看護師の面接で必ず聞かれる!長所と短所の上手な伝え方と例文
「長所と短所は何ですか?」という質問は、看護師の面接において必ずと言ってもいいほど聞かれます。
この質問については、苦手と感じる人が多いと思います。
長所・短所について何をどういう風に伝えると良いのか分からない、看護師になるのにこんな短所があってもいいのかと感じている人も多いです。
長所・短所の伝え方を知らないと、面接官への印象が悪くなってしまったり、質問の意図を理解していないと感じられたりしてしまいます。
そうなると、最悪の場合不採用にもなりかねません!
では、どのように伝えるのがよいのでしょうか?
この記事を読めば、質問の意図を理解したうえで、長所・短所の上手な伝え方のポイントを知ることができます。
長所・短所が思いつかなくて困っている人は、長所・短所を見つける方法とポイントを押さえた例文も書いているので、参考にしてみてください。
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Contents
看護師の面接において長所と短所はなぜ聞かれるの?

看護師として就職・転職をする際の面接において、なぜ長所と短所が聞かれるのでしょうか?
その理由は「人柄」を知るためです。
それでは、人柄が伝わるならどんな長所・短所を答えてもいいのかというとそういうわけではありません。
面接で知りたい人柄とは、看護を行う上で大切な誠実さや、短所をカバーしようとしたり、改善しようと心がけているのかといったところです。
長所・短所をごまかしたり、よく見せようとせずに伝えるということは、誠実に看護に向き合うことができるということになります。
また、自分の良いところと悪いところを把握するということは、それを看護に生かしたり、カバーして働くことができるということに繋がります。
短所に対して改善する努力をするということは、何か問題が起こったときに解決する努力ができるということにもなります。
「長所と短所は何ですか?」と聞くのは、このような意図があるということを把握したうえで、意図に沿った伝え方を考える必要があります。
質問の意図が分かれば、どんな伝え方が適切なのか、なんとなく掴めそうな気がしませんか?
とはいえ、どう答えるのがベストなのか、まだまだ分からないと思います。
長所・短所それぞれの伝え方、そして長所と短所の例文をみていきましょう!
長所・短所の上手な伝え方のポイント

まず、長所・短所どちらを伝えるときにおいても大切なのが、話す順序です。
話すときは、「結論」を一番最初に伝え、それに対しての具体的な「エピソード」、入職した後の「意欲」を伝えていきます。
つまり、最初に長所・短所となる部分を答えて、次にその長所を生かせた経験や、短所をカバーするために実際行っている心がけなどを話します。
そして、最後に入職後どのように貢献できるかという部分を伝えるのがポイントなのです。
もう一つ長所・短所ともに大切であるのが、簡潔に伝えるということです。
一つの回答にかける時間は、だいたい2分程度が適切です。
一つの回答に複数のエピソードをだらだらと話してしまったり、自己PRをしすぎるのは、印象が悪くなるので注意しましょう。
長所・短所とも簡潔に、ポイントを絞って伝えることで分かりやすく、自分をしっかりアピールできそうですし、好印象になりそうですね!
長所の伝え方のポイント

長所を伝えるときに大切なポイントを4つ紹介していきます。
①長所について具体的なエピソードを添える
長所を一言で伝えた後に、それを分かりやすく説明するために、具体的なエピソードを添えます。
例えば、看護師として働く中で長所が役に立ったことや、仕事をするときに長所を役立てようと意識をしていることなどがあれば伝えます。
学生さんなら、サークル活動やアルバイト、部活動、ボランティアなどでの経験を話すと良いです。
②謙虚な姿勢で長所を伝える
長所を伝えるときは、謙虚な姿勢で伝えることが大切です。
長所をアピールしようと、エピソードを盛り込んで話が長くなったり、自己PRしすぎるのは「自慢している」と思われるかもしれません。
あまり長所ばかり主張しすぎず、先で述べたように2分程度で簡潔に伝えるようにすると良いでしょう。
長所も短所も同じくらいの割合で話すほうが、謙虚な姿勢が見えて好印象です。
③看護の仕事と関係がある長所を伝える
長所を選ぶときは看護の仕事と関係がある長所を選びましょう。
仕事に関係ないことや、単なる特技を伝えても意味がありません。
例えば、「スポーツが得意」「家族との仲が良い」「友人が多い」などは、あまり仕事に関係がないのでおすすめできません。
看護師という仕事に関係がない長所だと、質問の意図をあまり理解していないと思われるので注意しましょう。
④長所をどのように仕事に生かすことができるのかということも伝える
長所を伝えるときは、仕事に生かせるということをしっかりアピールしていくことが大切です。
応募先の職場は、即戦力となるような看護師さんを求めています。
自分を採用することで、応募先の職場にとってプラスになるということをアピールしていきましょう!
短所の伝え方のポイント

短所を伝えるときに大切なポイントを3つ紹介していきます。
①短所を選ぶときは言い換えると長所にもなるようなものを選ぶ
短所を選ぶときは、言い方を変えると長所にもなるような短所を選ぶと良いです。
そうすることで、長所・短所が見つかりやすく、伝えるときもまとまりある文章で伝えられます。
例えば、短所が「おしゃべり」なところなら、言い換えると「コミュニケーション力が高い」という長所があるとなります。
このような感じで、困ったときは言い換えてみるといいかもしれませんね!
②短所をカバーするために心掛けていることを話す
短所を伝えるときには、短所をカバーするために心掛けていることや、改善しようと努力していることも伝えましょう。
自分の短所をカバーしたり、改善しようとするということは、問題が起こっても解決しようと努力できるということに繋がります。
しっかりアピールしていきましょう!
③仕事をするうえでの問題を連想させるような短所は避ける
仕事をするうえで、ミスや問題につながるのではないかと連想させてしまうような短所は話さないほうがよいです。
例えば、「ケアレスミスが多い」という短所はインシデントが多いのではないかと思われてしまいます。
「時間にルーズ」という短所は遅刻が多いのではないかと心配されそうです。
このような、業務上の問題が出ることを連想させてしまうような短所は、あまり好ましくないです。
長所・短所についての例文

長所・短所についての例文を3つ紹介していきます。
先にも記したように、長所・短所はそれぞれ言い換えたものをセットで使うと文章をスムーズに考えることができます。
例文①長所:協調性がある、短所:八方美人

私の長所は協調性があることです。
前職では協調性を生かして、チームの意見を取りまとめたり、後輩がチーム活動に参加しやすくなるように声掛けをしていました。
また、アットホームな雰囲気作りを心掛けたりして、チームワークが良くなるように心がけていました。
その結果、難しい症例があったとしても、チームみんなで協力しあいながら、よりよい看護を提供することができました。
貴院においても、常に周りの様子をみながら、業務がスムーズに進むように声掛けをしていきたいです。
また患者さんにより良い看護が提供できるように協力しあっていきたいと思っています。
短所はだれとでも打ち解けられる性格であるからこそ、八方美人だと感じられることです。
ですから、周りの意見を聞くだけでなく、自分はどう思うのかということもしっかると伝えるように心がけています。
例文②長所:向上心がある 短所:理想が高い

私の長所は向上心があるということです。
例えば、勉強会や院内外研修にできる限り参加して、自己研鑽を常に行っております。
7年間勤務してきた病棟では、がん患者さんと関わることが多く、緩和ケアについて学び、専門知識と技術を身につけたいと感じてきました。
緩和ケア病棟のある貴院で、さらに学びながら、認定看護師の資格取得を目指し、貢献したいと思っています。
一方で、向上心があるがゆえに、理想が高く周りにもその理想を押し付けてしまうところがあります。
3年目のころ初めての新人教育の際にも、その傾向があり、周りに指摘されたことがあります。
そのことがきっかけで、周りをもっと見たり、話を聞いたりして、その人に合わせた目線で看護をしていくことを意識するようになりました。
そのおかげで、今は後輩や新人からも、相談をされることが多くなり、自分も新たな学びを得る機会になっています。
例文③長所:傾聴することが得意 短所:積極的に話すのが苦手

私の長所は、傾聴力があるということです。
もともと人の話を聞くのが好きで、患者さんのお話もできる限り時間を作って傾聴することを心掛けていました。
時には、患者さんからどう返答するのがいいのか悩むお話を聞くこともありました。
後日その患者さんから「話を聞いてくれてありがとう。じっくり聴いてくれて嬉しかった。」と言ってもらえました。
話を傾聴する時間を作ったり、話しやすい雰囲気をを作ることが大事なんだなと感じ、より一層傾聴することを意識するようになりました。
傾聴することが得意な一方で、自分から積極的に話をすることが苦手なところがあります。
最近は患者さんのお話を聞いたら、カルテに記しておいたり、カンファレンスで話して、ほかの看護師や他職種と共有することを心掛けています。
貴院においても、傾聴力を生かして、チーム医療に貢献していきたいと思っています。
上記の例文を参考に、自分の長所・短所を当てはめて考えてみてください!
自分の長所・短所が分からない!そんな時は?

長所・短所の伝え方は分かったけれど、そもそも自分の長所・短所が分からないという人もいるかと思います。
ここからは、自分の長所・短所を見つける方法を3つ紹介していきます。
①友人・家族・職場の同僚や上司に聞いてみる
自分のことを客観的に見ることが苦手な人は、身近な人に聞いてみると良いかもしれません。
特に長所は、人に聞いてみることがおすすめです。
とりわけ、仕事上での長所を知りたいなら、同僚や上司に聞いてみると良いかもしれません。
自分では分からなかった長所が見えてくるかもしれませんし、人から言われた長所は、自信を持って面接で伝えることができそうですね!
上司には聞きにくいと思う人は、面談などで、ここがいいところだから伸ばすといいよと言われたことなんかを参考にするといいかもしれません。
②性格診断などの自己分析をしてみる
人に聞くのは勇気がいる、面接まで時間がなくて人に聞いている時間がないという人には、診断テストで自己分析をしてみると良いでしょう。
インターネット上に無料の自己分析診断がたくさんあります。
転職サイトの無料コンテンツや看護師向けのものもたくさんあるので、検索して色々試してみるといいかもしれません。
実際に検索してみると、看護師転職サイトにも自己PR診断ややりがい診断、キャラ診断なんかもあって、面白そうでした!
診断結果が全てではないですし、なんか違う気がすると感じることもあるかもしれません。
あまり気にしすぎず、自分の長所・短所を見つける一つのヒントとしてやってみると新たな発見があるかもしれませんね。
③長所・短所の言い換えをしてみる
ポイントとしてもお伝えしましたが、長所・短所どちらかが見つかったら、それを言い換えて考えてみると、もう片方も見つかると思います。
いくつか長所・短所の言い換え例を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
長所 | 短所 | |
---|---|---|
1 | コミュニケーション能力が高い | ついついしゃべりすぎる |
2 | 積極的である | 目立ちたがりなところがある |
3 | 責任感がある | 真面目過ぎて面白みがない |
4 | 物事をよく考える | すぐに落ち込んでしまう |
5 | 誰にでも思いやりを持って接する | 気が弱くおとなしい |
6 | 何でもチャレンジする | 思い立ったら考えず行動してしまう |
7 | リスク管理能力が高い | 慎重になりすぎて行動に移せない |
8 | 周りをよく見て行動する | 自分の意見より人の意見に流される |
9 | 効率的に行動できる | 面倒なことが苦手である |
10 | 共感力が強い | 気持ちが繊細なところがある |
この他にも言い換えできる長所・短所はたくさんあるので、インターネットで「○○(長所か短所) 言い換え」などと検索してみるといいですよ!
長所短所の伝え方、不安なら転職サイトを利用しよう!

ここまで長所・短所の見つけ方や伝え方のポイントを紹介してきました。
しかし、本当にこんな伝え方でいいのか不安、アドバイスが欲しいという人もいらっしゃると思います。
そんな時は、転職サイトを利用するのがおすすめです!
看護師に特化した転職サイトなら、看護師面接の経験豊富なキャリアアドバイザーがアドバイスをしてくれます。
長所・短所の伝え方についてもアドバイスをもらうことができます。
また、先述した自己診断コンテンツが無料で使える転職サイトもあるので、参考にしてみると良さそうですね。
【看護師の転職サイトおすすめランキング9選】転職サイト活用ガイド
【看護師の転職サイトおすすめランキング9選】転職サイト活用ガイドはこちら
まとめ
- 面接で長所・短所を聞くのは、誠実さや短所をカバーする努力ができるかといった部分を知るため。
- 長所・短所を伝えるときは、簡潔に、「結論」「エピソード」「入職後の意欲」を伝えると分かりやすい!
- 長所はアピールしすぎず、エピソードを用いて伝える。また、仕事に生かせる長所を選び、入職後どう生かせるのかを伝えよう!
- 短所は長所にもとれるものを選び、カバーするために心掛けていることも伝える。また、問題を連想させる短所は避ける。
- 長所・短所が分からないときは、人に聞いたり、自己分析をすると新たな発見があるかも!
- 長所・短所の伝え方が不安な時は転職サイトを利用するのがおすすめ!
いかがでしたか?
長所・短所を伝えるときは、自分が入職後に即戦力となれるということをアピールすることが大切です。
難しい質問ですが、今回紹介したポイントや例文を参考にして、自分の長所と短所を上手に伝えてみてください。
診断ツールなどを活用したり、アドバイスをもらうこともできるので、気負いすぎずじっくり考えて、自分をアピールしていきましょう!