【医療営業への転職】仕事内容と必要なスキルを紹介します!
「営業職は経験あるけど、医療業界は未経験。未経験者でも採用されるのだろうか。」
「医療の営業って他と何か違うの?」
営業職での転職を考えるにあたって、市場規模の大きい医療業界への転職を考えたことがある人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと医療業界の営業経験がなくても、未経験者を積極的に採用をしている企業はあります。
この記事では、医療営業の仕事内容と必要なスキル等を紹介していきます。
医療業界に関する知識や必要なスキルを知ることで、転職を優位に進めることができるでしょう。
ぜひ最後までご覧ください。
医療営業の仕事内容
医療機器メーカーや商社、製薬会社、医療機関など医療に関わる商品やサービスを提供している組織を総称して医療業界と呼んでいます。
医療業界の営業において、主な企業は、「医療機器関連企業」、「介護用品関連企業」、「製薬会社」、「ヘルステック関連企業」です。
各企業について説明していきますね。
医療機器関連企業
医療機器関連企業は、医療機器を提供するメーカーや商社です。
医療機器は、注射器やメス、ピンセットなどの小物のものからCTやレントゲン装置などの大型機器まで幅広くありますが、全て医療行為に使われる機器になります。
医療機関に対して、医療機器の提供提案・販売をします。
提供提案にあたり、消耗品や小物であればサンプルを渡して使ってもらう。
大型機器であれば、試験的に置いてもらい、デモンストレーションしてもらうことが一般的です。
大きな機器については、高額になるため、医師や看護師、放射線技師など医療従事者だけでなく、購入を決定する院長や事務局長へのアピールも大事になります。
介護用品関連企業
介護用品関連企業は、介護用品を提供するメーカー・商社になります。
介護用品は、介護用歯ブラシや紙おむつ等の日用品から車いすや介護ベット等の用具といった幅広い範囲のものです。
日本は、2025年に約800万人いる団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になり、国民の4人に1人が後期高齢者という超高齢社会になります。
高齢社会によって、介護ベットや紙おむつ等、介護用品の需要はさらに高まっており、介護用品関連企業は売り上げを順調に伸ばしています。
今後、さらに高齢化が進むため、安定的に売り上げを伸ばすであろう業界です。
製薬会社
製薬会社の営業職は、MRと呼ばれ、医師や薬剤師などに対して自社の医薬品を販売します。
加えて、その製品の効果や副作用について正しい情報を伝え、患者さんの治療に役立てることが仕事です。
また新薬の開発に活かすために、薬の効果や副作用について、医療現場から話を聞き、自社の開発担当部署にフィードバックすることも大事な仕事になります。
コロナの影響により、オンラインでの情報提供が主流となったため、MR職は市場としては縮小傾向です。
MR職にあるのであれば、製薬会社へ期間限定で派遣するCSO(医薬品販売業務受託機関)に就職することが主流となっています。
ヘルステック関連会社
ヘルテックは、ヘルス(Health:健康)とテクノロジー(Technology:科学技術)をかけ合わせた造語です。
電子カルテあたりがよく知られていますが、最近では、遠隔診療や介護ロボ等もAIやIot等の技術を活用した商材やサービスになります。
商材やサービスも多種多様であり、この商材・サービスを購入することで、どういったメリットを得ることができるかをうまく伝えて提案することが必要です。
ヘルステック業界は、DXとも相まって、技術の進歩が目覚ましく、市場も更に拡大傾向にあり、今後、営業職の採用枠が広げられると予想されます。
オススメの医療営業
上記でお伝えした医療営業の中で、特にオススメなのはヘルステック関連企業の医療営業です。
今後、デジタル社会と超高齢者社会に突入していく中で、ヘルステックは間違いなく伸びていく業界となります。
一例ですが、高齢により寝たきりの人が増え、入院や訪問診察といった対応が必要です。
しかし、病院不足・医療従事者不足、特に医師不足が深刻な中で入院や訪問診察の対応が難しくなります。
そういった状況の中で遠隔診療は医療機関としては絶対に必要なサービスです。
これ以外にも、電子カルテやウェアラブルデバイス(※)による身体の管理なども普及が進んでいます。
今後もデジタルの発展とともに進化するヘルステック業界は伸びていくため、営業職も需要がある業種と考えられます。
医療営業に転職したい方はぜひチェックしてみてください。
※ウェアラブルデバイスとは、スマートウォッチ等の手首や腕、頭等に装着するコンピューターデバイスのこと。
医療営業へ転職するために必要なスキル・経験は?
「医療営業の仕事内容、オススメの医療営業はわかったけど、医療営業になるためには、何か資格が必要なの?」
「医療営業に必要なスキルは何なのか?」
この記事を読んでいただき、医療営業をやってみたいと思ってくれたみなさんは思ったことだと思います。
次に医療営業に必要なスキルについてお話しします。
医療営業に資格は必要なし
副作用のある医薬品が人の命を預かる危機を取り扱う医療営業、普通の営業職と違い何か資格が必要なのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、医療営業も特に資格はなく仕事に就くことができます。
これは、医療業界を未経験の方々も安心ですね。
医療営業に求められるスキル
資格はなくてもいいけれど、医療営業として、どういったスキルが必要なのか説明していきたいと思います。
コミュニケーション能力
医療従事者には、医師や看護師、医療事務など多くの職種があり、状況や相手に応じてアプローチをしていかなければなりません。
たとえば、新しい機器を導入するときに説明書を見ても、わからない場合は、わかりやすく説明する。
場合によっては実演してみるなど、丁寧で多様な伝え方することで信頼を築いていくことが必要です。
また機器や医薬品の効果だけでなく、それを導入することによる費用対効果等をアピールできることで、院長や事務局長等、実際に利用するわけではないけれど、購入決定をする方々への購入意欲向上に繋がります。
医療知識
医療機器や医薬品を取り扱うには、正しい医療・治療の知識が必要になります。
医療の知識や専門用語を覚えることは、異国に行って、言語や文化を共有して、コミュニケーションを図ることと同じことです。
医療従事者も知識や専門知識を持っているとわかればコミュニケーションしやすく、信頼度もグッと上がります。
医療営業の転職対策
「医療営業の仕事に興味あるけど、実際何をしていけばいいかわからない…」
転職って何からやればいいのかわからないって多くの人が思いますよね。
転職するためにまずやるべきことは、転職エージェントに登録することです!
転職エージェントとは
転職エージェントとは、転職希望の方と人材を採用しようとしている企業をマッチング支援をするサービスです。
キャリアアドバイザーと呼ばれる転職のプロが転職相談や求人情報の提供、面接対策などさまざまなサポートをしてくれます。
私も利用したことがあるのですが、求人だけでなく、転職向けて何をしていけばいいか、段階的に教えてくれますし、相談や面接対策まで行ってくれるのは、非常に助かります。
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「ITエージェント」「営業エージェント」などの特定の業界に特化したサービスもあるため、業界ごとに登録しておくことをオススメでです。
公式サイト:https://mynavi-agent.jp
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まとめ
今後、日本は高齢化が進み、医療機関の需要はさらに増していくことが予想されます。
そんな中で、医療機器や医薬品、デジタルを活かした医療の先端技術は、必要です。
そういった製品や技術の効果やメリットを伝えることができる医療営業も今後、活躍の場が増えると考えられるため、ぜひ興味のある方は転職候補の一つにしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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