【介護医療院】への転職は◎《やりがいある看護師の役割を求めて》

 

あなたの勤務先は「病院」ですか?

  看護師として、もっと患者にちゃんと向き合いたいと感じていませんか?

  仕事の内容が自分の求めていたものではなく、これから先どうしようか悩んでいませんか?

もしあなたが以下のように考えるタイプで、今転職を考えているなら、「介護医療院」を検討してみることをおすすめします。

診療の補助ばかりを、あれこれとやらされるだけの職場はつまらない
看護師として患者ひとりひとりの状況に、もっとじっくり向き合いたい
救急時の対応や頻繁な人の出入りに振り回されて、仕事を寸断されたくない
異なる職種の仕事仲間と協力しながら、患者により良いケアを提供していきたい

チームで協力しながら、患者に長く寄り添う

「介護医療院?なに、それ?」「介護施設なの?医療機関なの?」と疑問を持つ人もいるでしょう。

無理もありません。6年もの猶予期間を経て昨年ようやく本格的に動き出した、比較的新しい仕組みなのです。

それまでの介護療養病床が制度廃止となり、そこで生活していた患者の療養生活の受け皿のひとつとして誕生しました。

そこにいるのは、医師と看護師だけではありません。

薬剤師、介護福祉士、理学療法士らリハビリ関連の専門職員、栄養士、放射線技師、介護支援専門員(ケアマネジャー)などと一緒に、ワンチームで働きます。

患者というよりも「入居者」が必要としている『長期療養のための医療』と『日常生活上の世話』、その両方を提供するサービスと言えます。

”様々な職種の人たちと協力しながら、長期的かつ継続的な医療を必要としている要介護高齢者に、長く寄り添っていくことができないか・・・”

そう考えるあなたのような看護師さんにとって、介護医療院は、いい職場になるでしょう。

医療・介護の両方のニーズに対応

医療・介護の両方のニーズがある高齢者は、今後さらに増加することが見込まれます。

そんな中、介護保険法上の介護保険施設でありながら、ただ「介護ニーズ」に応えるだけではない介護医療院は注目です。

新しいタイプの医療施設として、医療法に基づく「医療ニーズ」さらには「看取りニーズ」にも応える点が、従来型の介護保険施設とは大きく異なります。

医療と介護のどちらに重点が置かれているかによってⅠ型とⅡ型があり、人員の配置基準が職種ごとにしっかり定められています。

Ⅰ型従来の「介護療養病床」(療養機能強化型)に相当医療が強化されたサービスを提供医師は、配置基準48:1で、宿直義務ありより重度なケア向け
Ⅱ型従来の「老人保健施設」、あるいはそれ以上介護を中心とするサービスを提供医師は、配置基準100:1で、宿直義務なしやや軽度なケア向け

医師の配置基準が異なるのに、看護師の配置基準はどちらも6:1(入居者6人に対して看護師1人)。

ですから、医師の宿直義務の有無も考慮して、看護師としてどう働けるのか/働きたいかを考えることができます。

ちなみに、よく対比される「療養型病院」は基本的に病院もしくは診療所です。検査や投薬・注射など医療的措置の必要性が高い患者を対象とする施設です。

それに対して「介護医療院」は、介護度が高く長期的な医療ケアが必要な高齢者に、日常的な医学管理と生活の介護サポートを一体的に提供する施設なのです。

キーパーソンとしての役割・やりがい・報酬

「入居者」に寄り添っていく中で、特に「看取り」までのニーズに応えていくためには、常勤の医師・看護師は不可欠です。

医療面でかかわるケアチームにおいて、看護師は、時に医師に代わるキーパーソンとしての役割が期待されそうです。

役割とやりがい

介護医療院における看護師としてのやりがいは、以下のような役割に見出すことができるでしょう。

医療・介護の両方の性格を持ち合わせている職場なので、高齢者介護と看護に関する幅広い知識を身に付けることができる
整った医療体制の中でターミナルケアにも携わっていくため、スキルアップにつながる
医師の配置基準等がⅠ型・Ⅱ型で異なるのに対して看護師は同じなので、働き方の違いを考慮して選択ができる
入居者の日常生活に密着してサポートするため、他業種のメンバーと幅広いコミュニケーションをとりながら仕事ができる
地域と交流し、開かれた施設として貢献するために、自治体とも連携してサービスの質を向上させていくことができる

報酬

すべての人にとって重要なポイントとなる報酬に関しても、他の介護施設に比べて決して悪くないようです。

特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)455,491円
介護老人保健施設469,573円
介護医療院460,520円
通所介護(デイサービス)375,327円
通所リハビリテーション417,917円
特定施設入居者生活介護(有料老人ホームなど)438,206円
小規模多機能型居宅介護390,028円
参照:厚生労働省老健局老人保健課
令和5年度介護事業経営実態調査結果

まとめ

「介護医療院」は、看護師にとって、以下の点で非常に魅力のある転職先と言えるでしょう。

新しい転職先として注目されている
医師だけではなく、様々な職種のスタッフと協力しながら仕事ができる
医師に代わって医療面におけるキーパーソンの役割を担うやりがいを持てる
自治体と連携したサービスを通して地域貢献ができる
報酬面も決して悪くない(むしろいい方かも)

新しい仕組みの中で自分がフロンティアになる!という意欲にも応えてくれそうな期待感がありますよね。

さあ、立ち止まって悩んでいても何も変わりません。前を向いて、新たな一歩を踏み出しましょう!

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頑張ってください。応援しています。

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