夜勤専従看護師は高収入で気楽に働ける?5つのメリットをご紹介
夜勤のみで働く看護師がいると聞いたのですが?
夜勤専従看護師の事ですね。そのような働き方をしている人もいますよ!
夜間のみのお仕事というと大変なイメージがありますが・・・
確かに大変な面もありますが、実はメリットも多い働き方なんですよ!
それでは内容について詳しくお話ししますね。
夜勤専従看護師の勤務内容
夜勤専従の看護師は、どのような働き方をしているのでしょうか?1日の仕事の流れや給与体系などをご説明します。
仕事内容について
通常の夜勤勤務とほぼ同じ仕事内容です。具体的には、病棟の巡回やナースコールへの対応、点滴や服薬の管理、食事の介助、排泄の介助などです。
合間をぬって看護記録などの事務作業を行います。
勤務時間について
2交代制と3交代制があり、勤務時間が異なります。1回の勤務が2交代制だと16時間程、3交代制だと8時間程になります。
2交代制の場合のタイムスケジュールをご紹介します。
16:00 | 出勤 |
16:30 | 日勤スタッフからの引き継ぎ |
17:00 | 巡回・点滴交換・バイタル測定・状態チェック |
18:00 | 夕食(食事・服薬介助、口腔ケア) |
19:00 | 巡回・点滴交換・バイタル測定・状態チェック |
20:00 | 就寝準備(トイレ・おむつ交換) |
21:00 | 消灯 |
21:30~04:00 | 巡回・おむつ交換・ナースコール対応・カルテの整理(交代で仮眠) |
05:00 | 点滴、採血準備 |
06:00 | 起床、点滴交換、バイタル測定、採血 |
07:00 | 朝食(食事・服薬介助、口腔ケア) |
08:00 | 看護記録の作成、日勤スタッフへの引継ぎ |
09:00 | 退勤 |
月に何日くらい働くのか
日本看護協会は夜勤専従者の勤務時間の上限を月144時間までと考えています。
2交代制勤務(16時間勤務)ですと月に10回程、3交代制勤務(8時間)ですと月18回程になります。
給与はどのくらいか?
同じ勤務時間で比較すると、夜勤の方が月に5万円から12万円程度給与が高くなります。
夜勤の場合常に夜勤手当が加算されますので、大きなプラスとなります。
通常勤務 | 夜勤専従 | |
平均年収 | 400~500万円 | 600万円 |
アルバイト時給 | 1,475円 | 1,800~2,000円 |
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夜勤専従看護師として働くメリット
夜間のみで働く事は、意外とたくさんのメリットがあります。具体的な内容をご紹介します。
給与が高い
先ほどもご紹介しましたが、通常勤務の看護師に比べ、給与が高くなります。
日給相場は30,000円~35,000円と言われますので、少ない勤務日数でも効率よく稼ぐ事ができます。
日中の自由時間が増える
夜間に仕事をしますので、昼間の自由時間は増えます。夜勤明けの睡眠時間を差し引いても、日中に活動できる時間はたっぷりあります。
混雑を避けて平日に出かけたり、趣味の時間もたくさん取れそうですね。
勤務日数が少ない
2交代勤務ですと月平均10回程度の出勤となりますので、通常勤務と比べ勤務日数はとても少なくてすみます。
また夜勤明けは24時間以上の休息が義務づけられており、夜勤後3連休というのも普通にあるシフトです。
連休を取りやすいので、プライベートはかなり充実しそうです。
面倒な仕事が免除される
日勤の看護師が行っているような委員会などのイベントへの参加は免除されます。
看護業務のみに専念できますので、委員会などを面倒に感じている人にはメリットでしょう。
人間関係のわずらわしさが少ない
人間関係に悩む看護師も多いですが、夜勤専従として働くことで人間関係は比較的あっさりしたものになります。
師長などの管理職は基本的には夜間帯にはいないので、引継ぎの時に顔を合わせる程度です。
また夜勤は少人数で行いますので、1人で行う業務も多く、気疲れすることも少ないです。
夜勤専従看護師のデメリット
とてもメリットの多い夜勤専従看護師ですが、勤務する上で気をつけなければならない事もありますので、いくつか注意点をお知らせします。
体調を崩しやすい
2交代の場合1回の勤務が16時間程になるため、疲れが取れにくい場合があります。
また、人によっては昼夜逆転の生活リズムになじめない場合はストレスとなるでしょう。
夜勤とはいえ仮眠の時間はありますので、適時休息を取りながら体調を整える事が必要です。
患者さんの容態が把握しづらい
夜勤専従の場合、他のスタッフや患者さんと顔を合わせる機会が少なくなります。
そのため日中の患者さんの状況が把握できない場合もあります。
業務を円滑に行うため、早めに出勤して他のスタッフと情報交換するなど、個人的に工夫されている方が多いようです。
業務上の責任が重い
夜勤中は、配置人数が少ないので、その場の状況に応じた適格な判断力が求められます。
責任者が不在の場合も多く、緊急時は自分で判断し対応しなければならないこともあるでしょう。
一人ひとりの責任が大きくなるため、ある程度のトラブルを解決できるスキルを身に着けておく必要があります。
夜勤専従の看護師に向いている人
多くのメリットがありながらも、注意点もある夜勤専従看護師。どんな人が向いているのでしょうか。
休日が多くほしい人
夜勤専従で働くと、通常勤務に比べ休日がかなり多くなります。
趣味や習い事、介護など日中にプライベートの時間を取りたい人は余暇を有効的に活用できるでしょう。
収入を上げたい
先の章でもお話ししましたが、通常勤務に比べ短時間の労働で高収入を得ることができます。
現在よりも収入を上げたいと考えている人には向いている働き方です。
マイペースに働きたい
わずらわしい人間関係が少なく、プライベートの時間が多く取れるので、マイペースに働きたい人には向いています。
とにかく自由時間が多くなりますので、夜勤明けの睡眠など自分で生活リズムを整えながら上手に過ごしていければ、充実した日々が送れるでしょう。
経験年数があり臨機応変に対応できる
すでに何年か看護師としての経験があり、緊急時にあわてず自分の判断で対応できる人にはおすすめです。
少ない人数で患者さんの看護や急変にあたりますので、スピーディーな判断と行動が必要になるため、経験年数の長さは大きな支えとなります。
夜勤専従看護師になるには
夜勤専従看護師になるために、経験年数の規定は特にありません。
しかし、夜勤は少ない人数で業務にあたりますので、病棟勤務経験は3年以上、最低でも2年程度の経験を条件としている募集が多いのが現状です。
夜勤専従は常勤の求人が少ないですので、求職の際は転職サイトや転職エージェントを利用するのがおすすめです。
自分の希望に沿った勤務先を紹介してもらえますので、日々多忙な看護師さんも効率よくお仕事探しができると思います。
まとめ
夜勤専従看護師の勤務内容
- 仕事内容は通常勤務とほぼ同じ
- 勤務時間は2交代制の場合16:00~翌日9:00頃まで
- 勤務日数は2交代制で月10日間程
- 平均年収は600万円
夜勤専従看護師として働くメリット
- 給与が高い
- 日中の自由時間が増える
- 勤務日数が少ない
- 面倒な仕事が免除される
- 人間関係のわずらわしさが少ない
夜勤専従看護師のデメリット
- 体調を崩しやすい
- 患者さんの容態が把握しづらい
- 業務上の責任が重い
夜勤専従の看護師に向いている人は
- 休日が多くほしい人
- 収入を上げたい
- マイペースに働きたい
- 経験年数があり臨機応変に対応できる
- 夜勤専従看護師になるには、転職サイトや転職エージェントの活用がおすすめ
いかがでしたでしょうか。夜勤専従看護師はすべての人にという訳ではないですが、働き方がマッチする人にはとても効率の良い勤務形態です。
興味のある方は、ぜひ一歩踏み出してみて下さい。