【医師の定年は何歳?】定年制度や定年後の働き方・再就職について
医師には定年ってあるの?
定年後ってどんな働き方があるの?
みなさん、そんな疑問を持ったことはありませんか。
一般企業だったら定年制度が設けられています。
ですが医師の資格には有効期限がありません。
したがって医師は、資格がある限り働き続けることができる職業なんです。
ネットでもこんな声が上がっています。
だからといって、医師は「生涯働き続けるのか」。
ふと疑問に思った僕は、
- 医師の定年について
- 定年後の働き方
- 定年後の再就職
上記について調べてみました。
医師の定年について
医師の場合、定年は勤め先の病院や働き方によって変わります。
定年制度が定められている場合
定年制度が適用されない場合
など、それぞれの働き方による「定年制度」について解説していきましょう。
定年制度がある医師
定年制度が設けられているのは主に「勤務医」の場合です。
そもそも「勤務医」とは、病院などの組織に勤める医師のこと。
基本的に以下で定められていることが多いようです。
- 定年65歳
- 病院により、定年後5年間継続雇用(再雇用制度)あり
再雇用で働くメリットは以下ご参照ください。
- 定年後も慣れ親しんだ場所で安定した収入を見込んで働けること
- イチから再就職先を探すことなく、職場選びに時間をかけこともなくなる
再雇用を終えた後は、医師の資格を活かして勤務形態を変えて働く人が多いようです。
堅実に貯金してきた方ならスローライフをエンジョイする過ごし方も素敵だと思います。
定年制度がない場合
開業医の場合は定年制度がありません。
開業医とは、すなわち自営業にあたります。
いつまで続けるかは自分次第です。
開業医のメリットは以下ご参照ください。
- 現役で頑張るのも続けるのも自分次第
- 経営者視点で病院に携われる
また、一般の人が運営する民間病院でも定年制度が適用されない場合があります。
それは、院長などへ昇格した場合です。
病院の運営に携わることで給与・収入アップが見込めることもメリットといえるでしょう。
いち経営陣として病院を大きくするという目的があればやりがいも抜群ですね。
同じような仕事を繰り返していると、どうしてもやりがいを感じられなくなってしまいがちです。
昇給によりモチベーションもアップするのではないでしょうか。
定年後の働き方
定年後、医師を継続するのか、新たなキャリアへ進むのか、老後を楽しむのか…
過ごし方はそれぞれだと思います。
これまで通りのスタイルで働くか、
ペースを落として週数日働くか、
環境を変えて働くか。
今回は、医師の仕事を継続する場合の働き方について細かく説明していきます。
今まで通りのスタイルで働きたい
「定年後も今までと変わらず働き続けたい」という方は「常勤」がおすすめです。
常勤で働くメリットは以下ご参照ください。
- 安定した収入を得られる
- 福利厚生の充実
- 専門知識を育める
環境を変えずに安定したポジションで腰を据えて働けます。
また、「介護老人保健施設」などに勤め先を変えれば仕事内容が治療や手術台に立つよりも高齢者の健康管理がメインになります。
カラダの負担が少ない働き方ができるでしょう。
出勤数を減らして働きたい
「医師の仕事は続けたいけど負担なく働きたい」方は、「非常勤」がおすすめです。
非常勤で働くメリットは以下ご参照ください。。
- 週1~3日だけなどスポット勤務が可能
- 日勤のみ、夜勤なし
専門知識を活かしながら週数回だけと、アルバイト感覚で働けます。
カラダにも負担なく働けるのでおすすめです。
今までと違う環境で働きたい
病院やクリニックに常駐しない働き方をしたい方は「嘱託医」がおすすめです。
嘱託医のメリットは以下ご査収ください。。
- 勤務場所が変わることでスキルアップができる
- 定期診察で毎日安定した仕事量
嘱託医の仕事は行政機関などから依頼されます。
主な仕事は、施設利用者の健康維持です。
一般企業や学校などへ出向いて診察を行うこともあるので、地元地域の健康を支えるといったやりがいも感じられます。
定年後の再就職
実際に定年後に働き続ける医師はどのくらいいるのでしょうか。
令和2年 | 総数 | 70歳以上 | 60~69歳 | 50~59歳 | 40~49歳 | 30~39歳 | 29歳以下 |
総数 | 323,700 | 33,999 | 56,951 | 67,525 | 67,406 | 66,210 | 31,609 |
男 | 249,878 | 30,685 | 50,307 | 54,844 | 48,335 | 45,571 | 20,136 |
女 | 73,822 | 3,314 | 6,644 | 12,681 | 19,071 | 20,639 | 11,473 |
上記データは厚生労働省「令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」を一部抜粋したものです。
表を見ても、60歳以上の方でも医師の仕事を続ける人がいるのがわかります。
その数は決して少数とは言えませんよね。
若い時に大きな大学病院や総合病院を経験し、年齢を重ねるにつれ、小さな町の診療所へと勤め先を移すケースが多いようです。
そこで、転職を考えている方におすすめの転職サイトをご紹介します。
専任のエージェントからアドバイスを受けることができる転職サイト。
働き方を迷っている方なら特におすすめ。
プロのアドバイスを聞くことができますよ。
なんといっても豊富な求人数がポイント。
「常勤」「非常勤」「スポット」と、雇用形態別で検索できるのがうれしい点です。
※医師向けの転職サイトランキングももご参考までに。
まとめ
いくら資格に有効期限がないからといって現役の頃と同じような働き方を続ければカラダに負担がかかります。
無理して働き続けた結果、医療ミスにつながる可能性だってあります。
無理なく働ける方法を選び、自分が将来進む道を見つけていきましょう。
また、早い段階から将来を見据えることも重要です。
最適な転職時期をきちんと見極めてくださいね。