老健の看護師はデメリットばかり?!お仕事事情と転職について

この記事では、「老健の看護師はデメリットばかり?」なのか、真相と仕事内容や転職事情について解説していきます。

老健で働いてみたいけど、実際どうなんだろう?

噂ではデメリットが多いって聞いたけど・・・まさか本当なの?!

など、老健で看護師として実際に働きたい方、興味がある方、デメリットの真相を知りたい方必見です!

Contents

老健ってどんなところ?

老健とは「介護老人保健施設」のことを指します。

65歳以上の高齢者が入居しリハビリを行って、自宅でまた生活を送れるようになることを、目指す施設です。

中には慢性疾患がある方や元々日常生活を行うことが難しい方も増えているのが現状です。

人工呼吸器をつけていたり、ドレーンが入っているような入所者もいらっしゃいます。

療養型病棟に近い仕事もすることから、看護師は重要な役割を担っています。

その一方で実際に働いたことがある方は・・・

介護士主体で、看護師はサポートする側が多かったです。

病院と比べて医療行為が少ない代わりに、オムツ交換など老健ならではの仕事が多いです。

患者ではなく利用者を対応するので、関わり方や病院とは資材も異なるので、急変時も判断が難しいと感じることもありました。

病院と比べると介護補助の割合が増えるのは確実です。

また、介護やリハビリに携わるスタッフとのコミュニケーションや、看護師として利用者やその家族との関わり方に悩む看護師も多いようです。

入居期間は平均的に300日前後で、病院とは違い看護師と利用者が長期に渡り向き合える職場です。

看護や医療、介護によってどう変化するかも見ていくことができます。

また医師も常駐し比較的病院に近い施設であることから、「今まで介護施設で働いたことがない看護師」も医療現場での経験を活かすことができます。

病棟勤務では経験出来ない、介護現場でも働くことが出来てスキルアップに繋がる職場と言えます。

その一方で医療行為は少ないことから、物足りないと感じる可能性もあります。

自分の働き方や看護師としてどうスキルアップしていくか、よく考えてから転職した方が良いでしょう。

また、多職種のスタッフたちと連携して働くので、「介護と医療の橋渡し」としてその調整役を任されることもあるようです。

①１日の流れ

始業	出勤後、記録や状態を申し送りなどで確認します。
午前中	入居者のバイタルサインや、この日の入浴について確認、医師の診察補助、排出ケア、入浴介助など介護スタッフの補助に入ります。
お昼	昼食に合わせて配薬の準備と食事介助を行います。
午後	休憩後、入居者の機能評価やミーティングなどを行い、看護記録を作成します。
終業	夜勤スタッフに申し送りを行い、勤務終了です。

夜勤については、病棟勤務と違い医療的ケアや急変対応、緊急入院も無いことから落ち着いて勤務できるのが特徴です。

②向いている人は?

高齢者とのコミュニケーションが得意であったり、チームで活動するので目標を立ててサポートできる人が向いている人と言えます。

利用者にとって生活の場となることから性格が穏やかな人も望ましいです。

働き方	医療行為を行う機会は少なく、病棟と比べて体力・精神的にもゆとりを持てる。
雇用形態	夜勤を伴うこともあるが、日勤常勤の求人もあり、都合や希望に合わせて選ぶことができる。
給与	夜勤の有無にもよるが、年収370万～540万円が平均的。（病棟で勤務する看護師よりも少ない傾向にある。）
スキル	病院に近い働き方の中で、介護のスキルを身につけることができる。

老健看護師ならではの、学べることや環境も病棟勤務と比べると異なるのが分かりますね。

また老健だからこその仕事のやりがいもあるので、加味した上で看護師としての方向性を考えて今後の仕事を選んでいく必要があります。