【2025年最新】薬剤師の勤務時間は?制度や勤務場所を比較!

引続き人気職種の「薬剤師」ですが、実際の勤務時間等の業務の中身はどうでしょうか。勤務時間って想像がつきますか?収入・やりがい・働く場所・地域等について、細かく認識し今後のキャリアの参考にしてください。

薬剤師の勤務時間はどうなっているの?

どんな業務があるのかあまり想像のつかないかと思いますが、勤務時間についても謎や疑問が多いと思います。勤務制度や働く場所について、確認していきましょう。

1.勤務制度

調剤薬局やドラッグストアでの勤務する姿を想像しやすいですが、病院や企業など「薬剤師」が活躍する場所は様々です。

他の業種も含めて、『労働基準法』にて、労働時間は原則「1日に8時間まで」「1週間に40時間まで」と定められています。また、休日については「週1日」or「4週間のうち4日以上」と決められています。他の業種と同様に薬剤師の中でも多様な働き方があり、個々の生活スタイルに合わせるのが、現在の風潮です。

参考:厚生労働省HP 政策について 雇用・労働

◆固定制◆

会社が決めた日時があり、その決まった日時に沿って働くという極めてスタンダードな働き方です。

◆シフト制◆

早番や遅番のように、日によって働く時間帯が変わる働き方です。時間帯が変わることで生活のリズムが乱れ、それに伴い体調も不安定となる方も多いと言われています。

◆フレックス制◆

ライフスタイルに合わせて、決められた総労働時間の中で、働く人自身が「出退勤時間」「労働時間」を決める働き方です。育児や介護も含めたワークライフバランスを充たすことができるため、最近のはやりとなっています。

2.勤務場所別での勤務時間は?

◆薬局(調剤含む)◆

薬局の営業している9時頃~18時頃の方が多いです。薬局は病院の近くにあることが多く、計算されて設置されていることが多いです。そのため、各病院の開院時間に合わせて営業されます。

また、「かかりつけ薬剤師」という職種があり、薬の提供のみではなく、お客様の健康相談に乗るといったサポート業務もあります。また薬服用後のお客様の体調等を把握し医師と連携しながら薬の提供を行っていきます。また平日のみではなく、休日や夜間でもお客様の相談に対応したり、お客様宅へ出向き対面相談したりと業務の幅は広くなっています。

◆ドラッグストア◆

薬を買うならドラッグストアという人も多いのではないでしょうか。駅前や商業施設内等便利な場所にあることも多く、一番身近な存在だと思われます。8時頃から、仕事帰りのお客様が立ち寄るため夜22時頃まで営業している。また、最近では24時間営業の店舗も増えてきています。

ただし、ドラッグストアが扱う商品は、薬剤のみではなく、化粧品や日用雑貨等多岐にわたります。また、スタッフとしての仕事も多く、レジ打ちや接客の対応時間も長く、お客様の対応件数や時間により、残業が発生することも予想されます。そのため、薬局に比べて勤務時間は長くなり、勤務時間はシフト管理が一般的です。

また、薬局併設のドラッグストアもあります。調剤業務は病院の空いている時間に連動しているため夕方には終了します。しかし、その後も、一般薬等の販売やお客様対応等があり、多くの役割をこなす能力が必要となってきます。いわずもがなですが、24時間営業を行っている店舗では、シフト勤務となりますが夜間の勤務が必要となります。

◆病院勤務◆

病院も様々な業種があり、大きな総合病院・町の小さな個人医院等勤務実態は大きく異なります。通常、営業時間である午前8時頃〜18時頃までの勤務時間となることが多いと言われています。夜間救急のある病院は、夜間勤務も必要となります。また、入院施設のある病院では、入院患者さんへの対応も発生するため、配属先により作業項目も相当違ってきます。複数担当する場合は、覚える業務も幅広くなることもわかります。

少し時間の違いはあるかもですが、「日勤(8時~16時)」「準夜勤(16時~24時)」「深夜勤(24時~8時)」の三交代制でのシフトが通常となります。シフト交代にて時間が決められており、残業の可能性は低いといえます。

医師や看護師と比べて夜間での緊急対応は多くないと思われ、日中にできなかったカルテの確認作業などが中心になります。まれではありますが、入院患者さん緊急対応はもちろんのこと、救急搬送患者の対応も必要となってきます。このように勤務時間や業務内容によって違いが多くあり、生活も不安定になりがちです。体力に自身のない方やプライベートを重視したい方にはおすすめできません。

◆企業勤務◆

勤務する企業の正社員と同じ勤務時間で仕事を行います。ただし、MR(医薬情報担当者)・開発研究職・管理等の、仕事内容によって勤務時間や残業時間には違いがあります。

MRは営業職で、診療の休憩時間等に病院の先生等と話しをしているスーツ姿の方を見かけたことがあると思いますが、自社の薬や機材を病院で扱ってもらえるよう交渉をする仕事です。顧客対応が主な仕事ととなるため、顧客の都合により残業になる可能性もあります。

開発研究職は、新たな薬の発売に向けて、効能を調べるための治験や、副作用等のデータを蓄積していく仕事となります。開発職の求人数はそもそも少なく、薬に関する膨大な知識が必要となります。

薬剤管理の仕事は、「管理薬剤師」という、医薬品を取り扱う際に設置が必須となる役職があり、主な仕事は薬剤の在庫管理となります。初めからこの職種に応募し入社することは少なく、企業へ入社後に能力により配属されることが多いそうです。

給与はどんな感じ?

勤務時間や働く場所については、おおまかな概要がつかめたでしょうか。次に、生活や余暇、将来設計等に重要となってくる「お給与」について確認してみましょう。

1.平均値

薬剤師のお給与の、平均値は「557万円」で、全業種平均値「458万円」比べ、比較的高いことがわかります。                                             性別での差があり、「男性平均622万円」で、「女性平均542万円」となっており。男女間で80万円の差がみられます。この差は、女性のほうが産休や育休、また復職後の時短勤務など男性に比べ働く時間が制限されていることが原因だと考えられます。

参考:令和5年賃金構造基本統計調査 厚生労働省

2.勤務場所別

薬局428万円~542万円
ドラッグストア446万円~594万円
病院401万円~542万円
企業431万円~664万円

薬剤師は、企業勤務での年収一番が高く、それに次いで昨今増えているドラッグストアでの年収も高い傾向あります。企業に勤務する薬剤師は、業務幅の広さや、企業業績が給与に影響することがあるため、年収も高くなるようです。

ドラッグストアの年収が高くなる要因は、調剤薬局を併設している店舗が増加傾向にあり、それに伴い人員増強のために各社が薬剤師の取り合いとなり、優秀な人材確保のため年収を上げていることと思われます。

「医師・薬剤師等」の有効求人倍率は2.12倍(パート含)で、全職業の平均1.26倍と比べると高くなります。また、特に地方では薬剤師不足が深刻になっており、有効求人倍率も都心部に比べ高くなり、平均年収をあげる要因の一つと考えられます。

薬剤師の需給予測

現在、日本では薬剤師は必要とされているのでしょうか。現状と見通しの2点について、確認してみましょう。

1.現在

薬剤師の需給は、2020年時点の調査では、日本の半分75%以上の都道府県で不足している状況です。需要(薬剤師の必要度合い)が供給(薬剤師の数)下回っているのは、わずか11※の地域のみで、残りの36都道府県は薬剤師が不足している状態です。このような地域格差は都道府県レベルではとどまらず、市町村レベルでも存在しており、地方部ではさらに深刻な薬剤師不足となっています。                                              ※不足地域:徳島県・東京都・兵庫県・広島県・大阪府・山口県・香川県・福岡県・高知県・神奈川県・佐賀県 

2.将来見通し

数年後、全国的にはこの需給バランスは逆転し、薬剤師余りなると予測されています。余る原因のひとつが、薬学部の増加です。2003年度の大学設置基準緩和で薬学部が2002年47校⇒2020年77校と約20年で1.6倍となっています。2021年の調査によると、日本の人口10万人当たりにおける大学薬学部の卒業生数は9.6人と世界トップであり、世界平均の4.1人の2倍以上の数字となっています。

また、日本の人口10万人当たりの薬剤師の人数についても1.9人と世界トップであり、世界平均の0.9人の2倍以上となっています。全国的には薬剤師余りの状況となりますが、地方部では不足状態が継続するという都市部偏在型となる予想も出ています。

また、今後はAIやロボットによる仕事の自動化も考えられます。現在では、薬剤師の指示で自動でピッキングする機械が導入されている店舗も存在しており、ますます薬剤師余りが加速することが見込まれます。

このように、将来見通しは決して明るいわけではなく、現在の状況を把握した上で、業種や働き方を考えたほうが良いといえるでしょう。

まとめ

  • 勤務制度は、通常の会社員と同じで「固定制」「シフト制」「フレックス制」とあり、個々の状況により適宜活用されるのが良いと思われます。
  • 勤務場所別でみると、残業や収入が違ってくるため、目指すべき姿や幸福度等の考え方の違いによって、チョイスされている方が多いようです。資格ありきの職業なので柔軟な考えのもと、転職されているようです。
  • 現在では、薬剤師は売り手市場であるが、数年後には需給が逆転し薬剤師余りとなる予測も出ています。しかし、他業種と比べ年収も高いため人気は続くでしょう。自身のライフスタイルに合わせて、働く場所・時間等を考慮し、気軽に職業選びをしてみてはどうでしょうか。

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