あなたに合った聴診器探します!選ぶ基準と価格別おすすめ聴診器
看護師には必須のアイテムの聴診器ですが、
新しい聴診器を買いたいけど、違いがいまいちわからなくて悩む。
といった方はいらっしゃると思います。
聴診器を選ぶ基準として、性能や値段、見た目などあると思います。
さらには、あのドラマであの俳優さんが使っていた聴診器を使いたいということも選ぶ基準の一つになるようです。
本記事では各聴診器の特徴から、価格別でおすすめの聴診器をご説明します。
仕事で使うものは、自分の体の一部であり、モチベーションや自信にもつながると思います。
看護職という厳しい世界で、自分の好きなものを身に着けることで少しでもやりがいや、気分が明るくなれば幸いです。
1.聴診器の特徴
初めに聴診器の構造的特徴を確認してみましょう。
聴診器といっても活躍する場所、場面はさまざまです。
現在自分の配属している場所ではどのような性能がある聴診器は必要なのかを知る必要があります。
1.シングル型・ダブル型
聴診器にはシングル型とダブル型があり、それぞれ聴診しやすい音や形状に特徴があります。
1.シングル型
引用画像:看護師通販NURSERY
特徴としては、聴診可能な面はダイアフラム面のみで、ダイアフラム面は比較的高音で大きな音の聴診に活躍します。
・血圧測定
・呼吸音
・Ⅰ.Ⅱ心音
・腸流動音
などを聴取することに優れています。
シングル型は軽量かつ、厚みも薄いためコロトコフ音の聴取の際は血圧計の腕帯に入りやすいことも特徴のひとつです。
2.ダブル型
引用画像:看護師通販NURSERY
ダブル型の特徴としては、ダイアフラム面とベル面が備えられており、用途に分けて聴診可能という点です。
高音域はダイアフラム面を使用でき、低音域にはベル面が活躍します。
・血圧測定
・呼吸音
・Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ.Ⅳ心音
・腸流動音
などを聴取することに優れています。
シングル型に比べやや重く、厚みもあるためシングル型より血圧計の腕帯に入りずらい一方で、高音・低音に対応可能です。
2.内バネ式・外バネ式
引用画像:看護師通販NURSERY
聴診器には内バネ式、外バネ式があり、現在は内バネ式で作られている聴診器が多いです。
違いとしては聴取する際に耳につけるイヤーピースをどの程度耳にフィットさせて聴診するかどうかです。
内バネ式の場合は文字通り、チューブの内側までバネが内蔵されていて、耳へしっかりフィットするように作られています。
しっかりフィットする分、耳への圧迫も強く、長時間の聴診だと耳が痛くなってきてしまうこともあります。
外バネ式はバネがY字管の外についている形をしていることで、安価で作りやすい特徴があります。
内バネ式と比べて、耳への圧迫は少ない反面、バネに自分の体や持ち物などが当たってしまいう可能性があります。
結果的に聴取の際に雑音を拾ってしまうというデメリットがあります。
2.聴診器を選ぶ基準
聴診器の選び方っていろいろありますよね。ここでは選ぶ基準を一緒に見ていきましょう。
・デザインや色で選ぶ
自分の好きな色を身に着けて仕事をすることでモチベーションや気分が上がると思います。
看護師には基本的には聴診器の色に制限はないと思います。
ですが職場により異なる場合があるので、先輩や同期などに確認してみましょう。
・自分に必要な用途で選ぶ
これは、正確な聴診を行う際ではまず考える必要があるでしょう。
例えば、小児科で勤務している方は小児専用の聴診器または、成人・小児両方を聴診可能な聴診器を使用していると思います。
また、先ほども説明しました聴診したい音によっても聴診器の選択は異なるため知っておくと良いでしょう。
例えば、循環器系などは音が小さく聞き取りづらいケースがあります。
ダブル型を使うことで正確な聴診をし異常を確認することができます。
自分に合った聴診器を選ぶにはやっぱり聴診器の特徴を知る必要がありそうですね。
・あのドラマで好きな俳優が使っていたから選ぶ
実は医療ドラマではさまざまな聴診器が登場しています。
「あの俳優が使っていた聴診器かっこよかった」と選ぶこともよいと思います。
こちらもモチベーションなどにつながることでしょう。
しかし、自分に必要な用途を無視した選択はあまりおすすめできません。
用途に合っていない聴診器を使用することで異常を見逃す可能性があることを覚えておきましょう。
コードブルーやグッドドクターなど医療ドラマは医療職だとついつい見ちゃいますよね。
好きな俳優と同じ聴診器を使ってたら思わずテンション上がっちゃいます。
3.聴診器のブランド解説
聴診器を販売しているブランドはいくつかあり、ブランドにより特徴のある聴診器を販売しています。
リットマンやケンツメディコなどは医療業界では結構有名ですね。
具体的に何がどう違うんだろう。
と思う人も多いのではなでしょうか。
ブランドの特徴をいっしょに確認していきましょう。
1.リットマン聴診器
リットマンとはハーバード大学医学部教授で循環器専門医であるデイビット・リットマンが開発した聴診器になります。
聴診器といえばリットマンといえるほどのブランドです。
愛用している方も多く、迷ったらリットマンを購入すればまず間違いはないでしょう。
・リットマン聴診器の特徴
・サスペンテッドダイアフラム機能が搭載されており、ダイアフラム面とベル面が同じ面に存在しています。
ダイアフラム面を軽くあているとベル面と同じ機能の低音域の聴取ができ、強く押し当てるとダイアフラム面の機能である高音域の聴取が可能になります。
・聴音性を上げていることで、聴診器自体が他の聴診器と比較するとやや重さがあることも特徴です。
・こんな方におすすめ
高性能なものを使用しより正確に聴診を行いたい方
人気No1で王道の聴診器を使いたい方
聴診器のダイアフラム面とベル面を切り替えなくてもよく、素早い聴診ができていいですね。
2.ケンツメディコ聴診器
ケンツメディコは埼玉県本庄市に本社を置く、医療機器ブランドで日本で制作されている聴診器になります。
・ケンツメディコ聴診器の特徴
・なんといっても信頼の日本製であり、耳につけるイヤーピースの部分も日本人にフィットするように作られています。
・世界で唯一の機能を持つステレオ聴診器を販売しており、機能としては血液の流れがより正確に聴取することができます。
・こんな方におすすめ
日本製の聴診器を使いたい方
透析患者を診ることが多く、血液の流れをより鮮明に聴診したい方
自分の耳に合った聴診器を探している方
聴診器を使っていて耳が痛いと悩んでいる人は一度手に取ってみるのもいいですね。
3.エイディ(ADC)聴診器
エイディ聴診器はアメリカのブランドで、ADスコープ聴診器を販売しているブランドで有名です。
・エイディ聴診器の特徴
・リットマン同様サスペンテッドダイアフラム機能の搭載された聴診器を販売しており、押し付けの強さで高音域、低音域の聴診が可能。
・リットマンよりやや軽量で低価格で手に入る聴診器も販売している。
・こんな方におすすめ
リットマンに近い聴音性の聴診器を低価格で手に入れたい方
リットマンでは重さが気になり、もう少し軽い聴診器を使いたい方
リットマンは価格的に手が出しづらいけど、サスペンテッドダイアフラム機能がある聴診器を使いたい方などは一度チェックしてみてもよさそうですね。
4.価格別聴診器おすすめ
次に価格帯別にどんな聴診器があるのかを見ていきましょう。
1.10000円未満
3Mリットマン ステソスコープライトウェイトⅡS.E.2454
画像引用:看護師通販NURSERY
8900¥(税込み9790¥)
高い聴音性とサスペンテッドダイアフラム機能があり、片面で高音域、低音域の聴診が可能です。
またなんといってもリットマンを1万円未満で購入できることも特徴です。
2.10000~20000円
3Mリットマン ステソスコープ クラシックⅢ 5803
画像引用:看護師通販NURSERY
15200¥(税込み16720¥)
成人用と小児用のダイアフラム面を両面に持ちます。
サスペンテッドダイアフラム機能により、片面での高音域、低音域の聴診が可能になっています。
ADC コンバーチブルカ―ディオロジー聴診器ADSCOPE 601
画像引用:ADC公式サイト
税込み14260¥
ダイアフラム面が大小両面にあり、小児用は成人用ベル面に交換可能な設計になっています。
3.20000~30000円
3Mリットマン ステソスコープマスターカ―ディオロジー2163
画像引用:3Mリットマン公式サイト
税込み28000¥
リットマンの聴診器でも最上位に位置する聴診器です。
優れた聴音性を持ち、サスペンテッドダイアフラム機能により片面での低音域、高音域の聴診も可能です。
4.30000円以上
ケンツメディコ ステレオフォネット プレミアム No.175
画像引用:KENZMEDICO公式サイト
税込み54000¥
卓越した聴診機能を持ち、音の強弱や音質だけでなく、音の広がりや動き、音源の方向などより詳細な情報が聴取できます。
5.まとめ
いかがだったでしょうか。聴診器の特徴や自分の使いたい聴診器のイメージはつきましたか?
看護師の必需品の聴診器は常に身に着けている物なので自分に合っていて、気に入ったものを選びましょう。
そして、皆さまが好きなものを身に着けて、気持ち良くお仕事ができることを願っています。
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