ナースが高収入を得るには?働き方を変えたら大幅年収アップも
ナースとして働いているけど、もう少し稼ぎたい
仕事量と収入が見合っていない気がする･･･
ナースでも高収入を得ることはできるのかな？
看護師をされている人で、今の収入に満足できていない人、家庭の事情などでもう少し収入を増やしたい人などは多くいると思います。
働き方を変えたり、スキルや経験を積んだりと、高収入を目指す方法はいろいろとあります。
今回は看護師として今より収入を増やしていく方法をご紹介します。
看護師の給料についての現状
お給料がたくさん欲しい、というのは誰しも思う事ですが、まずは看護師の現状をおさらいしてみましょう。
看護師の平均年収
看護師の平均年収は508万1,300円です。（平均年齢40歳の場合）
年齢別の平均は下表のとおりです。50代後半でピークを迎え、その後は徐々に減少傾向となります。
| 年齢 | 平均年収 | 平均年収 |
| 男性 | 女性 | |
| 20～24歳 | 約376万円 | 約403万円 |
| 25～29歳 | 約485万円 | 約476万円 |
| 30～34歳 | 約520万円 | 約470万円 |
| 35～39歳 | 約539万円 | 約501万円 |
| 40～44歳 | 約573万円 | 約522万円 |
| 45～49歳 | 約580万円 | 約564万円 |
| 50～54歳 | 約600万円 | 約564万円 |
| 55～59歳 | 約528万円 | 約582万円 |
| 60～64歳 | 約461万円 | 約484万円 |
| 65～69歳 | 約422万円 | 約394万円 |
| 70歳～ | 約316万円 | 約401万円 |
他の職種と比較して給料は高いの？
看護師の給料は他の職業と比較した場合、それほど低いわけではありません。
全職業の40歳の平均年収は男性540万円、女性392万円となっています。
看護師は、男性は若干という感じですが、女性は平均を大きく上回っています。
夜勤手当が大きい
看護師の平均年収が高めなのは、夜勤があるという面が大きいです。
夜勤があると常に夜勤手当がつきますので、収入アップになります。日勤のみの場合より、月収にして4～6万円程高くなります。
昇給額が伸び悩むのも特徴
看護師の給料の特徴として、昇給率が低めという点があげられます。
若い頃から比較的良い収入を得られますが、その後は伸び悩む傾向にあるようです。
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看護師が高収入を得る方法とは
それでは具体的に収入を増やす方法を考えましょう。
夜勤を増やす
まず簡単なのは、夜勤回数を増やすことです。
先ほどもお話ししましたが、夜勤に入ると夜勤手当が支給されますので、大幅な給料アップにつながります。
ただし体調を崩しては意味がありませんので、無理のない範囲で行うことが大切です。
単発のアルバイトなどで副業する
看護師の資格を活かした副業をする人もいます。病院の夜勤専従看護師や健診センター、ツアーナースなどの単発のお仕事があります。
本業以外の仕事をする事で、別のスキルが身につくというメリットもあります。ただし公務員は副業が禁止されていますので、注意が必要です。
資格を取得する
「認定看護師」や「専門看護師」など、看護師としての上位資格を取得することもおすすめです。
基本給アップや資格手当の支給が期待できる他、上司からの人事評価にもつながります。
管理職を目指す
すぐにという訳にはいきませんが、主任や看護師長などの管理職になると昇給率が上がったり、各種手当が増えたりします。
直接の看護業務の他、マネジメント業務などが増えますので、業務量も増える事になります。
少ないポジションの取り合いとなりますので、狭き門ではあります。
給料の高い職場へ転職する
今よりも基本給が高く、手当の厚い職場へ転職するのもおすすめです。
特に夜勤の無い診療所などへ勤めている場合は、夜勤のある職場へ転職する事によって、大幅な給料アップが見込めます。
給料の高い職場とは
転職を考える場合、どのような職場が給料が高いのでしょうか。それぞれの仕事内容と合わせてご紹介します。
300床以上の病院
大学病院や大規模の総合病院は、給料が高めの傾向です。
もともとの基本給の設定が高い他、病棟勤務であれば夜勤もありますので大きなプラスとなります。
また会社規定などもきちんとしているので、人事評価や昇給、福利厚生なども安定しています。
ICU
集中治療室と呼ばれ、病気やケガで救急搬送された人や入院中に急変した患者さんに集中的な治療を施す場所です。
高度な医療技術を必要とする職場は、各種手当が多い傾向にあります。
特殊勤務手当・危険手当など、病院によって異なりますので、事前の確認が必要です。
訪問看護ステーション
訪問看護とは、看護師が患者さんの自宅を訪問して、病気や障がいに応じた看護を行うことです。
訪問看護は需要の高まりとともに、給料が上がる傾向にあります。
オンコール対応がある職場ですと、オンコール手当が支払われるためさらにプラスとなります。
※オンコールとは患者さんの急変に備えて、勤務時間外にいつでも対応できるように待機することです。
すぐに電話に出られるように携帯電話を常にそばに置く必要があります。
一般企業
一般企業でも看護師としての採用枠がある場合があります。
産業看護師の他、医療系のコールセンターや治験コーディネーターなど、看護師としての資格や経験を活かしながら働くことができます。
勤務先によって給料は異なりますが、看護師を配置するような大手企業であれば、高収入が見込めます。
美容クリニック
美容系クリニックは給料が高めの傾向です。
一般的な病気やケガの治療とは異なり、美容外科での施術は公的な医療保険が適用されない自由診療で行っているからです。
各クリニックがそれぞれに価格を設定しているため、職員の給料にも反映されやすく、高収入が見込まれます。
また美容系商品の販売などにより、プラスの収入となるケースもあります。
転職する際の注意点
高収入が見込まれる職場への転職は、手っ取り早く収入を上げたい方にはおすすめです。
ただしいくつか注意点もありますので、参考にして下さい。
やりがいを感じられる職場であるか
看護師を目指した人というのは、責任感が強く患者さんの役に立ちたいと考える人が多いのではないでしょうか。
そのような人が収入アップだけを目的に転職した場合、仕事への熱意を失ってしまう場合があります。
新しい仕事にやりがいを感じられるかどうかを考えたうえで転職を考えましょう。
現在の人間関係に不満があるのか？
現在の職場が人間関係に恵まれているなら、一度立ち止まってよく考えてみましょう。
人間関係は仕事を進めるうえでとても大切です。
特に仕事柄コミュニケーションが大切な看護師にとっては、悪化すればチーム医療への影響が大きくなります。
現在人間関係に問題が無いようなら、転職というよりは副業などで収入増を考えても良いかもしれません。
通勤時間が長すぎないか
職場への通いやすさというのも大きなポイントです。看護師は日々多忙なうえ、オンコールなど急な対応が必要になる場合があります。
通勤に時間がかかるのは身体的負担が大きくなりますので、自分の生活リズムを考慮に入れて検討するようにしましょう。
転職サイトを利用するのもおすすめ
忙しい看護師さんが転職先や副業を自分で探すのは大変だと思いますので、転職サイトや転職エージェントを利用するのがおすすめです。
希望条件を登録するだけでスカウトメールが入ったり、プロのキャリアアドバイザーが希望する病院や企業との橋渡しを行ってくれます。
面倒な手続きを代行してくれますので、時間を有効に使いながら転職活動ができますよ。
まとめ
看護師の給料についての現状
- 看護師の平均年収は508万1,300円
- 全職業の40歳の平均年収は男性540万円、女性392万円
- 夜勤手当が大きい
- 昇給額が伸び悩むのも特徴
看護師が高収入を得る方法とは
- 夜勤を増やす
- 単発のアルバイトなどで副業する
- 資格を取得する
- 管理職を目指す
- 給料の高い職場へ転職する
給料の高い職場とは
- 300床以上の病院
- ICU
- 訪問看護ステーション
- 一般企業
- 美容クリニック
転職する際の注意点
- やりがいを感じられる職場であるか
- 現在の人間関係に不満があるのか？
- 通勤時間が長すぎないか
- 転職サイトを利用するのもおすすめ
いかがでしたでしょうか。給料のアップは仕事へのモチベーションにもつながります。
ライフワークバランスを考えながら、より良い働き方ができると良いですね。
