医療職は医療AIに奪われる!?人間にしかできないことってある?
近年いろいろなところでAI化が進んでますよね。
AIとは人工知能のことです。
AIは一度学習したことを覚えて、覚えたことを今までの傾向をもとに規則性などを導き出すことができます。
スマートスピーカーやiPhoneに搭載されている「Siri」など、僕たちの周りにも沢山普及していますね。
医療業界でも医療崩壊の回避や、医療従事者の働き方改革のためにAI化が進み始めています。
今回は医療業界でAI化が進むと、医療職で働いている人はどうなっていくのかをまとめました。
医療職は医療AIに奪われません!
現在医療職に就いている方、これから医療職に就こうと思っている方、安心してください。
医療職は医療AIには奪われません。
その理由には以下のような点が挙げられます。
- 人間は人間とコミュニケーションをとれる
- 経験や実績から得られる勘
詳しく見ていきましょう。
人間は人間とコミュニケーションをとれる
人間は人間と言語や行動、表情、時には文字を使ったりしてコミュニケーションをとることができます。
「Siri」と会話したことはありますか?
ほとんどの人がないと思います。
AIは人間の問いかけに対して答えることはできますが、AIから人間に問いかけることはありません。
会話ができない点が人間とAIの違いです。
そのためAIは人間の気持ちを汲み取ることができません。
医療の現場では、患者と様々なコミュニケーションをとることで不安や心配など気持ちを読み取ることができます。
患者の気持ちを読み取ったうえで、患者に寄り添った治療を進めていくことが大切になってきます。
コミュニケーショをとれることは人間にしかできない強みです。
経験や実績から得られる勘
人間には勘が働くことがあります。
勘とは以下の意味です。
物事の意味やよしあしを直感的に感じとり、判断する能力。「―が働く」
引用:goo辞書
直感的に感じたことや、直感的にひらめいたことが何か新しい解決方法や判断を与えてくれるときもありますよね。
AIは勘が働きません。
AIは沢山のデータを学び、蓄積されたデータを分析し判断します。
数が少ない症例の場合、過去のデータが少ないためAIに判断は難しく、判断したとしても100%正しいとは言えません。
データが少ない症例を判断するには、判断する人の経験や実績から裏付けられる勘も重要になってきます。
医療AIの活用
現在でも、医療データの解析や診断支援、薬剤開発、ロボットによる手術支援などの様々なシーンで医療AIは活用されています。
これからは医療崩壊の回避や働き方改革の一環として、今よりもっと医療のAI化が進んでいくことでしょう。
医療AIを活用していくことで、以下のメリットがあります。
- 事務作業の効率化
- 医療の精度と質の向上
- 医療業務の効率化
1つずつ見ていきましょう。
事務作業の効率化
医療の現場では受付業務や会計業務、診療報酬明細書など、沢山の事務作業があります。
これらの事務作業をAIが自動的に処理をできるようにすれば、作業が効率化ができます。
医療の精度と質の向上
医療AIが検査・診断・処置データを学習し分析・分類することで、AIも診断し、最適な治療法を提案してくれます。
医療AIと医師の2つの診断によって、診断結果のダブルチェックが可能になり、より正確な診断結果を得られます。
近年、医療機器が高性能化し、診断に用いる画像の質があがっています。
さらに量も増えており、医師の負担も増えていますが、正しい判断できる人材は不足しています。
正しい判断をするための支援をサポートしてもらうことも、医療AIに求められています。
上記のことから、重要な症状の見逃し防止や医療過誤(適切な分析や処置を誤ること)防止に繋がり、医療の精度と質が向上することでしょう。
医療業務の効率化
人間では時間のかかる分析も、医療AIでは人間よりも早く分析することができます。
医療AIが出した判断を基準にできたり、画像診断のサポートを行ってもらうことで、医師の業務支援ができ、現場の負担軽減に繋がります。
まとめ
医療AIが医療職の全てを担うことはありません。
医療には人間のコミュニケーション能力が必要であり、症例が少ないものには人間の経験や実績が必要になってくるからです。
しかし、医療AIを活用すると沢山のメリットがあります。
医療AIをうまく活用していくことで、医療現場の負担が軽減し、医療崩壊の回避や働き方改革に繋がっていきます。
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