事ラボ | アプロ・ドットコム | |
正社員 | 24833 (74%) | 39394 (72%) | 32936 (63%) | 10115 (59%) | 16693 (57%) |
パート | 6632 (20%) | 14210 (26%) | 17478 (33%) | 6332 (37%) | 11253 (39%) ※有期パート256含む |
派遣 | 1928 (6%) | 0 (0%) | 2238 (4%) | 765 (4%) | 923 (3%) ※紹介型派遣599含む |
その他 | 0 (0%) | 1441 (3%) | 0 (0%) | 0 (0%) | 198 (1%) |
大手3社は正社員の求人に強い傾向があり、逆におすすめ2選は正社員以外の求人が全体の4割を超えています。
正社員以外の働き方にも興味がある場合はサポートの厚いお仕事ラボ、アプロ・ドットコムがおすすめです。総数が違うのはありますが、そもそもあなたが自分で職場を探すことを考えれば、おすすめ2選の求人数も桁違いに多いはずです。
とくにお仕事ラボは逆指名制度があるので、臨んだ雇用形態を選べる可能性がUPすると考えられます。
アプロ・ドットコムは派遣に強く、数はかなり限られますが、1日だけの単発派遣などもあります。「絶対正社員でしょ!派遣なんて不安定な仕事はイヤ」と考える方もいるかもしれません。
確かに派遣は同一の職場で働けるのは3年までですし、即戦力として働く事を求められるプレッシャーなどもあるかもしれません。
しかし、正社員に比べて不安定とはいえ突然の解雇は禁止されていますし、基本的に保険にも加入することになっています。
比較的時給が高く、ライフスタイルにあった働き方を選べるので薬剤師人生の中で1回派遣薬剤師という選択肢を見てみるのはありだと思います。
特に今「転職サイト探しをする時間もない」方にとっては、派遣薬剤師として働いて時間的・経済的な余裕が得られることは大きなメリットだと思います。
落ち着いて今後のことを考えられるようになれば、その後さらに自分にあった職場に転職することも可能かもしれません。
アプロ・ドットコムでは紹介型派遣の検索もできました。紹介型派遣は6か月後に求人企業から直接雇用されることを前提とした派遣で、6か月間は「派遣社員」として働き、それ以降は正社員になるか契約満了となります。
6か月のお試し期間つきで正社員になれる可能性がある派遣、というのも知っておいて損はないでしょう。視野を広く持って自分にあった雇用形態を考えてみましょう。
③実績
次に実績を比較してみました。利用満足度や登録者数などは比較が難しいと考え、安定したサービスを提供できる経営母体があるか、実際にどのくらいの期間サービスを提供してきたのか、を調べてみました。
薬キャリエージェント | マイナビ薬剤師 | ファルマスタッフ | お仕事ラボ | アプロ・ドットコム | |
経営母体 | エムスリーキャリア (医師のための医療情報サイトm3.comを運営するエムスリーのグループ企業) | 株式会社マイナビ (人材派遣、出版、農業他多数事業あり) | 株式会社メディカルリソース (日本調剤のグループ会社) | 株式会社AXIS (アイセイ薬局の100%子会社) | 株式会社アプロ・ドットコム (薬剤師専門求人・転職支援) |
資本金 | 1億 | 21億 | 9300万 | 7000万 | 1300万 |
サービス開始時期 | 2009年12月 | 薬剤師対象は2009年~ | 2000年2月~ | 2016年4月~ | 1998年~ |
サービス提供年数 | 15年以上 | 15年以上 | 25年以上 | 9年以上 | 25年以上 |
大手3社は資本金も多く経営母体もかなりの大企業です。
お仕事ラボのサービス提供年数はこの中では短いほうですが、母体となる薬局は創業40年以上であり、ファルマスタッフの母体である日本調剤(創業45周年)と比較してもしっかりした実績があると考えられます。
少なくとも40年以上薬局経営してきたなら、薬局求人でおこる一通りのトラブルは経験済みでしょう。つまり、薬局への転職についてはかなりノウハウを持っていると考えられます。
サービス提供年数はこの5つの中ではアプロ・ドットコムが一番長いことがわかりました。アプロ・ドットコムは薬局の子会社やグループ企業の1つではなく独立型の転職サイトであり、フェアな立場から求職者に寄り添った提案ができるのが強みです。
資本金を考えると広告費などは大手にくらべてかけられなかったと思いますが、なんの後ろ盾もなく、25年以上大手と同じ土俵で戦ってきたと考えると実績は十分だと思います。
大手3社と比べるてもおすすめ2選のサイトの実績は十分と感じました。転職サイトは複数登録することで成功率があがるといわれているため、両面型コンサルタント形式を採用している「お仕事ラボ」「アプロ・ドットコム」のどちらかをまず1つ登録してみてはいかがでしょうか?
それで不十分であれば求人数の多い大手転職サイトの登録を検討するのがおススメです。
薬局勤務を考えているなら正社員でもパートでもお仕事ラボがおススメです。
派遣も視野に入れるならアプロ・ドットコムがおススメです。
転職サイトを使った方がいい人

薬剤師の転職サイトは非常に便利なツールではあるのですが、絶対に使わないといけないものではありません。こちらでは転職サイトを使ったほうがいい人の特徴5つについて解説していきます。
1.時間に余裕がない
2.働きたい会社がみつからない
3.そもそも何をしたらいいかわからない
4.転職先の内部事情が知りたい
5.職場の悩みを話せる人がいない
1 時間に余裕がない
とにかく調剤が多くてずっと動き回っていた、粉砕や軟膏混合の処方がきた、薬歴が終わらない、疑義紹介が発生したなどなど薬剤師の仕事は大忙しですよね。
それでも患者さんの健康にかかわる職業であるため、手を抜くことはできません。働きながら転職活動を始めてみるとなかなか時間が取れず、転職活動が二の次になってしまいがちです。
時間に余裕がないことで精神的にも肉体的にも余裕がなくなってしまうこともあります。
転職サイトを利用すると、忙しい薬剤師の方に代わって、希望の職場探しや面倒な条件交渉をしてくれます。更に転職に向けての手厚いサポートが受けられ、時間と労力を大幅に減らせるので便利です。
忙しすぎて転職を考えているけれど、忙しすぎて転職活動ができない・・と負のスパイラルにはまっている方は、薬剤師転職サイトの利用がおすすめです。

2 働きたい職場がみつからない
ひとまず登録はせずに転職サイトの求人を眺めてみたけど、立地や福利厚生がいまいちだったり、給料が思ったより低い、ということはありませんか?
「転職してもこんなものかな・・」「私の市場価値って低いなぁ」と虚しくなっている人には転職サイトの登録がオススメです。
転職サイトでは、一般公開されていない「非公開求人」を各社保有しています。これは、公開求人よりも給与や待遇面で条件が良く、一般公開すると応募が殺到してしまうため一般公開されていない求人です。
「キャリアアップしたい方」「今よりもできるだけ良い条件で転職したい方」にとって、好条件な非公開求人を紹介してもらえるということはとても大きなメリットです。
働きたい職場が決まっていない時は転職サイトの非公開求人情報を手に入れることで効率的な転職活動ができます。
逆に「この会社に転職したい」と狙っている会社があるなら転職サイトは使わないほうがいいでしょう。
同じような経歴やスキルを持つ求職者がいた場合、企業側は採用コストが抑えられる「直接応募の薬剤師」を採用することが多いからです。
掲載料や転職成功時の報酬などを支払う必要があり、採用コストが高くなってしまう転職サイトには求人を掲載しない企業もあります。
「小規模な病院やクリニックで働きたい」「狙っている職場がある」という方は、ハローワークや知り合いのツテに頼って応募するのが良いでしょう。

3 そもそも何をしたらいいかわからない
転職すると一言でいっても、どのような転職を望むのか考えて、求人を探して、応募して、アポをとって、面接してとやることは盛りだくさんです。現職がある場合はさらに退職の交渉や手続きも考えないといけないかもしれません。
転職サイトに登録すると、担当コンサルタントが希望条件を確認してあなたにあった求人を探してくれます。その後面接の日程調整や給与などの交渉も代行してくれます。
転職の流れを熟知しているコンサルタントの助言があればその時自分がやるべきことがはっきりしますし、履歴書の添削や面接対策などのサービスもあります。
また、給与や休みなどの「一番気になるところだけど、文句をいったら落とされるかも」という条件の交渉は転職サイトのコンサルタントに任せるのがよいでしょう。
コンサルタントは普段から企業と連絡を取り、企業訪問を行っているので、すでに強い信頼関係が構築されています。少し無理な条件にも対応してくれる確率が高くなります。
転職サイトによっては、面接同行サポートを行ってくれるところもあります。面接対策だけで不安な方は、コンサルタントに申し出てみると良いでしょう。

4 転職先の内部事情が知りたい

◇職場の雰囲気が思っていたのと違っていた
◇転職前に聞いていた勤務時間と違う
◇こんなに残業があるとは思わなかった
など転職後のミスマッチがあると、再度の転職をしてしまうことになりかねません。それを防ぐためには、あらかじめ職場の内情を知っておくことが重要です。
しかし個人での情報収集は難しく、時間も労力もかかります。転職サイトを利用すると、次のような職場の内情を手軽にリサーチできます。
◇職場の雰囲気や人間関係の実態
◇職場の残業時間の実態
◇離職率
◇職場の経営状況
コンサルタントは実際に職場に足を運びどんな企業なのかを調査しています。職場の内部事情を教えてくれるだけでなく、好条件で働きやすい雰囲気の職場をピックアップして紹介してくれます。
求人情報からでは得られない職場の内部情報を事前に知ることで、転職後の職場のミスマッチを未然に防ぐことができるのです。気になる職場があれば、積極的に聞いてみると良いでしょう。

5 職場の悩みを話せる人がいない

◇今の職場への不満はどのような転職先であれば解消できるの?
◇将来のキャリアアップはどのような転職先であれば目標達成できるの?
など転職に関して不安を持っていても、今の職場の人に話すわけにはいかないですよね。事情を知らない人に話しても参考にならないため一人で抱え込んでいませんか?
転職サイトを利用すると、コンサルタントに相談し、アドバイスをもらいながら転職活動を進められます。また今後のキャリアについても、客観的な意見をもらえるので、将来のキャリアプランが明確になり、転職の不安も解消できるでしょう。
「相談すると転職しなければならない?」と不安な方もいるかと思いますが、その必要は一切ありません。
「転職を考えているけど迷っている」「今の職場では将来が心配」という方も、ぜひ気軽に転職サイトに相談してみてください。

自分のしたいことがはっきりしていない、という方は丁寧なヒアリングに定評のある「お仕事ラボ」や「アプロ・ドットコム」のコンサルタントに相談してみるのはいかがでしょうか?自分では気づかなかった自分の価値を見つけてくれるかもしれません。
薬剤師転職サイトを上手く使うポイント

転職サイトを使ったほうがいい人の特徴に当てはまった方にはぜひ転職サイトをうまく利用してほしいと思います。希望条件に合った職場への転職で理想のワークライフバランスを実現できる可能性を高めることができるでしょう。
しかし転職サイトにはメリットばかりではなくデメリットもあるので、うまく利用するためのポイントを5つ紹介していきます。
1.事前準備をする
2.初回連絡に備える
3.連絡手段や頻度について希望を伝える
4.転職に対するスタンスを伝える
5.職場見学の際に見るべきところを知っておく
1 事前準備をする
転職活動を始める前に、自己分析で「自分が何を望んでいるのか」を知っておきましょう。ここでの自己分析とは「経歴をまとめる」「自分の強みや弱点を整理する」「希望する職種を絞る」ことです。
今までの経歴やこれからのキャリアプランを担当者へしっかり伝えることで、理想の転職先についてのイメージを共有でき、スムーズな転職活動を始められます。
また、希望条件を明確にし、優先順位を付けることもしておきましょう。せっかく転職をするのならば、今の職場より良い条件のところへ転職したいと思うのは当然です。
しかし、すべての希望条件を満たした転職は、現実的には難しいことも覚えておかなければいけません。そこで、希望条件の中から「これだけは譲れない」という優先順位を明確にすることが重要になります。
優先順位を付ける際には、「自分が転職するにおいて何を重視しているのか」、以下の項目に注意して紙に書き出してみてください。
◇業務内容
◇給与(年収)
◇正社員や非正規社員、派遣など雇用形態
◇休日や勤務時間
◇職場の雰囲気や人間関係
◇福利厚生
◇勤務地や通勤時間
◇キャリアアップ
事前に優先順位を付けておき、譲れない条件を担当者と共有できるようにしておきましょう。
「高収入、残業なし、週休2日」など理想の条件ばかりを並べてしまうと、ハードルが上がり転職が難しくなる場合があります。優先順位を3つぐらいまでに絞って転職サイトを利用しましょう。

2 初回連絡に備える
まず、多くのサイトでは登録当日~翌日に連絡が来るため、登録は休みの前日などがよいでしょう。転職サイトを利用する場合、多くの転職サイトでは面談(キャリアカウンセリング)を求められます。
サイトによっては初回の電話で希望条件などの詳細聞き取りをされる場合もあるので、落ち着いて対応できるようにしておくことが大事です。
対面でのカウンセリングを行う場合も、日程などをスムーズに決めるために今後1か月くらいの予定はすぐ見れるように準備しておきましょう。
ちなみにキャリアカウンセリングは多少面倒でも直接面談してやる気をアピールするのがおすすめです。直接面談することにより転職サイト側は、求職者のやる気・人柄などを把握します。
更に求職者は転職に対する思いや要望を直接伝えられます。忙しくて時間が取れない、遠くに住んでいて直接出向けないなどの場合は、電話やメールでも対応可能です。
しかし、直接面談した方に優先して条件のよい求人を紹介している転職サイトが多い実態があります。
あと、薬剤師免許をしまい込んでいる場合は所在を確認しておきましょう。転職時にコピーなどが必要となります。
3 連絡手段や頻度について希望を伝える
転職サイトによる求人紹介は電話やメールでの連絡が一般的です。担当者や転職サイトの熱意の表れなのかもしれませんが、求人紹介の連絡が頻繁にあり、対応に困ることがあります。
「仕事中に何度も電話連絡があり支障がある」などという口コミも少なくありません。
「これから転職サポートを受ける」「電話やメールの連絡が多くて困っている」という方は、以下の項目に確認して、担当者に伝えると不満は軽減されます。
◇連絡方法は電話・メール・LINE(サイトによりLINE不可の場合もあり)のどの方法がよいか
◇連絡して良い時間帯や曜日はいつか
◇頻度はどれくらいに抑えてほしいか
などを事前に伝えておくと、担当コンサルタントは希望にあった連絡で対応してくれます。
転職活動の負担を減らすために転職サイトを使ったのに、電話対応に追われて通常業務に支障がでたり、自分のペースを乱されたりしては本末転倒です。
それでも、連絡がしつこく仕事に支障が出ると感じたら、「担当者の変更を申し出る」「別の転職サイトを利用する」なども検討してください。

4 転職に対するスタンスを伝えておく
転職サイトの収益は、求職者が採用になった時点で企業側から報酬が支払われる成功報酬型システムです。
そのため、担当者によっては個人のノルマ達成のために、いろんな求人を紹介してきて無理に面接を勧めてくるというケースも少なくありません。
ここで焦って転職して失敗するようなことがあると、時間の無駄になり職歴にも傷がついてしまう可能性があるため、注意が必要です。
ただ、相手もあなたのスタンスがわからなければベストな対応をすることは難しいです。ゴールを決めて、二人三脚で息の合った転職活動を進めていくためにも、以下の項目を確認しておくと自分のペースで転職が進めやすいでしょう。
◇すぐに転職したいのか、転職タイミングはいつなのか
◇納得できる求人が見つかるまで、じっくり取り組んでいきたいのか
など、あらかじめどんなペースで転職を進めたいかを担当者に伝えておけば、それに合わせて転職サポートをしてくれます。
もし担当コンサルタントに「無理に転職を勧められている」「希望に合わない求人を紹介されている」と感じたら、早めに断るようにしましょう。あなたが転職の決定権を持っているということを忘れずに。

5 職場見学の際に見るべきところを知っておく
もし可能なら転職する前に職場見学を行い、目と肌で情報収集をするのがおススメです。実際に職場を見ることで求人票ではわからないリアルな職場の雰囲気や人間関係を知ることができ、さらに周辺環境も確認することができるからです。
職場見学をする際は、以下の点を意識して行うと「こんなはずではなかった」という転職後のミスマッチを防げます。
◇忙しい時間帯を見学して、スタッフがテキパキと連携して動いているか
◇すれ違ったときに、挨拶してくれるか
◇どのような患者さんが多いか
◇薬剤の管理状況
◇清掃は行き届いているか
◇夜勤を考慮し、通勤路もチェック
転職サイトを利用すれば見学の日程調整なども行ってくれるので、職場見学の希望があることは伝えておきましょう。
見学では短時間しか職場は見れませんが、求人票をどれだけ眺めても得られない情報がえらえます。
両面型のコンサルタント形式の転職サイトであれば普段の情報なども担当者から直接手に入れることができます。

薬剤師転職サイトのサービス
転職サイトで利用できるサービスはサイトによって異なりますが、大手3社とおすすめ2選のサービスを比較してみました。
薬キャリエージェント | マイナビ薬剤師 | ファルマスタッフ | お仕事ラボ | アプロ・ドットコム | |
ヒアリング・カウンセリング | 電話 | 対面 | 対面 | 対面 | 対面 |
面接日程の調整 | あり | あり | あり | あり | あり |
応募手続き | あり | あり | あり | あり | あり |
履歴書や職務経験所の添削 | あり (サイト内に書き方の基本マニュアルあり) | あり (無料・会員登録不要の職務経歴書作成ツールあり) | あり | あり | あり |
面接に関するアドバイス | あり (サイト内に基本的な注意あり) | あり | あり | あり | あり |
面接同行 | なし | あり | あり | あり(面接後のヒアリングも) | あり(拠点のある東京、大阪周辺のみ) |
入社日の調整 | あり | あり | あり | ー | あり |
退職のサポート | あり (サイト内に心得あり) | ー | あり | ー | あり |
入職後のフォロー | ー | アフターフォロー専門の部署あり | 担当者が継続フォロー | あり | あり |
※サイト内に明記がない場合はーとしています。
基本的にどのサイトもヒアリング、カウンセリングは必須ですが、サポート厚めの転職サイトは対面へのこだわりが見られます。
面接日程の調整、応募手続き、履歴書や職務経験所の添削、面接に対するアドバイスはどのサイトでも受けることができそうです。
面接同行は行っていないサイトもありますので希望する場合は注意が必要です。また、入職後のサポートもサイトによって手厚さが違います。
調査の結果、基本的なサポートはどのサイトでも受けられるという印象でした。ただ、表にしてサポートの「あり」「なし」だけ見るとサイトの特徴が見えにくくなる感じがありました。
基本的なサポート以外に手厚いサービスを求めるなら両面型コンサルタント形式を採用している「お仕事ラボ」「アプロ・ドットコム」のサイトを一度みてみませんか?
薬局勤務を考えているなら正社員でもパートでもお仕事ラボがおススメです。
派遣も視野に入れるならアプロ・ドットコムがおススメです。
「自分の探したい情報が見やすい」「雰囲気を見てピンときた」なら、あなたにあったサイトといえると思います。
まとめ
「転職を考えているけど、何をどうしたらいいかわからない」という方にお勧めなのは、ミスマッチの起きにくい両面型コンサルタント形式の「お仕事ラボ」、「アプロ・ドットコム」です。
特に薬局への転職を検討している場合はお仕事ラボ、派遣を視野に入れているときはアプロ・ドットコムがお勧めです。
お仕事ラボ|丁寧なヒアリングで入職後の定着率95.6%
アプロ・ドットコム|派遣薬剤師に強く、実績が豊富な転職サイト
大手3社の薬剤師転職サイトと比べると求人数の総数は劣りますが、実績は十分です。
転職サイトは複数登録するのが一般的ですので、もしおすすめのサイトで希望の求人がなかったときは、求人の多い大手への登録も検討してもよいかもしれません。
転職サイトを使ったほうがいい人は以下の通りです。当てはまる方は転職サイトの利用を検討しましょう。
1.時間に余裕がない
2.働きたい会社がみつからない
3.そもそも何をしたらいいかわからない
4.転職先の内部事情が知りたい
5.職場の悩みを話せる人がいない
また、薬剤師転職サイトを上手く使うためのポイントは以下の通りです。しっかり確認しておきましょう。
1.事前準備をする
2.初回連絡に備える
3.連絡手段や頻度について希望を伝える
4.転職に対するスタンスを伝える
5.職場見学の際に見るべきところを知っておく
薬剤師転職サイトではスケジュール調整、応募にかかわる書類作成、面談対策などは基本的なサービスとして多くのサイトで対応してくれるようです。
ただし、対面のヒアリング・カウンセリングや面接同行を希望する場合は対応するサイトを選ぶことが必要です。
お勧め2選のサイトではどちらも対応していますので、一度サイトを見て「自分に合ってそう」か見てみることをお勧めします。
転職はあなたの人生の大きな分岐点となる可能性があるため、良い伴走者となる転職サイトを見つけられることを心から祈っています。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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