薬剤師に向いているMBTIとは!?性格分析による適性を解説

最近よく耳にするMBTI。

自分の性格を判断してくれるようだけど・・と曖昧な情報で止まっている方も多いのでは？

この記事ではMBTIについて解説しながら、薬剤師に向いている性格タイプについてご解説します。

薬剤師ってどんな人が向いている？

「仕事がうまくいかない。もしかしたら、薬剤師に向いていないのかな？」

「今の仕事内容に魅力を感じない。もっと自分に合った仕事があるのかも・・」

そう思うことありませんか？

薬剤師は薬を通じて人々の健康を守る、重要でやりがいのある仕事です。

その反面、肩にのしかかるプレッシャーも相当なものです。

自分に適性があるのか・・今の仕事を続けていくのか・・と迷うこともあるかもしれません。

そもそも、薬剤師に向いている人ってどんな人なのでしょうか。

薬剤師にむいている人

薬剤師に向いている特性としては下記の4つが挙げられます。

・コミュニケーション能力が高い人

・責任感が強い人

・知識を高めるために勉強を続けられる人

・几帳面で細かい作業が好きな人

コミュニケーションが能力が高い人

薬剤師は人とかかわることが多い仕事と言えます。

患者へ服薬指導では、丁寧に患者の話に耳を傾ける姿勢が大切です。

また、医師や看護師を中心としたコメディカルスタッフとコミュニケーションをとる場面が多くみられます。

責任感が強い人

正しく薬が使われているか管理をするのが薬剤師の仕事の一つです。

そのため、医師からの処方に問題はないか、常に目を光らせておく必要があります。

疑問点があれば、疑義照会をし、適切な薬を患者へ届けます。

患者に対してのフォローも必要。

服薬後の変化や副作用の有無を確認していきます。

そのため、責任感が強く、自分の仕事を全うできる人が向いています。

知識を高めるために勉強をし続けられる人

日々進歩する医療。

薬剤師の仕事をする上で、知識のアップデートは必須です。

国家資格を取得したら、ゴール！ではないのが、薬剤師。

就職後も学び続けることが必要です。

几帳面で細かい作業が好きな人

調剤は少しのミスでも患者の健康を害する可能性があります。

また、細かい作業も多く、根気のいる仕事です。

そのため、几帳面で細かい作業が好きな人に向いているといえます。

MBTIと16タイプ性格診断（16personalities）について

最近MBTIという言葉を聞くことが増えてきました。

MBTIとはユングのタイプ論をもとにした、世界45カ国以上で活用されている国際規格に基づいた性格診断です。

MBTIは単に性格を診断したり、適性がある職業を判断したりするのではありません。

思考パターンを認知して、自分と周りの人への理解を深めて、よりよい人間関係の構築に役立てていくことを目的としています。

ビジネスの場ではリーダ養成やチーム作りなどの研修の場で活用されています。

類似する性格診断ツールとして、16タイプ性格診断（16personalities）があります。

16タイプ性格診断はオンライン上でも診断することができ、手軽なことが特徴です。

一方で、公式なMBTIは一般社団法人日本MBTI協会によって管理されているのに対して、16タイプ性格診断は、MBTIとは関係がなく、信頼性保証や公認資格制度はありません。

MBTIと16タイプ性格診断は用途に合わせて選択しましょう。

性格診断の方法について

MBTIも16タイプ性格診断のいずれも、これからお伝えする4つの指標を中心に診断をしていきます。

指標ごとにタイプが２つあるので、複数の質問を通して数値化し、どちらの傾向が強いかを判定します。

そして、これらをかけ合わせて16種類の性格タイプに分類します。

内向（E）⇔外向（I）

エネルギーの向きが外に向いているか内に向いているかを評価します。

【質問例】

・初対面でも積極的に話しかけますか？（E）

・1人で過ごす時間でエネルギーが戻りますか？（I）

感覚（S）⇔直観 （N）

情報のとらえ方が現実重視か未来重視かを評価します。

【質問例】

・詳細な事実・データを重視しますか？（S）

・未来の可能性やアイデアを考えるのが好きですか？（N）

思考（T）⇔感情（F）

判断スタイルが論理か価値観かを評価します。

【質問例】

・決断時、合理性に重きを置きますか？（T）

・決断時、周囲の感情に配慮しますか？（F）

判断（J）⇔知覚（P）

行動の進め方が計画型か柔軟型かを評価します。

【質問例】

・計画を立てて進める方が安心しますか？（J）

・状況に合わせて柔軟に動く方が好きですか？（P）

16種類の性格タイプ一覧

MBTIでは専門的な知識を持つMBTI認定ユーザーのサポートを受けながら、回答した答えから性格タイプを分析していきます。

16タイプ性格診断テストの場合は、サイトなどによっても異なりますが10数個～90個程の質問を通して判断します。

ここではオンラインなどでも簡単に診断できる 16タイプ性格診断テストをもとに性格タイプをご紹介します。

分析家グループ

直感型(N)と思考型(T)に当てはまる性格タイプ。

知性豊かで、合理性と公平さを大事にします。

INTJ（建築家）	INTP（論理学者）	ENTJ（指揮官）	ENTP（討論者）
独創的で戦略的。長期的視点で業務改善を図るタイプ。研究職や管理業務で力を発揮します	理論的思考が得意で、専門知識を深める探究心が強い	リーダーシップがあり、チームを統率。組織的な運営や経営面で活躍	創造的で柔軟。新しい提案や効率化を楽しみながら進めるタイプ

外交官グループ

直感型(N)と感情型(F)に当てはまる性格タイプ。

共感力があり、外交術に長けている情熱的な理想主義者。

INFJ（提唱者）	INFP（仲介者）	ENFJ（主人公）	ENFP（運動家）
共感力と洞察力に優れ、人の心理的支援にも強い	理想を重視し、一人ひとりに寄り添う姿勢が魅力	人を導く力があり、教育・研修やチーム育成で活躍	情熱的で明るく、コミュニケーション能力を生かして人と信頼関係を築く

番人グループ

現実型(S)および計画型(J)に当てはまる性格タイプ。

実用性や秩序·安定·安全へのこだわりがあります。

ISTJ（ロジスチャン）	ISFJ（擁護者）	ESTJ（幹部）	ESFJ（領事）
几帳面で正確。手順や規則を守る堅実なタイプ。	誠実で思いやりがあり、丁寧な対応が得意。信頼される	実務力と統率力に優れ、部署のマネジメントを支える	協調的で温かく、チームワークを重視。人との会話にも安心感を与える

探検家グループ

現実型(S)と探索型(P)に当てはまる性格タイプ。

柔軟で、独創性に富み、気の向くままに行動します。

ISTP（巨匠）	ISFP（冒険家）	ESFP（エンターテイナー）	ESTP（起業家）
冷静な観察力と実践的対応力を持ち、色々な場面で柔軟に動ける	穏やかで協調的。人に合わせた優しい対応を好むタイプ	社交的で明るく、接客の現場で力を発揮	行動力があり、即断即決。新規事業など動きのある環境に適性

薬剤師に向いているのは性格診断ではどんなタイプ？

薬剤師に向いているMBTI診断タイプとしてよく挙げられるのは、ISTJ（管理者）や ISFJ（擁護者）、INFJ（提唱者）です。

これらのタイプは、薬剤師求められる能力である、責任感が強いことや細かい作業が苦にならないこと、人に気を配れること長けていると考えられています。

薬剤師の職場

「あれ、やっぱり適性がないかもしれない・・」

性格診断をしたら余計に不安に・・なんてことあるのではないでしょうか。

しかし、薬剤師の仕事は多岐に渡るため、限られた性格タイプだけに適性があるというわけではありません。

ここで薬剤師の働き先ごとに必要な特性を解説します。

病院

病院で使用する薬剤の管理、患者への服薬指導。

点滴や注射薬、抗がん剤なども扱うため、深い知識ときめ細かい対応が求められます。

場所によっては夜勤もあるため、勤務時間に合わせられる体力も必要です。

薬局

処方箋に応じた調剤、来られた方へ服薬指導、服薬後のフォローを行います。

最近は、自宅訪問をし地域高齢者への薬剤管理も行うところ増えました。

地域医療チームとして、医師や看護師との連携も重要視されています。

服薬後のフォローはきめ細かい聞き取りが必要になるため、丁寧に人の話を聞くことができる能力がとても大切です。

お子さんからお年寄りまで、様々な方が来られるので、年齢層に合ったコミュニケーションも必要です。

ドラッグストア

主な仕事は、調剤や医薬品の紹介などです。

店舗の管理も行うため、接客やレジ打ち、在庫管理なども業務に含まれます。

明るく気持ちの良いコミュニケーションやお客様への柔軟な対応が求められます。

製薬会社

医薬品の管理や情報提供、品質管理、研究開発などを行います。

常に、医療・薬学の進歩に合わせた知識のアップデートが必要で、勉強熱心でコツコツと知識の蓄積ができる人が向いています。

このほかにも薬剤師が働く場所としては、保健所、大学、研究職、など多くあります。

どの職場で働くかによって、薬剤師として求められる特性は異なります。

まとめ

MBTIをはじめとする性格診断は自分や周りの人たちをよく知るための機会として大変有効と言えます。

診断を通して、自分を客観的に観察し、自分の特性を受け入れることが大切です。

また、その過程で、現在の仕事への不安や不満に関しても明確化できるかもしれません。

将来的なキャリアプランを考えるのにも役立つはずです。

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