看護師の仕事は大変だ!看護師が大変なこと3選と解決策をご紹介
コロナ禍も多少は落ち着きを見せてきた現在。しかし、患者がいる限り、看護師の仕事は無くなりません。
そう。いつでも繁忙期のようなもの。需要がなくなることは、人間が無敵にならない限りあり得ません。
看護師ではない方々はこう思うでしょう。
看護師さんって大変そう…
実際には、そのイメージは間違っていません。
私も医療職として勤務した経験もあるので、よくこういう叫びを周囲から聞きました。
看護師の仕事は大変すぎる‼︎
この看護師の大変さがにじみ出た叫びの理由3選と解決策をご紹介したいと思います。
看護師が大変なこと
人間関係
職場の人間関係
やっぱり…
「あー」という皆さんの顔が思い浮かぶようです。人間関係は看護師でもやはりしんどいものです。
看護師は基本的にチームで動くので、他の看護師との業務が多くなります。
男性看護師も増えてきたとは言え、女性が圧倒的に多い業界です。
女性社会特有の空気感に馴染めないと辛いものがあるでしょう。
また、受け持ち患者さんによっては急変やリハビリがあるため、医師や理学療法士との連携も欠かせません。
それだけ多くの人と関わり合うとなると、どこかしらで合わない人は出てくるもの。
このように看護師の職場の人間関係は、とても複雑で難しいので、退職理由の多くを占めています。
患者との人間関係
患者との関係も看護師にとっては悩みもの。
時として、看護師の意見と患者の意見は対立します。
そうなると、話し合ってお互いの意見の妥協点を探す必要があります。
良かれと思ったことに対しても理不尽な言葉やきつい言葉を言われてしまうことも。
また、ごく稀にですが、看護師はセクハラなどを患者から受けることもあります。
誰にも相談できずに、抱え込んでしまう看護師もいるようです。
ハードな勤務時間
超過勤務
勤務が終わっていざ帰るぞと張り切っていると…
急変です!誰か手を貸してください!
急患が来ます!うちの病棟で受入れです!
なんてこともしばしば。
看護師は患者相手の仕事のため、急変や緊急入院がある日などの緊急事態が起こることが多いのです。
そうすると看護師は「残業か…」と諦め顔になってしまいます。
看護師は患者対応に加えて、患者の記録を書いたり、入院の手続きをしたりしなければならないからです。
そのため、いつも同じ業務でシフトで…といったことがとても難しい業界でもあります。
看護師業界は常に人手不足。ギリギリの人数で業務を行っています。
イレギュラーなことが起こると、各々の業務負担が増え、超過勤務に繋がります。
労働実態調査によると日勤帯の半数近くが始業時間前に労働30 分以上、終業時間後労働60 分以 上は 4 割超えです。
人手不足でこれだけ仕事が多いと休暇を取ることも難しく、家庭との両立が困難な看護師も多いようです。
さらに、看護師は常に学ぶ姿勢が求められます。
勉強会や課題などで超過勤務をせざる得ない状況があります。
夜勤
入院や24時間体制の看護が必要な病院や施設に勤務している看護師は、基本的に夜勤に入ります。
夜勤はやったことあるけど…看護師の夜勤は想像つかない
という方も多いのではないでしょうか。
労働基準法により、夜勤は深夜労働時間帯(午後10時から午前5時)を含む勤務と定められています。
夜勤には、準夜勤(16時から0時30分)と深夜勤(24時~8時30分)があります。
各勤務先によって、2交替制あるいは3交替制を採用しています。
勤務時間は病院によって若干の時間の違いはありますが、ほぼ以下のようになっています。
このように看護師の夜勤は深夜に仕事をしなければなりません。
加えて、2交代の夜勤は長時間の勤務が求められることが多いです。
さらに夜勤時は看護体制の基準が緩和されます。
看護体制とは、病棟ごとの入院患者数に対して何人の看護職員が配置されているのかという決まりです。
つまり、夜勤時は、患者の人数は変わらないのに夜勤の時には、看護師の人数が減るということです。
夜勤では、基本的には日勤帯の患者を検査に連れていくなどの業務はありません。
しかし、看護師の人数が減っているため、1人の看護師の受持ち人数が増えます。
そのため、担当業務の責任や負担は大きくなります。
休憩時間はきちんと設定されています。しかし、状況によっては満足に取れないこともあります。
仮眠時間に熟眠できなかったという看護師も多いです。
人間の活動する時間ではないため、身体的な辛さを感じる看護師も多いようです。
責任の重さ
看護師の仕事には患者の生死が付いてまわります。その責任は重大です。
その責任の重さから、看護師には心理的なプレッシャーがかかっています。
もし、何かを間違えて、患者さんが亡くなってしまったら…
看護師はいつもこのように不安や恐怖、焦りを常に感じています。
緊張感が途切れることは、ほとんどありません。
申し送りでの伝達不足や確認不足など小さなことが大きな事故につながる可能性もあります。
ミスは患者の生死に関わります。
そのため、何かミスをすると先輩看護師から厳しく指導されます。
看護師とはいえ人間です。あってはいけないことですが、ミスすることもあります。
厳しい指導も心理的な負担となってきます。
「看護師には怖い人が多い」と感じる人が多いのはこの緊張感かもしれませんね。
責任の重さとそれに伴う厳しい指導。これらが看護師にとって心理的な負担になっています。
解決策は?
お気に入りの看護師グッズを身に付ける
お気に入りの物を使っているとテンションが上がることはありませんか?
看護師が使うものも豊富に種類があります。
お気に入りの色やデザインでモチベーションアップをしましょう!
以下のサイトで看護師の様々なグッズを購入することができます。
好きな色が入ったナースシューズなどを身に付ければ、モチベーションアップにつながるのではないでしょうか。
異動願いを出す
職場が辛い方は、もしかしたらその病棟特有の業務や雰囲気が合わないのかも。
例えば急性期で働いていて多忙だと感じるなら、療養型の病棟に異動願いを出すという手段もあります。
急性期で培った迅速な患者対応は、どこに行っても活かせるはずです。
仕事が辛いことや異動したいことを上司などに相談できると良いですね。
転職
モチベーションを保とうとしても、辛いことばかりでダメだった…
上司に相談してみたけど、相手にされなかった!
そういう方には最終手段の転職です。
もし現在の職場で改善が見込めない場合は、勇気を出して転職するのもアリです。
働く環境が変われば、人間関係や業務、勤務体制なども変わる可能性も大いにあります。
転職しても100%希望の職場になるという保証は残念ながらありません。
しかし、抱えきれないストレスは心身ともに影響を及ぼし、取り返しがつかないくらいの不調になることもあります。
でも、自分の経験で転職できるのかな
不安な気持ちも分かります。でも、あなたが今の職場で頑張っていたという消えない証はあるはずです。
ただし、思いつきで動くのは危険。まずは、自分の望む条件や経験による強みを考えてみましょう。
希望条件を整理して、優先順位をつけてみてください。
看護師はよく「優先順位をつけなさい」と指導されますよね。ここでもうすでにあなたの経験が活きます。
そしてその後に情報収集をすると、転職先のイメージがつきやすいのではないでしょうか。
以下のサイトもぜひ情報収集の際に活用してみてください。
希望条件が思いつかないときも転職サイトを覗くと新たな発見があるかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、看護師の大変なこと3選と解決策を挙げさせていただきました。
看護師は患者に最も近い職業。あなたのことを必要としている患者は、いるはずです。
今回挙げた看護師の大変なこと以外にも、多くの辛いことがあるかもしれません。
看護師の皆さんが無理しすぎないように、今回の解決策が参考になれば幸いです。