医師からの転職が熱い!注目すべき医療コンサルタントという職業
医師は、大変やりがいのある職業である一方で、命を扱う職業のため、体力的・精神的に負担が大きく、転職率が高い傾向にあります。
様々な理由から転職を考えることがあると思いますが、「患者様の役に立てて非常にやりがいを感じるが、今の医療提供体制に不満がある」と感じ、転職を考えたことはないですか?
勤務先を変更すれば、自分に合った医療提供体制の病院に巡り合う可能性もありますが、視野を広げて、医療コンサルタントへの転職も選択肢に加えることをおすすめします。
Contents
なぜ、医療コンサルタントを転職の選択肢に入れるべきなのか?
医学分野における高い専門性と知識を有している医師は、医療コンサルティング会社からの採用ニーズが非常に高いです。
なぜなら、医療現場での実務経験があったほうが、現場の問題点や改善策について、より実用的なアドバイスができるからです。
さらに、自身が医療機関で勤務していた時に感じた不安や疑問を、よりよい医療体制づくりに役立てることができます。
医師が異業種へ転職をするということは、珍しいと感じる方も多いと思いますが、医療コンサルティング会社からは注目されているのです。
医療コンサルタントとは
では、そもそも、医療コンサルタントとはどのような職業なのでしょうか?
主に、医療機関の経営に関する問題や管理上の課題を解決するための対策を考え、その実施を支援する職業です。
コンサルタントと聞くと、医師の仕事からかけ離れているように感じるかもしれませんが、クライアントは同じ医療関係者なので、医療機関で自身が抱えていた疑問を対策に組み込むことができると考えれば、身近なものに思えてきませんか?
医療コンサルタントの役割
現代の日本は、高齢化の加速により、医療の需要も高まり続けています。一見、需要があるのなら経営に問題は起こらないのではと思われるかもしれません。
しかし、人件費の圧迫や診療報酬から得られる利益の低下によって、経営に問題を抱える医療機関は少なくないのです。
医療コンサルタントは、医療分野・マネジメントの専門家として、効率的で持続可能な経営を実現するために、医療機関をサポートします。
それにより、安定した医療を提供できる社会づくりに貢献し、間接的に患者をサポートするという大事な責任を担っています。
医療コンサルタントの業務内容
クライアントの相談に乗り、解決策を考え、支援していくのが医療コンサルタントの業務です。相談は、人事管理や財務状況の見直し、開業に関するサポートまで多岐にわたります。
医療機関の現状を分析し、経営を立て直したり、非効率な業務の無駄を改善したりするために、有効な対策を提案することが必要です。
その場しのぎの対策ではなく、将来を見越した対策を考えることが大切になってきます。
医師として、患者の訴えから、どの病気の症状なのか診断を行い、適切な治療方法により症状を改善していくという業務に、どこか共通している部分があるように思いませんか?
医師から医療コンサルタントへ進む最大のメリット
最大のメリットは、経営、マーケティングの知見を深めることができることです。将来、自身の病院を開業する場合には、外部にコンサルティングを依頼しなくても自身の経験で運営することが可能となります。
「医師」→「医療コンサルタント」→「開業医」というキャリアを歩むことは、賢い選択の一つと言えるのではないでしょうか。
コンサルタントにも向き不向きはある
これまで、医療コンサルタントをおすすめするポイントについて、説明してきました。しかし、コンサルタントの仕事は、医師と同様プロフェッショナルな業務のため、仕事への価値観や生活スタイルによっては向き不向きがあります。
分かりやすいように、表にまとめてみましたので、医療コンサルタントを転職の選択肢とする際の参考にしてみてください。
向いている人 | 向かない人 |
・何事にも興味を 持って全力で取り 組める人。 | ・自身で事業をガンガンやりたい人。(あくまでも裏方のため) |
・睡眠時間やプラ イベートの時間を削って仕事をするのが平気な人。 | ・仕事はほどほどでプライベートを楽しみたい人。 |
・プレッシャーが高くてもそれを楽しめる人。 | ・仕事とプライベートをはっきり区別したい人。 |
まとめ
転職を考える際に、ぜひ選択肢に入れてほしい医療コンサルタントについて、紹介してきました。
・医療コンサルティング会社からの採用ニーズが非常に高い。
・医療現場での経験を生かして、医療機関をサポートすることにより、安定した医療を提供できる社会づくりに貢献できる。
・経営・マーケティングの知見を深めることができ、開業時には、自身の経験で運営が可能。
以上のことから、転職する際の選択肢の一つとして検討することをおすすめします。
ただし、コンサルタント業には向き不向きもあるため、自身の転職したい理由や、価値観、生活スタイル等から総合的に判断してみてください。
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