今更聞けない将来あなたが選ぶ医師の種類とその専門性とは?
僕は電気工事士として働いていますが、電気にもいろんな種類があります。
最低でも3種類ありますが医師にも同じように種類がいろいろとあります。
実際医師にはどのくらいの種類があるかと言いますと、全部で約9種あります。
専門性を知ることは、今後の自分の転職や転科を考える時に非常に役立ちます。
その種類は下記の項目に事に分ける事ができます。
- 内科
- 外科
- 産婦人科
- 小児科
- 耳鼻咽喉科
- 眼科
- 整形外科
- 皮膚科
- 麻酔科
次に項目ごとの説明をしていきます。
内科
内科は主に風邪、咳、嘔吐など体の内部を調べる専門医に当たります。
近年コロナが流行り、1番大変だった職種です。
体の内部からくる症状は、見た目での判断がつかない為、医師の長年の勘や症例に基づいた判断が必要とされるお仕事です。
そして、資格保有率が最も高いとされています。
現員医師数 | 求人医師数 | 必要医師数 | |
内科 | 27,558 | 3,284 | 3,975 |
呼吸器内科 | 4,002 | 660 | 801 |
循環器内科 | 8,261 | 873 | 1,077 |
消化器内科 | 7,690 | 853 | 1,065 |
腎臓内科 | 2,155 | 353 | 712 |
神経内科 | 3,528 | 550 | 712 |
糖尿病内科 | 1,898 | 276 | 348 |
血液内科 | 1,709 | 174 | 348 |
感染症内科 | 260 | 18 | 35 |
心療内科 | 341 | 43 | 67 |
内科も細かく内容を分けると上記のような項目に分かれます。
厚生労働省の調べによると内科は各医師の中でも、最も求人数が多いことも表から見て取れます。
転科を希望している方は一度内科などを検討してみることをおススメ致します。
外科
外科は内科と違い、体の表面に見える物が判断基準になる専門医です。
外科には、心臓血管外科、脳神経外科、消化器外科なども外科になります。
外科とだけで聞くと想像しにくいですが、細かく細分化すると分かりやすく思います。
現員医師数 | 求人医師数 | 必要医師数 | |
外科 | 15,202 | 1,002 | 1,314 |
呼吸器外科 | 1,408 | 131 | 191 |
循環器外科 | 1,986 | 144 | 237 |
消化器外科 | 3,046 | 197 | 276 |
乳腺外科 | 714 | 73 | 103 |
気管食道外科 | 105 | 6 | 11 |
肛門外科 | 228 | 8 | 21 |
脳神経外科 | 5,754 | 775 | 999 |
形成外科 | 1,780 | 73 | 128 |
美容外科 | 59 | 2 | 5 |
外科を細かく分けると上記のような項目に分かれます。
一般の方は聞きなれませんが、細かく分けると仕事内容も理解しやすくなります。
外科は3番目に求人医師数が多い科であり、簡単に転職しやすい環境になります。
産婦人科
女性の妊娠を経過観察をしながら出産までのプロセスを診ていくのが産婦人科です。
また、月経不順、不妊治療、避妊、がん検査など女性のサポートをする医師でもあります。
現員医師数 | 求人医師数 | 必要医師数 | |
産婦人科 | 7,450 | 946 | 1,339 |
上記のような表から産婦人科も求人医師数は高く、求められる事が多い科と言えます。
転職を考えている方は、一度求人を調べてみる事をおススメ致します。
小児科
新生児から中学生まで見てもらう事ができるお医者さんです。
子供がメインである為、予防接種や健康診断、両親の育児相談など子供たちの心身のサポートなどもするお仕事です。
現員医師数 | 求人医師数 | 必要医師数 | |
小児科 | 8,537 | 956 | 1,331 |
上記の表より小児科も求人数は高いですが、新生児や子供が対象となるので
医師専門性が高いと思われます。
新生児を診る医師の場合は長年の経験や勘などを求められる事が多い仕事となる為、大学病院など求人も多いと考えられます。
耳鼻咽喉科
耳、鼻、喉だけでなく目、脳、歯を除く首から上の場所をみるのがお仕事です。
耳の聞こえが悪い、匂いがしない、喉が痛い、いびきが酷い場合などの症状も耳鼻咽喉科で見てもらう事が出来ます。
現員医師数 | 求人医師数 | 必要医師数 | |
耳鼻咽喉科 | 3,601 | 356 | 531 |
上記の表より求人医師数は低いですが、現員医師数も少ない事もわかります。
現員医師数が少ないと言うことは担い手不足も深刻化してくる科でもあり、転科などを考えている方は一度検討してもいいと思います。
眼科
眼科は文字通りの目に関するお仕事です。
目に異物が入った場合や目をぶつけた場合も眼科で見てもらう事が出来ます。
現員医師数 | 求人医師数 | 必要医師数 | |
眼科 | 4,621 | 451 | 660 |
目を見る専門医として、専門性が高く現員医師数も求人医師数も高めであり転職しやすい科と考えられます。
整形外科
骨、関節、靭帯など、スポーツや交通事故などにあった際に一番通う所が整形外科です。
また、手術後などのリハビリなども併設して行う事も出来る場所でもあります。
現員医師数 | 求人医師数 | 必要医師数 | |
整形外科 | 12,373 | 1,598 | 1,963 |
内科の次に求人医師数が高い科は整形外科です。
整形外科は体の内部でおこる骨の異常、損傷を調べる医師です。
現員医師数も多いですが求人医師数も多い為、転職しやすい医師と言えます。
皮膚科
体の表面、主に皮膚にできた傷や炎症、化膿などを診てもらう事が出来ます。
また、それ以外にも巻き爪、水虫、円形脱毛症も皮膚科診療になります。
現員医師数 | 求人医師数 | 必要医師数 | |
皮膚科 | 3,347 | 213 | 331 |
求人医師数が最も少ない科は皮膚科となります。
専門性がある特殊な医師ですが、一度医師として働きだすと病院を転職する事が少ないと思われます。
その為、他の科より求人医師数が最も低いと考えられます。
麻酔科
患者の手術に対する不安を薬などで取り除く事が出来ます。
また、麻酔科は手術にはなくてはならない存在の為、大きい病院に転職をするなら有利と言えます。
現員医師数 | 求人医師数 | 必要医師数 | |
麻酔科 | 7,421 | 921 | 1,204 |
現員医師数も多く、求人医師数も多い事は上記の表より確認できます。
まとめ
今現在でも医師の人材不足が続いています。
内科などは、仕事内容の把握がし易く、医師の人数多いですが外科などはジャンルが広く仕事内容の把握が難しく、医師の人数も少ないです。
外科の種類を細分化して、仕事内容の把握を生かして専門性を高めることが転職への足掛かりになります。
各県の医師のなりても下記の表より参考になりますので、転職を考える際の参考にしてみて下さい。
画像引用元:厚生労働省 病院等における必要医師数実態調査の概要
画像引用元:厚生労働省 病院等における必要医師数実態調査の概要
各医師の専門性を知り、大きい病院への転職を有利に運ぶ事が大切になります。
人材が不足をしているジャンルの需要はこれからも大きくなります。自分の職種を把握し転職に活かして下さい。
最後に一言
僕たち一般の人も体調が悪い時は、各医師の専門性を理解して病院を受診する際の参考にして頂きたく思います。
また、自分が住まわれている県の病院の強みも表より見る事ができますので合わせて参考にしてみて下さい。
転職サイト
最後にこの記事を読んで少しでも転職に興味がある方は是非下記のサイトを参考にしてみるのはいかがでしょうか。
医師専門の転職サポートはこちら→民間医局