薬剤師の志望動機の書き方3選!薬局から薬局への転職の場合
薬剤師にとって珍しいことではない転職。
転職活動で一番苦戦するのは履歴書の志望動機欄という方も多いのではないでしょうか。
特に調剤薬局から調剤薬局への転職は同業種ですし、どのように書けばいいのか悩んでしまいますよね。
今回はそんな薬局から薬局へ転職する際の志望動機の書き方を紹介します。
志望動機って大切!
そもそも志望動機とは「その薬局で働きたい理由」です。
なぜ応募したのかを薬局側に納得してもらう必要があります。
doda公式サイト調べではまず履歴書の中で採用側が見るところは職歴です。
その次に見るところが志望動機です。
志望動機が採用側から重要視されていることが下のグラフからわかります。
志望動機を書く時のポイント
志望動機は応募した薬局の採用担当者に読んでもらってこその文章です。
分かりやすく丁寧に書くように心がけましょう。
一般的に200~300字程度で書くのが良いとされています。
履歴書の記入欄の大きさにもよりますが、記入欄の8割以上を埋められるように書くことを意識しましょう。
手書きかパソコン作成か悩むところですが、最近ではどちらでも構わないとされています。
どちらで書くにしても誤字脱字がないように注意しましょう。
志望動機に書くべきこと3つ
志望動機のポイントを理解できたところで、一体どんなことを書けばいいのでしょうか?
ここでは3つ紹介します。
1 なぜその薬局に応募したのか
先ほども書いたように志望動機とは「その薬局で働きたい理由」です。
なぜその薬局に応募したかをしっかり書くことが大切です。
いくら職歴が華やかでも、資格をいくつも持っていても、「働きたい!」という気持ちが見えてこない志望動機だと印象が薄くなってしまいます。
2 その薬局でやりたいこと
昨今、薬局も様々な取り組みを行っています。
・地域密着型のかかりつけ薬剤師や健康サポート薬局に力を入れている薬局
・往診同行をして医師と綿密なコミュニケーションを取っている在宅に特化した薬局
・総合病院前で薬薬連携を積極的に行っている薬局
それぞれの薬局にカラーがあります。
あなたがやりたい仕事と応募する薬局が力を入れている事柄を結び付けて書くようにしましょう。
3 どのように貢献できるか
薬局が求めている人材は「即戦力」です。
あなたがその薬局に勤めることで一体どんなメリットがあるのかをはっきりと書いておくことが大切です。
あなたの持っている資格などを書くのもいいでしょう。
研修認定薬剤師、漢方専門薬剤師、スポーツファーマシストなどの資格や管理薬剤師経験などがあれば書くのもいいと思います。
あなたの強みをアピールしましょう!
志望動機で書いてはいけないこと3つ
1 待遇について
薬剤師の転職において、給料や休暇のことが大切になってくることはよく分かります。
ただ、それだけに言及してしまうと待遇が目的で仕事への意欲がないと見られてしまう可能性が高いです。
志望動機に書くのはやめておきましょう。
2 「教えてほしい」「学びたい」という姿勢
謙虚な姿勢はいいことですが、志望動機でこれを書いてしまうと受け身な人なのかな?と思われてしまう可能性が高いです。
志望動機では前向きで積極的な姿勢をアピールしましょう。
3 インターネットの例文そのままの文章
今回の記事では例文を挙げていますが、あくまで例文です。
あなたの言葉で書くことが大切です。
面接で質問されたときにインターネットからのコピペだと答えに詰まってしまうかもしれません。
そうなると面接時の印象も良くないですし、コミュニケーション能力が低いと見られてしまう可能性もあります。
以上の3つの事柄は特に注意して志望動機を考えましょう。
薬局から薬局への転職の場合の志望動機の例文3つ
1 転勤が多い薬局からかかりつけ薬剤師に力を入れている薬局への転職
貴局が力を入れているかかりつけ薬剤師になりたいと思い応募しました。
研修認定薬剤師の資格を取得していますが、現職は転勤が多く、算定に必要な「その薬局に1年以上勤務していること」という条件をなかなかクリアすることができませんでした。
かかりつけ薬剤師の育成に積極的な貴局で働くことでより地域の方々の力になれると考えております。
さらに現職で得た様々な店舗での知識や経験を活かして患者様のサポートをしていきたいと思っています。
2 内科クリニック門前薬局から総合病院前の薬局に転職
私は様々な症例に対応できる薬剤師になりたいと思い、貴局に応募いたしました。
前職は内科クリニックの門前で、定期薬のみをもらわれる患者様が多く、限られた処方にしか触れることができませんでした。貴局は総合病院前で多くの処方箋を受け付けておられます。
これまで自己研鑽としてe-learningなどを用いて学んだことを実際の症例で活かし、様々な病状の患者様のお役に立ちたいと考えています。
また病院薬剤部との薬薬連携にも積極的に参加されていると伺いました。私もぜひ参加させていただき知識をブラッシュアップして患者様に還元していきたいと思います。
3 店舗数の少ない薬局から大手の薬局への転職
貴社で管理薬剤師としてキャリアアップしたいと思い応募いたしました。
普段の業務においては地域密着型の薬局として患者様とのコミュニケーションを密に取るように心がけてきました。
ただ、現在勤めている会社は店舗数が少なく管理薬剤師のポストも限られており、なかなか管理職の経験を積むことができませんでした。
多くの店舗を運営し、新店の開局も積極的に行っている貴社で、さらにマネージメント能力を身に着け、運営の面でも貢献していきたいと考えております。
まとめ
・志望動機は採用側から重要視されている
・志望動機を書くときは分かりやすく丁寧に
・「その薬局で働きたい理由」をはっきりと書く
・受け身な姿勢はNG
薬剤師の世界では転職は珍しくありません。
だからこそキラッと個性が光る志望動機を書くことであなたの魅力をアピールしましょう!