薬剤師が転職サイトを使わないメリットと直接応募で転職する方法
薬剤師が転職する際、転職サイトやエージェントを利用するのと、直接応募で応募する方法と2種類あります。
転職サイトを使う事が最適であると思われますが、直接応募にも良い点があるのでお勧めです。
ここでは直接応募のメリットや転職サイトを使わずに応募する方法をご紹介します。
直接応募のメリット
直接応募の場合では、どの様なメリットがあるかをご紹介します。
好印象をもたれやすい
直接応募をする場合、自分自身で企業を探し、自らで応募するという「ひと手間」を掛けなければなりません。
そのため採用企業としては「わざわざ手間をかけてうちの会社を探して応募してくれた」といった好印象を持ちやすくなります。
その結果面接で話が盛り上がりやすくなり、選考においても直接応募の姿勢がプラスに働く可能性が出てきます。
サイトでの応募より採用される可能性が高い
病院や企業が転職サイトからの応募者を採用すると、転職サイトに人材紹介料を支払う必要が生じます。
たとえば直接応募の薬剤師と、転職サイトから応募した薬剤師のいずれかが採用されるとします。
両者が同等のスキルや経験を持っている場合、コスト面を考慮して直接応募の薬剤師のほうが有利である可能性が高くなります。
自分のペースで転職活動ができる
直接応募であれば、スケジュールを自分で組む事ができる為自分のペースで自由に応募することが可能です。
焦って転職して後悔したくないと考えるなら、ゆっくり情報収集し、転職活動に時間を割くと良いでしょう。
直接応募で転職する方法
直接応募ではどのような方法があるか解説していきます。
公式ホームページから直接応募する
企業の公式ホームページの採用ページから、直接申し込む方法です。
転職したい病院や企業が決まっている薬剤師には特におすすめです。
有名な大学病院や、国立病院、市立病院などは大々的な採用活動はせず、直接応募のみで募集をしているケースがあります。
自社HPでしか募集をしていない企業もありますので、その場合は直接応募を行う必要があります。
ハローワークを利用する
ハローワークとは国が運営する施設で、主に職業紹介事業を行っています。
薬剤師の求人専門ではなく、職員が薬剤師の仕事に詳しいわけではありません。
しかしハローワークの求人は地域に根ざした勤務先が多いため、他の求人媒体に載っていない求人情報が見つかることがあります。
自宅近くの勤務を希望されている方にはお勧めです。
転職サイトやエージェントを使うデメリット
転職サイトやエージェントを使うデメリットを5つ紹介します。
1 .担当者から頻繁に連絡が入る
転職エージェントのアドバイザーは求職者の転職を決めることが業務であるため求職者に頻繁に連絡を入れます。時には「しつこい」と感じる事もあります。
仕事中に頻繁に電話がかかってきたら転職サイトの利用に嫌気がさしてしまうでしょう。
2.転職を急かしたり強引に勧める事がある
転職サイトやエージェントは求職者が転職を決めることによって、求人企業から報酬を受け取る様になっています。
そのため求職者の転職を強引に勧めたり、転職を急かす場合があります。
3.希望に合う求人を紹介してもらえない
転職サイトでは自分の希望する求人を必ず紹介してくれるとは限りません。場合によっては希望に合う求人を紹介してもらえないこともあります。
特に求人数が少ない地方などの場合には「転職サイト側が希望に合う求人を全く保有していない」ということも数多くあります。
4.求人紹介までに時間がかかる
転職エージェントでは求人紹介前に「アドバイザーとの面談・ヒアリング」が必要になります。
面談をじっくり行うサイトや対面面談に力を入れている場合には、登録から求人紹介までに時間が長くかかります。
急ぎの転職の場合、「求人紹介までに時間がかかる」事をデメリットに感じるでしょう。
5.相性が合わないアドバイザーが担当になる
転職活動をサポートしてくれるアドバイザーと相性が合うとは限りません。
転職サイトには複数のアドバイザーが在籍しているので「提案力が低い担当者」や「希望を汲み取ってくれない担当者」など経験不足の人にあたってしまう可能性があります。
そう言った場合、転職活動自体に支障をきたしてしまいます。
登録時に経験豊富な担当者を指名できるサイトやエージェントはありません。「自分に合う人」を登録時に見極めるのは困難です。
こんな人には転職サイトがお勧め
転職が初めての方や一人で転職活動をするのが不安な方は転職サイトを使うのがお勧めです。
まとめ
これまで転職サイトやエージェントのデメリット、直接応募で転職する方法や直接応募のメリットを紹介してきました。
公務員薬剤師は官省庁のホームページなどで応募を受け付けている場合が大半のため、直接応募で転職する事になります。
働きたい職場が明確に決まっている方、または公務員薬剤師への転向を考えている方、マイペースに転職活動を進めたいと思っていたりする方は、ここで解説した直接応募で転職活動してみて下さい。
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